講師は、花と昆虫の共生関係などを研究されているフラワーエコロジストの田中肇さん。
小雨まじりで肌寒く、虫の方はいまいちでしたが、先生の洒脱なお話しはとても面白かったです。。
観察会では、まず、室内で、花の造りを教えてもらいます。椿、菜の花、桜、桃、キブシなどを実際の花を見ながら見てみます。花が、鳥や虫に来てもらって、受粉できるような戦略をもっていることを教わりました。椿もそうですが、桜なども蜜は甘かったです。
野外に出て、今度は、ツクシの胞子を手の上に落として、観察します。少し、緑色をした胞子は、ルーペでよく見ると、球形のところに4本(実際は2本のようですが)の紐のようなものが出ています。これは、風に乗って遠くに飛んでいく戦略だそうで、湿った日は、縮こまって、飛ばないのですが、乾いた日は、紐を伸ばしているのだそうです。
里山に着くと、アオキの雌花、雄花、スギの花、タガラシやレンゲ、スミレ、珍しいヤマエンゴサクなどをみて回りました。
レンゲの花は、花が押し広げられると、パッと花粉を撒くようでした。スミレの距も不思議ですね。
そうそう、ヒイラギナンテンの雄しべの根元を突くと、雌しべに寄ってくるのは、面白かったですね。
この間、サシバを見たり、イタチがでたり、スズメノテッポウで草笛をしたり(私はできず口惜しい思いでしたが)、いろいろ脱線しながらでしたが、楽しいひと時でした。
by yamasanae
この日は、カメラを忘れ、サシバの写真くらいしかありません。
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