2019年5月25日土曜日

2019.05.25 土曜観察会

快晴 参加者6名
5月というのに快晴の真夏日の土曜観察会でした。湿度が低かったので、汗をほとんどかかきませんでした。それでも、皮膚からの蒸発があるので給水をしながら歩きました。

これからは熱中症にならないように、帽子、水などは絶対に忘れないようにしなければいけません。

池の周りの柳から白い綿毛に包まれた種の柳絮(りゅうじょ)が飛び出して雪のように舞っていました。
大池は今年もヒシで覆われ始めていて、水面がほとんど見えなくなってきていました。
気温が高いので色々な蝶が飛び回っていました。

アカボシゴマダラが地面に降りて黄色い口吻をだして土をなめていました。

ヒメウラナミジャノメがハルジオンの蜜を吸っていました。
 蛾の幼虫も元気。ヤマシロオニグモも獲物を狙っていました。
トンボも好きな人にはたまらないだろう。ショウジョウトンボ、コシアキトンボ♀、サラサヤンマもいました。

水田のカズノコソウにいたゾウムシは分かりません。
ゼフィルスの森の伐採した木にキスジトラカミキリがいた。ハエの仲間が交尾していたけれど種類は分からりませんでした。チャタテムシがかたまっていました。
ガマズミ、ウキヤガラの花、ウグイスカグラとヘビイチゴの赤い実。

【観察した野鳥】
キジ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、トビ、サシバ、カワセミ、コゲラ、サンコウチョウ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ウグイス、メジロ、オオヨシキリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 22種+コジュケイ

【観察したチョウ】 
ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、アオスジアゲハ、アゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、イチモンジチョウ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、コムラサキ、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ、サトキマダラヒカゲ  Satさんのデータをお借りしました。

【観察したトンボ】
サラサヤンマ、シオカラトンボ、シオヤトンボ、ショウジョウトンボ、ヨツボシトンボ、クロイトトンボ 宍塚里山さんのデータをお借りしました。


2019年5月18日土曜日

2019.05.18 土曜観察会

晴れ 参加者14名
第3週目の土曜日は日本野鳥の会茨城県と共催の探鳥会を兼ねた土曜観察会でした。

木々の緑が濃くなり野鳥を探すのが難しくなってきました。それでもサシバが出てくれました。 この時期は野鳥の子育ての時期で親鳥は忙しくなってきます。

大池はヒシの葉で埋まってきたので、バス釣りの人たちは減ってきたようです。
気温が高いので昆虫が増えてきました。イボタの花にエグリトラフカミキリが集まっていました。
蝶やトンボも種類が増えてきていました。 ダイミョウセセリがハルジオンの花に来ていました。

蝶とその他の昆虫のデータは宍塚里山さんものをお借りしました。

【観察した野鳥】キジ、カルガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コチドリ、トビ、サシバ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、オオヨシキリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 27種+コジュケイ

【チョウ類】 ダイミョウセセリ、ジャコウアゲハ、キアゲハ、ナミアゲハ、クロアゲハ、モンシロチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、キタテハ、アカボシゴマダラ、ゴマダラチョウ、ヒメウラナミジャノメ、サトキマダラヒカゲ、コジャノメ 13種

【その他昆虫】 クロイトトンボ、オニヤンマ、シオカラトンボ、トゲヒゲトラカミキリ、キスジトラカミキリ、モモブトカミキリモドキ、コアオハナムグリ、クロハナムグリ、シロシタホタルガ(幼虫)



2019年5月13日月曜日

2019.05.11 土曜観察会


晴れ 参加者8名








今日の大池です。緑がより一層濃くなってきました。水面にはヒシが広がっています。岸近くにはブルーギルの群れやブラックバスの姿も目立ちます。


この時期、明るい雑木林で「チリリ、ジュリリ」と鳴き交わすにぎやかな声が聞こえて来たらエナガの家族が近くにいます。樹木の高い所、空が透けている所を見ていると尾羽根がひと回り短い子エナガが移動して行くのが分かります。子エナガはもう自分で餌が採れるようになっているのでモフモフのお団子にはなりませんが、兄弟姉妹が時々思い出したように寄り集まって来ます。

ヤブの周辺でモズの声が聞こえたら、子モズの姿が見られるかもしれません。こちらも尾羽根が短く、色合いが淡く、仕草がユーモラスで見ていて飽きません。モズも家族で行動しています。

猛禽類を期待していたらミサゴが2羽でやって来ました。1羽は魚を抱えています。ミサゴは生きた魚を獲って食べるタカの仲間です。死んだ魚を狙うトビとはどことなく威厳が違います。ミサゴの姿に気づいたカラス達が領空侵犯とばかりにスクランブル発進。追いかけ回されたミサゴはどこかで獲物を落としてしまいました。


帰り際に突然現れたのはチョウゲンボウ。こちらも何か獲物を抱えています。チョウゲンボウはハヤブサの仲間で主に生きた小鳥、ネズミ、昆虫などを捕えます。この時の獲物は小さな哺乳類のようです。一直線に向かった先には帰りを待つ子供達がいるのかもしれません。

モズ(幼鳥)
ミサゴ
チョウゲンボウ(上3枚ともYamasanaeさん撮影)

今日のチョウの主役は何と言ってもゴイシシジミ。「去年この辺で見たよね」と言いながら振った網にネットイン。私達土曜観察会のメンバーは捕虫網を持っていますが、「捕獲&じっくり観察」の後は無事を祈りながら逃しています。このゴイシシジミは逃した後もネットにしがみついて離れません。おかげで満足のいく写真が撮れました。

水生植物の水槽ではショウジョウトンボが羽化していました。シオカラトンボの飛ぶ姿も見かけます。トンボの季節到来です。

途中アリジゴクを沢山見つけたので皆で観察。クモがアリジゴクを横切って通過すると、それを追いかけるようにアリジゴクの中の砂がゾワゾワゾワっと波打ちます。中にいるウスバカゲロウの幼虫がクモを大アゴで挟もうとしているのです。今回は空振りでした。アリジゴクの周囲には獲物の残骸が投げ捨てられている事があります。

他にも沢山の昆虫を見ていますが全部は紹介しきれません。ぜひフィールドでお気に入りの昆虫を見つけてください。

上段左からゴイシシジミ、ショウジョウトンボ、ウスバカゲロウ(幼虫・アリジゴク)
中段左からフタスジヒラタアブ(幼虫)、オトシブミの仲間、オトシブミのゆりかご
下段左かイチモンジカメノコハムシ、キマダラカミキリ、アカボシゴマダラ(蛹)

植物ではサワフタギの花がピークを過ぎ、ハナイカダの花が咲き始めました。ハナイカダは葉の上に花が咲く本当に不思議な植物です。雄花は3〜4個、雌花は1〜2個葉の上に花が乗っています。もちろん実も葉の上につきます。漢字で書くと「花筏」。葉っぱを筏に例えるなんて何とも素敵な名前です。ウグイスカグラの実は赤くなっていました。

 
               (左からサワフタギ、ハナイカダ、ウグイスカグラ)


この季節、出会える生き物の種類がどんどん増えて行きます。先週、去年、一昨年と過去の記事をチェックしてから里山を歩いてみてください。

土曜観察会は野鳥・昆虫・植物・その他なんでもアリで、旬な生き物を見る観察会です。得意分野がある人もそうでない人も、名前を知るだけでなく見つける喜びを共有してみませんか? 見つけるのが上手な人がどこを見ているのか、それを観察するのも面白いかも。

また、観察会に参加する際は飲み物・日焼け止め・帽子・長袖・タオルをお忘れなく。5月の日差しは結構体力を消耗します。熱中症対策を万全に施した上でお出掛けください。
By はいたか

【野鳥】キジ、カルガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、バン、オオバン、ミサゴ、トビ、サシバ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ
31
種+外来種(コジュケイ、ガビチョウ)

【チョウ】クロアゲハ、ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハ、アゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ウラギンシジミ、ゴイシシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、キタテハ、コジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ 
21種+外来種(アカボシゴマダラ(蛹))

【その他】ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、ヤマトシリアゲ、フタスジヒラタアブ(幼虫)、ウスバカゲロウ(幼虫・アリジゴク)、イチモンジカメノコハムシ、キマダラカミキリ、クロハナムグリ、ヒメマルカツオブシムシ、モモブトカミキリモドキ、ジョウカイボン





2019年5月4日土曜日

2019.05.04 土曜観察会

 晴れ 参加者7名
 薄いシャツで十分な季節。目に眩しいような緑。良い季節です。
 空には、ミサゴやオオタカが舞っていました。林の中では、夏鳥のキビタキやオオルリの澄んだ声が聞こえました。
  

 大池では、ハシビロガモの番いが居残っているほか、カモたちの姿は見えません。ヒシが繁茂し、ブルーギルが群れをなしていて、やや不安ですね。

 花は、ヤマツツジ、オドリコソウなど色々咲いています。
  

 葉には、幼虫たちも色々。吸蜜や恋の相手を探すチョウたちもめだちました。
      


 農園の水槽では、はや、ショウジョウトンボが羽化していました。どうやら、未熟の♂のようです。
By Yamasanae


【観察した野鳥】 キキジ、ハシビロガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ミサゴ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 28種+コジュケイ、ガビチョウ

【観察したチョウ】 ギンイチモンジセセリ、コチャバネセセリ、キアゲハ、ナミアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハ、アオスジアゲハ、キタキチョウ、モンキチョウ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、オオミドリシジミ(幼虫)、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、テングチョウ、コミスジ、キタテハ、ヒメウラナミジャノメ、クロコノマチョウ 21種

【その他】 ショウジョウトンボ、クロハネシロヒゲナガ、ウンモンクチバ、ヒロバトガリエダシャク(幼虫)、ベニカミキリ、モモブトカミキリモドキ、ジョウカイボン、ハナカミキリの類、ケブカキベリナガカスミカメ、ヒガシニホントカゲ、ブルーギルなど
ケブカキベリナガカスミカメ(コナラ)お初です。