参加者:子ども43名、大人44名、スタッフ5名 計92名
例年、大盛況の夜の観察会ですが、今年は、夏休み前なので少なくなるかなと思っていたのですが、今年も大人数でした。
photo by きたきつねさん |
さて、日の入りは18:56、月の出は17:19。
最初は、セミの羽化の観察です。明るいせいかなかなか見つかりませんが、そのうちに見つかるようになります。ほとんどがニイニイゼミですが、アブラゼミやミンミンゼミの幼虫を見つけた人もいました。
何か所かに、発酵した糖蜜などを吹き付けておいたので、それを確認しながら暗い道を歩いていきます。最初は集まっていませんでしたが、途中から、コクワガタ、カブトムシ、シタバガの類などが見られるようになりました。
だんだん慣れてきて、葉の上のキリギリスの類、ナナフシなども見つけられるようになりました。
いよいよ、懐中電灯も消して真っ暗にして、陸生ホタルの幼虫がかすかに光るのを見つけます。まずは、目をつぶって、暗さに慣れて、しばらくするとみんな見つけることができたようです。このホタルの幼虫は、陸生の小さな巻貝をエサにしているので、里山の中でみることができるのですね。
ライトに光る眼をよく見ると、クモ(イオウイロハシリグモ)の眼が光っていたりします。ガ(シロシタバ)の眼も怪しく赤く光ります。
開けたところで、Saさんが用意してくれたライトトラップで、光に集まる虫たちの観察もしました。ドウガネブイブイやコフキコガネ、クロシデムシ、キマダラカミキリ、クロコノマチョウ、ガの類、カマキリモドキなども来ていました。
ライトトラップの様子 photo by Saさん
クロシデムシ photo by Saさん
最後に、羽化を始めていたセミたちを、もう一度観察。少し風があって、まっすぐ翅が伸びるかちょっと心配でした。
栗の葉にオオミズアオの大きな幼虫がいてびっくりして、楽しい観察会は終わりです。
子どもたちは、皆とても熱心で、いろいろ見つけてくれました。中学生になってまた顔を見せてくれた人もいて、うれしいものですね。
by yamasanae
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