2021年6月26日土曜日

6/26 土曜観察会

晴れ 参加者9人


朝駐車場に着くとガビチョウが小さな植え込みの中で煩いくらい鳴いていました。探してみると、植え込みの中に複数いるようで姿を見ることができました。

谷津に入ると木の上にサシバが休んでいました。メスのようで、繁殖が上手く行っているのか気になる。

先週まで鳴いていたオオヨシキリは静かになってしまった。池のカイツブリは4羽いるようで、繁殖していないようだ。

久しぶりにカワセミが2羽見ることができた。

他の野鳥も動きが少なく雑木林の中は静かだった。 


シロツメクサの花にベニシジミとキマダラセセリが一緒に吸蜜していました。

【観察した野鳥】カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、ホトトギス、サシバ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ホオジロ 18種+コジュケイ、ガビチョウ

2021年6月19日土曜日

6/19 土曜観察会

 雨 参加者2名



朝から雨で、第3週の土曜日は日本野鳥の会との共催の探鳥会ですけれど、探鳥会への参加者がいなかったので中止にしました。土曜観察会の参加者と雨の中池の西側の湿地までの短縮コースを回ってきました。

米作りに池の水を使い始めたのに、雨があまり降ってこなかったので、池の水位がどんどん下がってしまい、池の底が見えてきました。

二週間前まで池の水面に広がっていたヒシがザリガニの食害で急速に減り始めていいました。

先週鳴き声が聞こえなかったオオヨシキリが囀っていました。

星の多いナミテントウがいました。ナミテントウは色と星が多様で面白い虫です。

【観察した野鳥】カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ホトトギス、オオタカ、サシバ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ホオジロ 19種+ドバト

2021年6月13日日曜日

6/13 月例テーマ観察会「アリ」

月例テーマ観察会「アリ」は、鈴木浩二郎さん(近藤蟻蜘蛛研究所)とお仲間の3名が講師をして下さり、子ども19名・大人23名の参加となりました。

気温は夏日でしたが里山の爽やかな木陰の微風が心地よく楽しい観察会となりました。

ハチとアリは同じ仲間、進化の過程はハチが先に現れ陸上に生活を始め、後から発生したアリは土中に潜っての生活となりました。の為、アリの視力は弱く明かりがかすかに見える位、その代わり大きな触角を持ち、フェロモンという物質を出し仲間に知らせ集団行動を取って威嚇できます。

こんなアリの面白い話を聞いて興味は津々となりました。


里山に移動途中の事です。コンクリート道の丁度真ん中に穴があり、羽を付けた沢山の大小のアリが忙しそうに出入りをしています。

結婚のための飛行開始体制に入った「サムライアリ」です。年1回子孫を残すため羽を出して空中に飛び立ったオスは、フェロモンを出して同じように他の巣から飛び立った、これから女王と成るべくメスを呼び寄せ結婚をするのです。

偶然にも大変珍しいアリの結婚行動に出くわし皆で暫く観察しました。

しかもこのサムライアリ、侍とあって武器である大顎を持ちますがエサは自分では採らずクロヤマアリの働きアリに養ってもらい、クロヤマアリの繭を盗みに行くことから「狩りするアリ」とも言われています。


次に土手下の道路脇をうす黄色のアリです。よく観察すると腹部はハート型で先端が尻上がりになっており名前の通りキイロシリアゲアリでした。

更に進んで平地で陽の当たる三角広場では、クロナガアリが誘因用に置かれたカゼクサのタネに集まり始めていました。本来、タネの多い春と秋に出現するアリです。クロナガアリはタネを主食としたアリで地中深く3~4mもの巣を作って生活しています。巣に運ばれたタネはクロナガアリの体液でコーティングされ決して芽が出ることはありません。小さなアリのすごい力に圧倒されます。

その隣では最もよく見られるアミメアリの帯のような行列です。地面だけでなく樹木の幹を集団で餌に向かって移動しています。杉の大きな幹の隙間を出入りしていたのは腹部に薄い黄色の斑点や縞が4つあるヨツボシオオアリ。


山道の土や朽ちた木、樹木を住み家とするアリを十分堪能して次は竹林の広場に移動しました。倒れた竹が大小朽ちかけています。竹を割って開くと沢山の幼虫や卵、サナギと共に様々なアリの巣を見つけました。ムネボソアリ、アズマオオズアリ、クロクサアリ、ヤマトアシナガアリ、トビイロケアリ等がいました。


アリは暗い土の中ばかりでなく、木の幹、朽ち木、落ち葉の下、古い竹の中を利用して自然の中でたくましく生きていました。

日本には約300種のアリがいるそうですが、今回の観察会では短い時間の中で16種のアリを発見してその多様さに驚きました。

私たちも参加人数が多くアリの如くの行列をなしての観察会でしたが4名の専門家による丁寧な解説を頂き新緑の里山でとても有意義な時間を過ごすことができました。心より感謝申し上げます。

(文・写真:Tanoue)

2021年6月12日土曜日

6/12 土曜観察会 

 曇り時々晴れ 参加者 15名

梅雨入り宣言はまだ出ていませんが、梅雨の晴れ間の様な天候。今日は 3 組の親子も加わり、 賑やかな観察会となりました。

田植えの活動を 行っている会員グループの皆さんの向こうにサ シバの飛翔を見ました。そして特徴あるオオヨ シキリに加えて大池ではカイツブリ、周回後半 ではキビタキの美しいさえずりを聞くことがで きました。

クリの花が今は満開、風媒花の形式の花序ですが実際は虫媒花ということです。わくわくの森ではクリの花に来ているミドリヒョウモンを観察することができました。

【観察したチョウ】 ダイミョウセセリ、アオスジアゲハ、モンシロ チョウ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウ、ウラゴ マダラシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、キタテハ、 メスグロヒョウモン、ミドリヒョウモン、コミスジ、コムラサキ、ヒメウ ラナミジャノメ、コジャノメ、ヒメジャノメ、ヒカゲチョウ、サトキマ ダラヒカゲ 20 種 
【観察した野鳥】キジ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、アオサ ギ、チュウサギ、ホトトギス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、 シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、オオヨシキリ、 ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワ ラヒワ、ホオジロ 22種+コジュケイ

2021年6月5日土曜日

6/5 土曜観察会

 くもり 参加者15名


雨の後の知ったりとした美しい緑の中を歩きました。

小さな子どもたちが沢山参加してくれました。初めての里山で昆虫やカエルを見て楽しそうでした。

自然観察会が初めての保護者もいて、素足にサンダルといった雑木林に入るには無防備な様子は気になりました。

小学校や幼稚園で配られる会のこどもちらしには、帽子、長袖、長ズボン、長靴の着用をお願いしています。

街の中の公園と違って、上や横から枝や虫、下にははマムシなどがいますし、雨上がりには草にいっぱい雨水がついていたり、道が滑りやすいなど危険がいっぱいなので野外活動には万が一を想定したそれなりの自己防衛が必要です。

特に子どもたちは、地面に近い空間にいるので保護者が注意して欲しいものです。



早くも子連れの野鳥が動き始めています。嘴の横が黄色い小スズメが親の後について餌を探していました。

クリの雌花は房のように伸びた雄花の下に小さなイガを準備して着いています。

コナラにオトシブミができていました。

イボタノキにウラゴマダラシジミも見ることができました。

【観察した野鳥】キジ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、チュウサギ、ホトトギス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、オオヨシキリ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 22種+コジュケイ