2013年9月28日土曜日

9月28日 土曜観察会

大池の水位は、先日の台風の雨で、だいぶ回復してきました。魚は全滅したかと思いましたが、大きな魚も生き残っているようです。 

イタチがザリガニを食べにきていたようで、小川の中に足跡が沢山ありました。
アシの花を間近に見ることができました。白い穂のようなものが雌しべ。
オオカマキリの交尾を発見。よく雌のカマキリが交尾中に雄のカマキリを食べてしまうという話がありますが、あまり緊迫感も無く、非常に希なのではないでしょうか。 
 by northfox

  空には筋雲。筑波山方面では、アキアカネも、一斉に下山です。
by yamasanae

2013年9月21日土曜日

9月21日 土曜観察会

谷津の田んぼには色々な種類の稲が植えられていて、赤米も育っていました。収穫にはもう少し時間がかかるようです。今年はドングリの当たり年のようで、雑木林の道にはドングリが沢山落ちていました。


昨日あたりには、大池の水位はだいぶ回復していました。

キスジハネビロウンカ(黄条翅広浮塵子)は、なんとか撮影していたのですがだいぶボケていました。
by yamasanae

初夏にアズマヒキガエルの子の群れは見たことがあるけれど、親ガエルを初めてみました。筑波山名物の「ガマの油」の口上にでてくる、四六のガマはこのカエル。
ムモンホソアシナガバチの女王蜂候補の集団を見つけました。集団で越冬するようです。 
【観察した鳥】
チュウサギ、トビ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、コジュケイ、キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、エナガ、シジュウカラ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス(17種) 

by northfox


2013年9月14日土曜日

9月14日 夜の観察会

今日のテーマは「鳴く虫」
 牛久市の榎本友好さんを講師に夜の観察会が行われました。
 今回は、前回ほどの大人数ではありませんでしたが、それでも20名以上だったでしょうか。道路を歩きながら、エンマコオロギやアオマツムシ。大きな蛾の目が光っていました。がやがやと、なかなかふれあい農園までたどりつきません。

 里山に入ると、イオウイロハシリグモが子グモを守っているのを見つけたり、コバネイナゴが山ほどいたり・・・いよいよ、子どもたちも全開です。恐れ気も無く虫をつかんでこれなーに。ヒバカリの幼ヘビを見たり、カマキリを捕まえて、エサ用にバッタを捕まえたり。

 最後に、捕まえた虫たちを見ながら色々説明をしてもらいました。触角が短くて太いのはバッタの仲間、コオロギやキリギリスの仲間は触角が長いのですが、夜に活動するのに便利だから。キリギリスの仲間が縦長なのは、葉の間をすり抜けやすいように、コオロギたちが横長なのは、葉に伏せていたりするからなどなど。
 ヘビの仲間では、首のところに黄色のスジがあったのは、ヤマカガシの幼ヘビでした。ヤマカガシは、小さくても毒があるので、気をつけなければ・・・

 捕まえて♂♀を一緒にプラスティックの容器に入れていたエンマコオロギの♂が鳴きだしたのにはビックリ。なぜ鳴くのとの榎本さんの問いかけに、まだ低学年の子が、メスを誘っていること、テリトリーを主張しているなど、しっかり答えたのにまたビックリ。
 盛会でした。
by yamasanae

【見た虫など】
 草むらで、エンマコオロギ(コロコロリー)、オカメコオロギ類.、ヒメコオロギ?、ツユムシ、クサキリ、ハヤシノウマオイ(スイーチョン、ハタケノウマオイと外見では区別が難しいのですが、ハタケは、せわしなく、鳴くようです)、カンタン(少し低くルルルルルー)、アオマツムシ、コバネイナゴ、シバスズ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、オオカマキリ、コカマキリ、イオウイロハシリグモ、オニグモの類、ハサミムシの類、ゴミムシの類、オカダンゴムシ、モリチャバネゴキブリ、シモフリスズメ、シロヒトリ、ホシヒメホウジャク、スズメガ類の幼虫、尺取虫(シャクガの類の幼虫)、メイガの類多数、アジアイトトンボ、ウスバカゲロウ、クサギカメムシ、アブラゼミ、ヒバカリ、ヤマカガシ
 田んぼの縁で、ニホンアカガエル、ウシガエル、アメリカザリガニ、ドジョウの類、マツモムシ

9月14日 土曜観察会

今日の里山は、愕然!

池に近づくと腐敗臭がしてきました。よく見ると、干上がった池の中に沢山の魚が横たわっていました。池の水が少なくなって、魚が酸欠死してしまったようです。池の中では、池の管理をしている市が委託した業者が死んだ魚の除去をしていました。


 大きなコイ、ヘラブナなどが死んでいました。
 観察コースには、色々なキノコが顔をだしていましたが、キノコの種類は全く判りません。
 秋の七草のオミナエシが咲いていました。
 ワレコモコウにハナグモがいました。


2013年9月7日土曜日

9月7日 土曜観察会

田んぼ塾の水田は、稲の穂が垂れ下がってきています。実りの秋も近いでしょう。大池は相変わらず水が少なく、岸よりは地面が出ていました。雑木林の道には、木の実が大きくなっていたり、色々なキノコが顔を出していたり、着実に季節は移っています。

いつもなかなか写真を撮らせてくれないコオロギの写真が撮れました。エンマコオロギの雄。 

 涙目のツチイナゴなどバッタの類も目立ってきたようです。


2013年9月1日日曜日

9月1日 月例テーマ観察会「クモ」

9月のテーマは「クモ」 =蜘蛛

 国立科学博物館ボランティアの水山栄子さんを講師に、暑い中でしたが、大勢の方が参加しました。 昨年は11月で、少し遅かったので、早めたのは良いのですが、猛暑では、クモもでないようです。それでも、去年よりは多く見ることができたようです。

 キチンと記録をしていなかったので、ややうろ覚えです。

 出だしは、去年と同じムクノキで美麗種のビジョオニグモ。あまりの暑さに早々に林の中へ。
 竹林では、ジョロウグモ。網を張っているクモは、普通、頭を下にしているのだそうで、♂は見つからないように、網の上の方にいるのだそうです。ジョロウグモの巣には、シロカネイソウロウグモも居候していました。
 名前の素敵なカグヤヒメグモはうまく捕まえることはできませんでした。オオシロカネグモはお腹の緑の線がきれいです。
 笹の葉を折りたたんでいたのは、ヤマトコマチグモ(毒性のあるカバキコマチグモの巣より小振りです)。コクサグモも棚網の奥に潜んでいました。マミジロハエトリやチリイソウロウグモ(居候のくせに、網の主のクモを餌食にすることもあるそうです。)そういえば、オナガグモもクモを餌とするクモだそうです。 
 途中で、ナガコガネグモをつんつんしている人がいましたが、必死に網を揺らして対抗していましたね。個人的には、カラスゴミグモ(このクモは横向きにとまっていました。)が初見でした。

 このほか、マミジロハエトリ、ヒラタグモ、ジグモ(巣)、コガタコガネグモ、アシナガグモ、ヤマシロオニグモ、コゲチャオニグモ、コガネグモ、ヨツデゴミグモ、ゴミグモ、ササグモ、サツマノミダマシ、ワキグロサツマノミダマシ、デーニッツハエトリ、オオトリノフンダマシ(卵のう)、トリノフンダマシ(卵のう)、イオウイロハシリグモ(卵のうを咥えていました。)。アリグモの死がいやクサグモの巣もあわせると30種ほどだったのでしょうか。


オオトリノフンダマシの卵のう
by yamasanae