2023.7.17(月)夜の観察会「夏の虫」
参加者:子ども16名 大人21名
講師:会員 鶴田学さん、佐藤和明さん
宍塚の里山には沢山の生き物がいて昼間はチョウやトンボ、昆虫、野鳥などがにぎやかです。
では、夜の生き物はどんなものがいるのでしょう。
会員で毎週生き物調査を続けておられる鶴田学さん、佐藤和明さんが毎年この時期、夜行性生き物への関心を高めてもらおうと観察会を催してくれます。
夕暮れ、6時30分、陽は沈み少しずつ暗闇の世界が近づきます。
今日のコースは上高津貝塚広場の樹木観察、里山の林の中を抜けて鎌倉街道に出て勢至久保谷津添いを大池に向かい、再び鎌倉街道に出て上高津に戻ります。
山の中の暗闇は怖くて一人で歩くことはとても無理ですが、講師に案内された夜の世界はロマンがいっぱいです。
上高津貝塚広場では日が落ちると同時にコナラやエノキ、シラカシの幹にニイニイゼミが地面から出て羽化の準備に入っています。
背中が割れて体が半分脱皮したものや殻につかまり羽を広げるセミの姿が沢山観察できました。
他に高い位置にアブラゼミやヒグラシの抜け殻も見つけ殻の大きさや形の違いを観察しました。
その他、コナラの幹ではコクワガタが活動を始め、蛾の仲間で幹の色と模様がそっくりのシロシタバが身じろぎもしないで止まっています。
コナラの幹にライトを当てるとナナフシモドキやカマドウマの姿、別の大きな木の幹にはノコギリクワガタ、大きなムカデにはギョッとし、クロゴキブリ、ミドリカミキリ、白い粉のようなハゴロモの幼虫、コシロシタバと次から次へと生き物が途切れることはありません。
次は勢至久保谷津添いの坂道へ移動しライトを全て消してホタルの観察です。
ほのかな光を探して山道をゆっくり降りて歩きます。
暫くして草むらでかすかに光るオカボタルを見つけました。
最後は鎌倉街道に戻ります。
ツルグミ農園の前の道端はクズやカナムグラが繁茂し、それらに絡まるように暗闇の中でカラスウリの白い花びらが白いレースをいっぱいに広げて満開です。
暗闇で花開くカラスウリは夜行性の蛾たちに花粉を運んでもらう戦略なのです。
そして、いよいよ今日のクライマックスは仕掛けの大きいライトトラップです。
大きな白いシーツを木の幹と幹の間に広げ、ブラックライトと普通の蛍光灯(波長の長い光と、短い光)の光を当てて虫が来るのを待ちます。
林の中で明るい光に吸い寄せられるように沢山の虫たちが集まっています。
カブトムシ、ムクゲコノハ、ミヤマカミキリ、ハチ、カメムシ、ノコギリカミキリ、カナブン等、参加者たちは普段見られない沢山の昆虫に驚き、その動きを興味深そうに観察していました。
(さらに詳細は、宍塚自然と歴史の会 会報『五斗蒔だより』でお読みいただけます)
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