2020年8月29日土曜日

2020.08.29 土曜観察会

  晴れ 参加者10名(インターンの学生さん3名含む)

 終了時に計測された温度は33.8℃だったようですが、暑かった。

 暑さを避けてか、アカボシゴマダラの幼虫は仰け反り、ショウジョウトンボはシャチホコ立ち。

  
(写真をクリックすると大きくなります。以下同じ。)

 セミは、ツクツクボウシが目立ちましたが、良く似ているのは、ヒグラシ。見比べると、ツクツクボウシの方が眼の間が広いので、頭が大きくみえるのですが、どうでしょう。

  

 今日は、秋の花も目立ちました。オミナエシやワレモコウは懐かしいですね。

  

 このほか、赤米(古代米)、ホウキタケの類も、印象深かったです。

  


【観察した蝶】 ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、キマダラセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ、キアゲハ、ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、キタキチョウ、モンシロチョウ、ウラギンシジミ(成虫、蛹)、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ルリシジミ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、キタテハ、アカボシゴマダラ(成虫、幼虫・特定外来生物)、ヒメウラナミジャノメ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメジャノメ、コジャノメ、クロコノマチョウ 26種

      

【観察した蛾】 キスジホソマダラ、トサカフトメイガ(幼虫)、ホシヒメホウジャク(幼虫)、コシロシタバ、キシタバ 5種

By Sa-kaさん

【観察した蜻蛉】 オオアオイトトンボ、アジアイトトンボ、ギンヤンマ、オオヤマトンボ、ナツアカネ、ノシメトンボ、マイコアカネ、コシアキトンボ、ウスバキトンボ、シオカラトンボ 10種

 

【その他昆虫】 ハネナガイナゴ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、コクワガタ、カナブン、カシルリオトシブミ 10種 追加 オオカマキリ、スキバツリアブ、オオヒラタシデムシ、ムモンホソアシナガバチ

翅が後脚の膝より長く、翅が端に向かってやや幅広

【観察した植物】 オモダカ、ヤブラン、ヤブミョウガ、ヤブカラシ、ヌスビトハギ、ヤハズソウ、ヤマハギ、メドハギ、クズ、ヒメキンミズヒキ、キンミズヒキ、ワレモコウ、ミソハギ、ヘクソカズラ、マルバルコウ、キツネノマゴ、アレチハナガサ(生態系被害防止外来種)、シラヤマギク、キクイモ、オミナエシ 20種

  

【その他】 ヌマガエル(生態系被害防止外来種・国内由来)、ニホンアカガエル、ホウキタケの類、赤米(古代米)

【観察した野鳥】 カイツブリ(親子)、キジバト、アオサギ、サシバ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、メジロ、ムクドリ、スズメ 10種+コジュケイ




2020年8月22日土曜日

2020.08.22 土曜観察会

晴れ 参加者

少し気温が低めでしたが真夏日なので暑いことに変わりはありませんでした。アブラゼミやミンミンゼミに混じってツクツクボウシが鳴いていました。

宍塚の里山には昆虫、クモ類、両生類、野草など多様な生き物が溢れていました。ジョロウグモの巣にかかったヒグラシの肉をムモンホ ソアシナガバチが肉団子にしているところに出会ったりと、色々なものに目を奪われてしまい立ち止まるので予定時間がどんどん過ぎてしまいました。

今年の夏は野鳥が非常に少ない印象で何があったのでしょう。毎週観察会に来ているのに、色々な出会いがあって飽きることがありません。
スジグロシロチョウ

【観察した野鳥】カルガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ハシブトガラス、ツバメ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ 11

2020年8月15日土曜日

2020.08.15 土曜観察会

 晴れ 参加者10名

毎月第3週は日本野鳥の会茨城県との合同探鳥会を兼ねての土曜観察会です。

6月までは新型コロナ感染症対応のため探鳥会は中止で、7月は梅雨の雨だったので、探鳥会は久しぶりということで、猛暑で熱中症アラートが出ていましたが参加者が多くなりました。

開始時の気温は30度で、終了時は33度、林の中は日陰ということもあり、無理なく自然観察をすることができました。

谷津の入り口には田んぼの学校の皆さんが作った案山子が出迎えてくれました。

小川の縁で小さなヒバカリが大きなアカガエルに食らいついていました。こんな大きなカエルを飲み込むことができるのでしょうか。近くには小さなヌマガエルが沢山いるのに、ちょっと欲張りのようです。

池の堤防の下のオニバス池の跡の泥の上にアライグマの足跡が残っていました。大発生しているアメリカザリガニを食べに来たようです。

林の中ではアブラゼミやヒグラシの声に混じってツクツクボウシの声も聴こえました。

今年も腹にセミヤドリガの幼虫に寄生されたニイニイゼミを見ることができました。3匹もセミヤドリガに寄生されて重くないのでしょうか。

林の中でヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、メジロ、コゲラが集まったカラの混群に遭遇しました。普通は冬に見られるカラの混群を8月の半ばに見るのは初めてです。

展望台の近くの空き地に例年のようにスズメの泥浴び場ができていました。この場所がお気に入りのようです。近くには蟻地獄があって大きさの違いを見ることができます。

【観察した野鳥】
カルガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、サシバ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ 19種+コジュケイ

 

2020年8月8日土曜日

2020.08.08 土曜観察会

 曇り 参加者4名

谷津に向かう途中の道でアカネズミと遭遇しました。お互いにビックリして一瞬フリーズしてしまいました。アカネズミがを開けた場所で見るのは初めてでした。

気温が低めだったのでヒグラシの大合唱がアブラゼミとミンミンゼミの声を圧倒していました。ツクツクボウシも鳴いていました。

クロバネツリアブのホバリング

キボシカミキリ

ガガイモの花が咲いていました。

クサギの花も咲いていました。クサギというように臭いのですが、最近の若い人の中にいい匂いと感じる人もいるようです。ヘクソカズラもそのような傾向があるようです。

薄紫が普通のヤブランですが、白い花の株がありました。

柱が腐って倒れていた宍塚の看板が支柱を追加して立ち上がっていました。

【観察した野鳥】カイツブリ、キジバト、ダイサギ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ 14種+コジュケイ、ガビチョウ

2020年8月2日日曜日

ハチ観察会



8月2日      ハチ観察会

講師  久松正樹さん(ひさまつまさきさん)
    元茨城県自然博物館

参加者 大人40名 子ども31名

天候  晴れ

子ども達と虫取り網でハチを捕まえて、
久松先生に名前や特徴を教えてもらいました。

その場で採取した虫を観察。
ハチと、アブ・ハエ・蚊は別な仲間で
ハチは4枚の羽があり、アブ等は2枚の羽
だそうです。

次の写真は、
とっくりバチの巣。
参加してくれたお友達が見つけました!




ドロバチの巣を久松先生が解体。
中にはハチの幼虫と、そのエサになる虫もたくさんいました。エサとなる虫は、毒で麻痺させられて運ばれるそうです。

また、ドロバチの巣は奥から作られます。
奥の幼虫から先に成虫になったら困りますよね。
そのため、奥には成長に時間のかかるメスの卵を、出入り口付近はオスの卵を産むそうです。






 上の写真は、5月に仕掛けられたトラップ。
ここの中にドロバチが巣を作ります。
お母さんハチがお世話しにやってくる様子も観察できました。

2020年8月1日土曜日

2020.08.01 土曜観察会

晴れ 参加者12名


ようやく梅雨が開けて青空が見えたので、暑かったのですが多くの参加者が集まってくれました。

観察路はさわやか隊の皆さんが草刈りをしてくれているので、歩きやすく快適でした。

大池の水は梅雨の雨で満水状態でイナリ谷津湿地の中まで水位が上がっていました。

池の縁にもアメリカザリガニがうごめいていて、池の中の水草は根こそぎ食われてしまっているようです。


上空にミサゴが現れました。よく見ると魚を持っていました。大池にも時々ミサゴが目撃されているので、池の魚かもしれません。

大きなコガネグモの巣に、シロカネイソウロウグモが幾つもついていました。風で蜘蛛の巣が揺れるので大変でしたが、メスのシロカネイソウロウグモの写真を撮ることができました。

雑木林の中は梅雨の名残でジメジメ湿っていました。キノコが色々なところで見ることができました。

乾燥してきたためでしょうか変形菌を幾つか見ることができました。白い大きな塊のエダナシツノホコリが目立ちました。

【観察した野鳥】
カイツブリ、キジバト、ダイサギ、ミサゴ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ 14種+コジュケイ、ガビチョウ