2020年11月22日日曜日

2020.11.21 土曜観察会

快晴 参加者21名


第3週は、日本野鳥の会茨城県との共催の探鳥会を兼ねた土曜観察会です。冬鳥を期待して参加者が多くなりました。


大池のカモは例年よりも種類も数も少なめです。アメリカザリガニの大発生で水草も葦も食べつくされてしまい、カモが隠れる場所もなくなっています。

潜水性の動物食のカモが増えてくれるといいのですが、気になるところです。

池の奥にオシドリが休んでいた。渡りの途中で立ち寄っただけなのかもしれない。

ハイタカが何度も出現した。今シーズンはハイタカが多いのかもしれない。池のカモにオオタカが一度だけアタックした。

五斗蒔谷津の奥に「シメの木」と呼んでいる毎年シメが止まる木があって、今年もちゃんとシメがきていた。

【観察した野鳥】オシドリ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、オオバン、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、カワセミ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 38種

2020年11月15日日曜日

2020.11.14 土曜観察会

 晴れ 参加者6名

今日の大池です。

静かですね。カモたちがなかなか定着しません。水草の少なさが影響しているのでしょうか?


野鳥はジョウビタキ、ヤマガラ、エナガなどの小鳥たちが元気です。ルリビタキと思われる声も聞こえてきます。カラ類の混群を見ていたらキクイタダキが入っていました。来週の探鳥会に参加される方は、バードリサーチの鳴き声図鑑でキクイタダキの地鳴きを聞いてみてください。細く金属的な声を覚えると見つけやすくなります。

小鳥達を狙って猛禽類が現れました、ハイタカです。カモ類が少ない為かオオタカは見る機会が減ってしまいました。ハイタカは藪や竹林の中まで突っ込んで行って、小鳥を追い回す狩りをします。宍塚大池に限らず、茨城県南では冬季ハイタカ優勢な場所が増えています。


ハイタカ(yamasanaeさん撮影)

チョウはウラギンシジミを沢山見つけました。ウラギンシジミは常緑樹の葉裏にとまって、成虫で越冬します。池近くではジャコウアゲハの蛹がありました。食草のウマノスズクサからは距離があるので、苦労して遥々歩いてきたようです。ハハコグサに産卵に来ていたのはヒメアカタテハです。後翅が大きく欠けているのは鳥にかじられた跡でしょう。

ジャコウアゲハ(蛹)とヒメアカタテハ

紅葉は終盤を迎えました。ヌルデ、ツタウルシ、エノキ、ウワミズザクラなどが色づいていました。

ヌルデとウワミズザクラ


この時期開花する植物は貴重です。民家ではビワ、ヒイラギ、サザンカが、野ではキヅタ、コウヤボウキ、キチジョウソウが咲いています。中でもビワとキヅタは蜜が多く、昆虫や鳥が集まって来るので要注目です。
ビワとキヅタ

木の実は人気・不人気がはっきり別れます。ムクノキの実はうっすら甘く、ヒヨドリやツグミ類のお気に入り。熟すとすぐに無くなります。一方、トウネズミモチは美味しくないのか、年明けまで残っていることが多いです。
ムクノキとトウネズミモチ

久しぶりに五斗蒔谷津奥の展望台へ行ってみました。マヒワやベニマシコはまだのようです。見下ろす位置にある藪の中に、一箇所だけ平らな部分があります。以前タヌキが昼寝をしていた所です。どうしてここだけ平らなのか不思議です。
展望台より見下ろす

来週は日本野鳥の会との合同探鳥会です。ルリビタキ、シメ、キクイタダキ、マヒワ、アトリなどの冬鳥を期待しましょう。
by はいたか



【野鳥】
オカヨシガモ、マガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、ハイタカ、コゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ

 28種+ヒタキ科sp+大型ツグミ類sp+コジュケイ


【チョウ】
クロアゲハ(幼虫)、ジャコウアゲハ(蛹)、キタキチョウ、モンシロチョウ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、キタテハ、ヒメアカタテハ、チャバネセセリ 10種+アカボシゴマダラ(幼虫)

 

【トンボ】

アキアカネ、ホソミオツネントンボ

【植物】
花:ヒイラギ、ビワ、サザンカ、コウヤボウキ、キヅタ、キチジョウソウ
実:エノキ、ムクノキ、ヌルデ、トウネズミモチ、サルトリイバラ、マンリョウ、イイギリ

 

2020年11月7日土曜日

2020.11.07 土曜観察会

  晴れ 参加者9名

 思ったよりいい天気でした。


 大池は、マガモが2羽いただけでほとんどカモたちがはいっていません。また、猛禽も全くでませんでしたが、ホシハジロを見かけたとの話もあり、狩猟の解禁日である11/15以降(狩猟が行われる霞ヶ浦などから避難してくる)に、期待したいところです。

 一方で、小鳥たちの姿は増えてきています。ジョウビタキをあちらこちらを見かけるほか、今季初のカシラダカや、ヤマガラなども顔を出してくれました。開始前には、ツグミの姿を見た人もいるので、来週以降が楽しみです。

  

  今日は、待ち合わせの駐車場に、クロコノマチョウの幼虫を持ってきた方がいるなど、虫たちがいろいろ。困った君(特定外来生物)のアカボシゴマダラの幼虫は、まとめて6匹ほど、いつもの柚では、今日もクロアゲハの幼虫がみつかりました。
   

 久しぶりのムラサキツバメは、3匹まとめて。
  

 ミノウスバ♂、オオミドリシジミの卵もみつけました。
  

 花や実では、シロダモの雄花、雌花(雌雄異株)、クサギの青い実、綿。
    

 今日も、色々見ていて、途中で、昼のサイレンがなってしまいました。


【観察した野鳥】 マガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、大型ツグミsp.、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 27種+ドバト、ガビチョウ

【観察した蝶】 イチモンジセセリ、クロアゲハ(幼虫)、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキツバメ、オオミドリシジミ(卵)、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ(幼虫、特定外来生物)、クロコノマチョウ(幼虫) 13種

【その他昆虫】 ミノウスバ、アキアカネ、ショウリョウバッタモドキ

【花と実】 シロダモ(雌雄異株・雌花、雄花)、クサギ(赤い萼と青い実)、キチジョウソウ(花)、ワタ(実)、コウヤボウキ