2022年1月8日土曜日

2022.01.08 土曜観察会

 晴れ 参加者4名

今日の大池です。一面氷が張っています。

中央に丸く凍っていない部分があり、その周囲にカモたちが集まっています。

まるで円卓会議のようです。




今日はカモ類が10種類見られました。中にトモエガモが混じっていました。

トモエガモはオスもメスも氷の上に姿勢良く立って、まるで見てくれと言わんばかりでした。


トモエガモ(左♂、右♀)yamasanaeさん撮影

先月紹介したヌルデの実は残りあと僅か。鳥たちが次々にやって来て実をついばんでいます。ヌルデ・レストランが閉店する前に是非見に行ってみてください。

左上から時計回りに、ツグミ・メジロ・ヒヨドリ・ジョウビタキ♀

観察路では何度もルリビタキに出会いました。青い鳥に出会えるとなぜか嬉しくなります。


ルリビタキ♀

アシ原ではアオジ、ホオジロ、シジュウカラをよく見かけますが、今日はメジロとエナガを見つけました。エナガはアシにつくカイガラムシを食べていました。

 

笹ヤブの中から大きな鳴き声が聞こえてきます。鳴き声の正体はガビチョウでした。ガビチョウは中国大陸から来た外来種で、河川敷や里山の笹ヤブで爆発的に増えています。余りにさえずりがうるさいので、日本の里山の風情には相応しくありません。2羽で飛び出してきたあと、さらに2羽出てきたようです。

この春はやかましくなるかもしれません。


左:カイガラムシを食べるエナガ
右:2羽のガビチョウ

猛禽類も活発に動いています。大池の上ではオオタカがカラスに追われていました。稲荷谷津ではハイタカが低く飛びました。空を見上げていたらトビが次々とやって来ます。トビは同時に7羽を数えました。猛禽類が出るのは嬉しいのですが、小鳥が静まり返ってしまうのは困ったものです。


杉の梢にはノスリが止まっていました。後にノスリは2羽で旋回していました。1月も後半になるとノスリのディスプレイ飛行が始まります。ディスプレイ飛行とは、相手に自分の存在を誇示する飛び方のことです。つがいの相手には求愛を意味し、つがい相手以外に対しては縄張り宣言を意味します。波状飛行、急降下&急上昇、2羽で旋回・上昇して絡まりながら降下するなど、見た目が地味なノスリとは思えないとてもダイナミックなディスプレイ飛行をします。



上段:トビ
下段:ノスリ

今日は雪の上に残ったタヌキやウサギの足跡を踏みながら一周しました。大雪が降ったあとの晴天は、鳥たちを活発にさせるようです。鳥三昧のしあわせな一日でした。


観察路は一部滑りやすい所がありますので、足元をしっかりと確かめながら歩きましょう。

byはいたか


【今日の野鳥】

オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、オオバン、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 43種+ドバト、ガビチョウ




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