2026年4月12日日曜日

2026/04/12 4月の月例観察会 春の草花

 講師 小幡和男先生(茨城県自然博物館名誉学芸員)

参加者 子ども14名 大人13名 スタッフ7名

 春らしい陽気の中、小幡先生の「宍塚大池の里山で春をさがそう」20項目の課題にそって春の植物の観察をしました。

 まずは情報館周辺のスイバとタンポポを観察してから、六兵衛坂を上って里山に向かいました。人家の周りにはオオアマナやツルニチニチソウといった外来の花、どこからか鳥や獣が食べて運んできた種から成長したキウイ(和名オニマタタビ)などがありました。どの種も見られる場所が拡がっているそうです。

 
ノビルの観察        山椒の香りは

 「つるぐみ農園」の名前にもなっているツルグミは逆向きに枝を分かれさせて伸びるつる性の樹木です。この枝を他の樹の幹に這わせて足がかりにして上へと伸びていくのだそうです。

 ウグイスカグラは今の時期ピンクの花を咲かせるスイカズラ科の低木です。宍塚にはウグイスカグラとヤマウグイスカグラがあります。ほぼ隣り合って生えている2本の木の葉を比べてみると、ヤマウグイスカグラには縁に細かい毛があり、一方ウグイスカグラは毛が無くつるりとしているのが観察できました。

 カントウタンポポとセイヨウタンポポ、シラカシとアラカシ、サンショウとイヌザンショウ、ソメイヨシノとヤマザクラといった「近縁な種の見分け方」、スイバ、アオキ、ハナイカダといった「雌雄異株の見分け方」、実物を見て触って知る解説はとても分かりやすく、覚えることができました。

 茎を折ると出るクサノオウの汁でお絵かき、茎や葉に鉤状の毛をもつヤエムグラのワッペンなど、草遊びもありました。ヤエムグラの小さな花や茎の鉤状毛をルーペで見て、その形の精巧さに驚きました。小さな花は虫媒花だそうで、その解説を聞いている間にも小さな双翅目昆虫が花を訪れていました。

  
フキでお面        観察会の様子

 宍塚の里山にはイチリンソウやジロボウエンゴサクといった、全国的に見て数を減らしている植物も生育しており、ちょうど花を見ることができました。里山でも限られた場所にしか生育していないため、そっと観察していきたいものです。

 今日は20項目の課題のうち、13項目プラス課題外の3項目について観察することができました。観察した植物のうちのいくつかは違いや形がわかりやすい写真が観察会の報告ブログに載っているので、ぜひそちらもご覧ください。

By Yoshiさん(五斗蒔から)

「2026/04/12 宍塚大池の里山で春をさがそう 写真速報」




0 件のコメント:

コメントを投稿