2019年4月6日土曜日

2019.04.06 土曜観察会

快晴 参加者11名

汗ばむほどの陽気の中での土曜観察会となりました。

各地で桜が満開ということですが、宍塚の里山もヤマザクラが咲き始めて新緑との対比が楽しめます。

大池の堤防の桜も8分咲きです。来週の土曜観察会の時は葉桜でしょう。
バッタの幼虫も花見に来ていました。
今年もサシバが戻ってきてくれました。鳴きながら飛んでいました。2羽いたので、カラスに負けずに子育て頑張って欲しいものです。

今日は猛禽が大当たりで、サシバ、トビ、オオタカ、ハイタカ、ノスリと5種も出現しました。最後にはフクロウまで出ました。こんな日はめったに無いので、参加者は大喜びでした。
気温が高かったので蝶も多く、キチョウ、モンシロチョウ、キタテハなどの他にルリタテハ、ミヤマセセリ、ツマキチョウ、スジグロシロチョウなどを見ることができました。
ミヤマセセリ
ツマキチョウは初認です。
小さなエノキにアカボシゴマダラの幼虫が8匹も集まっていました。小さな木なので葉が出てもすぐに食べつくされてしまうので心配です。
これまでの土曜観察会の日は寒かったので、なかなか見ることのできなかったビロードツリアブを見ることができました。偶然交尾も見ることができました。
去年は見ることができなかったフデリンドウを見ることができました。本当に小さな花です。
葉の形に特徴があるエイザンスミレが咲いていました。
いつもの場所に小さな小さなヒメスミレが咲いていました。注意してみないとなかなか見つけられません。
雑木林の道の脇でヒミズが死んでいました。ヒミズはモグラの仲間で地中で暮らしているのですが、時折地面にでて死んでいます。

ヒミズはよくモグラと間違われますが、モグラは手足がショベルのようになっていてがっしりしています。

野鳥は、池のカモが渡りを初め一部が残っています。大池は渡りの中継地にもなっているので、越冬したカモがいなくなってもしばらくは途中翼を休める群れが入ることでしょう。

最近気になっているのは、時々外来生物法で特定外来生物に指定されているガビチョウの声が聞こえることです。

ガビチョウは関東各地で確認されていて、茨城県では県北で確認されていましたが、最近筑波山でも見られているようで、南下しているかもしれません。

【観察した野鳥】
キジ、オカヨシガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、チュウサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、トビ、ハイタカ、オオタカ、サシバ、ノスリ、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ 35種+コジュケイ、ガビチョウ

【観察したチョウ】
ミヤマセセリ、キタキチョウ、モンキチョウ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、キタテハ、ルリタテハ、クロコノマチョウ 12種

【観察した野草】ノボロギク、クサノオウオランダミミナグサ、オオイヌノフグリ、タネツケバナ、コハコベ、ナズナ、ヒメオドリコソウ、ヤマエンゴサク、ムラサキケマン、ヒメスミレ、エイザンスミレ、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ミツバツチグリ、キジムシロ、シュンラン、アマナ、ウグイスカグラ、レンゲ(ゲンゲ)、オオヂシバリ、ヤマザクラ、ゼンマイなど

【その他の生きもの】ビロードツリアブ、ナミハナアブ、ヒミズ(死骸)


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