参加者 大人35名 子ども29名 計64名
講師は、両生類・爬虫類の専門家で、北方生物研究所の植田健仁さん。
集合場所から歩いて、里山まで、長ーい列になってしまいましたが、なんとか到着。
まず、注意事項です。
- 緑色をしたニホンアマガエルには、少し毒があるので、手で触るぶんには問題はないのですが、その手で目をこすらないように
- 人の体温は36℃ほどありますが、カエルの体温は10℃程度、ギュっと捕まえるとすぐに弱ってしまうので、できれば足だけつかむこと
- 草むらには、マムシなどがいることがあるので、草むらに飛びこんだり、やたら手でつかもうとしないように
それでは、早速、田んぼのまわりや草原で、カエルや蛇をさがします。最初は、田んぼのおたまじゃくしを眺めていたり、おそるおそる草を掻きわけたりしていましたが、そのうち、あちらこちらで、いた!
水路のカエルを網ですくうのが面倒になり、手づかみ。大きな、アカガエルを捕まえた子もいます。ザリガニをみつけた人も。赤いカエルだけでなく、緑のカエルも見つけましょう。
ジュンサイを保護しているバットでは、ゲンゴロウの仲間や羽化しているトンボ(ショウジョウトンボだったようです)も見ることができました。
さて、みんなが捕まえたカエルを数えます。アカガエルが、1匹、2匹・・・26匹。アマガエルが6匹、シュレーゲルアオガエルも4匹。みんな、触ったり持ったりしたくて、手を伸ばします。
今度は、大池のそばの小川で、川浚い。アズマヒキガエルのオタマジャクシは流されてしまったのか、ウシガエルのオタマジャクシやアメリカザリガニばかり。
また、集まって、先生が、保冷剤を入れて連れてきた、アズマヒキガエルを見せてもらいました。
アズマヒキガエルは、耳の後ろの腺から、毒液を出すのです。でも、触ったくらいでは大丈夫なのですが、身の危険を感じると、毒液を分泌するとのこと。みんな、恐る恐る触っていましたが、冷やして連れてきたので、まだ、寝ぼけていたようです。
実は、アズマヒキガエルは、アリが好物で、アリの毒を体内に取り込んで、毒液をつくるそうで、アリを食べていないと、毒性は強くないとは、みんなで、ヘエー。
この後、トウキョウサンショウウオの卵塊を見せてもらったりして、楽しい時間は終わりです。「先生、トウキョウサンショウウオは、東京にいるの?」 「東京にもいるのですが、最初に、東京で見つかったのです。」
カエルをつかんだ手を井戸の水で洗って、植田先生ありがとうございました。お土産までいただきました。(色を付けてみてね!その前に、よく観察してみてください。さて、何色?)
ヘビは残念ながら出なかったのですが、子どもたちはおお盛り上がり、カエルなどが好きな子たちが多かったとは思いますが、そのパワーはすごかったですね。
by yamasanae
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