梅雨明けして暑くなってきたので参加者がいるかなと思ったのですが、年中のIbちゃんたちが参加してくれました。
駐車場の紫色のアレチハナガサの花、道端の黄色の小さな花をつけているスベリヒユなど普段より丁寧に見ていきました。
里山に入ると、スジグロシロチョウが薄紫色のコバノギボウシの花にとまってくれました。空に、猛禽類の声に見上げると、サシバの夫婦がノスリを追い払っていました。
ちょっと虫が苦手だったIbちゃん、セミの抜け殻を触ったり、初めて、トンボ(オオシオカラトンボ)を手に持ったり、お母さんの方が感激していましたね。
大池では、マガモ、カワウ、アオサギ、チュウサギ、そして、カワセミも見ることがでしました。
さて、Ibちゃんたちは暑さもあるので、大池で楽しい里山散歩は終わりにして、戻ることになりました。
その後、林の中を通っていくのですが、途中、キノコの上で不思議の動きをする10数ミリほどの虫がいました。(後で調べてみると、サビハネカクシでしたが、キノコの上で待機し、飛来したハエに素早く飛びかかって捕食するそうです。お尻をくねくねしていたのはなんだったのでしょうね。)
長い間草刈りを続けてきたかっちゃんの森では、在来の植物たちがいろいろ見られます。今は、ヤマユリが満開ですね。
すぐそばまで、ソーラ施設を作るため、林は伐開されてきています。ちょうど視察をしていたグループと出会いました。
茨城県土浦市宍塚には、ため池を中心に雑木林などが囲むように広がる100ヘクタール、つくば市側の天王池を含めると約200ヘクタールの里山があります。 東京から筑波山の麓までで最も広い里山です。
なかなか規制が難しいところですが、林を根こそぎ伐開して草が生えないように簡易舗装された風景を見て、改めて、宍塚の里山=貴重な緑の島を将来に残していきたいものだと思いました。
さて、気を取り直して、観察会を続けます。草むらで見つけたイトトンボの仲間は、ホソミオツネントンボ。♀の場合、成熟しても、全部が、青っぽくなるわけではなく褐色味の強い個体もいるようです。
ゴマダラチョウやオオムラサキを探していたのですが、見つかったのは、生態系被害防止外来種であるアカボシゴマダラ。目立つようになりました。
駐車場まで戻ると、ツバメの親子が電線にとまっていました。幼鳥はくちばしが黄色いですね。
By yamasanae
観察した生き物たち
【鳥たち】 15種+(外来種1種)
マガモ、キジバト、アオサギ、チュウサギ、サシバ、ノスリ、カワセミ、モズ、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、ホオジロ、(コジュケイ)
【チョウ類】 22種
ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ルリシジミ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、イチモンジチョウ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ(生態系被害防止外来種)、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ、ジャノメチョウ
【トンボ類】 11種
ホソミオツネントンボ、ハグロトンボ、ウチワヤンマ、オニヤンマ、オオヤマトンボ、ナツアカネ、コシアキトンボ、コフキトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ
【その他】 12種
ショウリョウバッタ、オンブバッタ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ウンモンクチバ、オスグロトモエ、ハグルマトモエ、クロバネツリアブ、サビハネカクシ、カブトムシ、ヒメウマノオバチ
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