2023年3月25日土曜日

2023.03.25 土曜観察会

雨  参加者3名

二週続けて雨の観察会になりました。

池の堤防のサクラは八分咲きでした。ウグイスがだんだん上手に囀るようになってきていました。

ジュケイも繁殖期が近いようで里山の色々な場所で鳴いていました。

林の中でウグイスカグラのピンク色の花が咲いていました。

キャンエコの森を 通ると渡りの途中 のヒレンジャクと キレンジャクがい ました。




【観察した野鳥】
オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、オオバン、トビ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、キレンジャク、ヒレンジャク、ツグミ、スズメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 29種+コジュケイ、ドバト


2023年3月19日日曜日

2023.3.19「モグラ」月例観察会

2023.3.19(日)月例観察会「モグラ」

講師:国立科学博物館 川田伸一郎さん


今月は「知っているけれど見たことない人が多い」動物、モグラの観察会でした。

モグラをなんで見たことがないのか?

それは身近な所にいるのに土の中から出てくることが少ないからです。

しかし、モグラを探す手掛かりはあります。

田んぼの周りにはいくつもこんもりとした土の山、モグラ塚があります。

まず、参加者めいめいにモグラ塚を掘ってみました。

すると、塚の斜め下に穴がありトンネルが伸びていることがわかりました。

よく、「塚から顔を出すモグラの絵」がありますが、実はそれは間違いで、塚は出入り口ではなくトンネルを掘って押し出した土なのだそうです。

川田先生はこの田んぼの周りを住みかとしているアズマモグラを1頭、一昨日に捕まえておいてくれました。みんな、初めて見て触れるモグラに大興奮です。


土を入れたタライの中をゴソゴソ動き回るモグラの鼻先にミミズを置くと、鼻をピクピクさせて噛みつきます。


食べる時にはミミズの頭から食べ始め、半分ほど食べ進んだら土などを含んだ消化管内容物を前足でしごいて出し、次に後端から残り半分を食べます。

モグラの行動がよくわかる金網のトンネルに入れると、両前足でミミズを押さえて中をしごいて出す様子が見られました。

土っぽいのは美味しくないのでしょうか。

また、食べるミミズの種に好みがあり、みんなが採ってきてくれたもののうち小型のものはよく食べましたが、太くて大きなものは嫌々食べて残していました。

生きているものだけではなく、死んだものも食べるそうで、一昨日からキープされていたこのモグラは鶏の砂肝を与えていたとのことでした。


寿命は3~4年。年1回子供を産み、妊娠期間は30~40日。

若い個体が秋に地上で死んでいることが観察されるので、親の巣から離れるのは秋と推察される。

活動-休止サイクルはだいたい8時間で、水はけのよい木の根付近に寝るための巣を持つ。臭いで情報を得たり、やり取りしたりしている。

このような生態や生活史がわかっていますが、野外でいつ、どうやって雄と雌が出会うのかなどわかっていないことが多いそうです。


参加者からは次のような質問がありました。

Q. 陽に当たると死ぬ?―A. 日光に当たって死ぬことはないが、モグラは土の中で暮らしているため体温調節が苦手で、暑くて死んでしまうことがある。

Q. 毛がわりする?―A. する。夏毛・冬毛があって、ちょうど今頃冬の長い毛が抜ける。

Q. モグラは勝手に捕まえてよい?―A. できない。県の鳥獣保護管理の担当部に申請して許可をもらえば捕ることができる。

Q. 隣のトンネルのモグラと活動が同調する?―A. する。隣の縄張りのモグラが休んでいる時に攻め込んで隣が不在になってしまうと、そこが空白地になって他個体と切り離され繁殖に加われなくなる可能性が高くなるため、互いに活動時間を同調する。


なかなか見ることがない生きているモグラをキープして、参加者からのいろいろな質問に応えてくださった川田先生、ありがとうございました。

最後に、参加者に観察をさせてくれて、疑問をたくさん残してくれた田んぼのアズマモグラ(雄)に感謝を。


 文・写真:Yoshitake

2023年3月18日土曜日

2023.03.18 土曜観察会

 雨 参加者1名


雨でしたが観察会を実施しました。

木々も新芽を出し始め、ウメの花は終わりかけていて、サクラ、スモモ、モモの花の蕾が膨らみ始めていました。

スミレの花は少し増えてきていて、ホトケノザに加えてヒメオドリコソウも咲き始めていました。

池のカモは雨の中で休んでいました。

雑木林の中をカケスの群れが静かに移動していたり、ウグイスがさえずりの練習をしていたり、アオジが道端の草の種を食べに出てきたりしていました。





【観察した野鳥】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、オオバン、タシギ、ノスリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、ツグミ、スズメ、ビンズイ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 28種+コジュケイ

2023年3月11日土曜日

2023.03.11 土曜観察会

晴れ 参加者4名 上着を脱いで、腕まくり。暑かったです。

 さて、春本番で、見どころが満載でした。植物ですが、シュンラン、コスミレ。



 ウグイスカグラ、先週から咲き始めたアオイスミレは、見頃でした。

  

 チョウも色々。ムラサキシジミが、珍しく翅を開いてくれました。モンシロチョウは羽化したてでしょうが、初々しい感じでした。

  

 アオオサムシも動き出しました。ニホンアカガエルのオタマジャクシはまだ、小さいですね。
  

 久しぶりのホソミオツネントンボ♂。食痕。被害者は誰?
  


【野鳥】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タシギ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、トラツグミ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ 25種+コジュケイ、ガビチョウ、食痕(不明)
 大池のカモは、まだ、1000羽ほど残っていました。
イソヒヨドリ

【植物】シュンラン、ヘビイチゴ、アオイスミレ、コスミレ、タチツボスミレ、ミツマタ、ナズナ、タネツケバナ、コハコベ、ノミノフスマ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、ノボロギク、ノゲシ、カントウタンポポ、セイヨウタンポポ(生態系被害防止外来種)、ウグイスカグラ 18種
【チョウ】モンシロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウ、ムラサキシジミ、オオミドリシジミ(卵)、テングチョウ、キタテハ、ルリタテハ、アカボシゴマダラ(幼虫、特定外来生物) チョウ類:9種、、キアヤヒメノメイガ、ウスベニスジナミシャク ガ類:2種
   
キタテハ  テングチョウ  ルリタテハ
  
キアヤヒメノメイガ  ウスベニスジナミシャク(Saさん)

【トンボ】ホソミオツネントンボ、【バッタ】ハネナガヒシバッタ、【コウチュウ】アオオサムシ、ナナホシテントウ(成虫、幼虫)、アカホシテントウ、【両生類】ニホンアカガエル(オタマジャクシ)、【爬虫類】アカミミガメ(6/1から特定外来生物)、ニホンカナヘビ、【魚類】コイ


 

2023年3月4日土曜日

2023.03.04 土曜観察会

 晴れ 参加者4名

 すっかり、春の陽差しで、途中から、暑く感じるほどでした。

 今日の目玉は、アオイスミレとフキ。フキは少し前から探していたのですが、ようやく、見つかりました。

  

 梅にメジロで、「ウメジロウ」だそうです。ウグイスが囀り出しましたが、まだ、下手っぴで、思わず笑ってしまうような鳴き声もありました。


 春のチョウも期待していたのですが、いずれも、越冬したチョウたちでした。

   

 カントウタンポポ、セイヨウタンポポも、見つけました。

  


【チョウ】テングチョウ、キタテハ、ルリタテハ、【カメムシ】イセリアカイガラムシ、【クモ】サガオニグモ、タテスジハリゲコモリグモ

  
サガオニグモ、タテスジハリゲコモリグモかな

【植物】ウメ、アオイスミレ、タチツボスミレ、ミツマタ、ナズナ、タネツケバナ、コハコベ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、ノボロギク、ノゲシ、カントウタンポポ、セイヨウタンポポ 14種

【野鳥】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キジバト、オオバン、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 32種+コジュケイ、ガビチョウ(きたきつねさんデータ)

  
イソヒヨドリ、ノスリ