2014年12月7日日曜日

12月7日(日) 月齢観察会「野鳥」

 晴れ。でも、手袋にセーター、上着でしたが、風が吹くと、流石に寒い。

 今日の講師は、日本野鳥の会茨城県支部の福田篤徳(ふくだあつのり)さん。参加者は子どもを含めて15名。宍塚大池周辺の鳥たち(冬編)の綺麗な資料をみながら、説明を伺いました。
 
 里山の田んぼや谷津でじっくり観察。
 田んぼでは、セグロセキレイ、ハクセキレイ、モズ。じっと観察していると、すぐ近くにメジロが来てくれました。

 果樹園では、モズの早贄(はやにえ)のオンブバッタやケラなどを観察。
 堤防の下の草原では、ホオジロの番い(つがい)がのんびり餌をついばんでいました。



 大池のカモたちを観察してから、はく製を触って見ながら、ヒトと鳥の足の違い、そして、鳥と恐竜の共通しているとことなどを解説してもらいました。
 通常は、第1趾(し=あしゆび)が後をむき、第2~4趾が前を向いているのだそうです。なお、第5趾は退化しています。この形態は、恐竜ととても似ているそうです。
 水掻きのある蹼(ぼく)足、オオバンの弁足(水掻きとは違うのですが、やはり、水を掻きやすいものでした)は、はく製を見ながらでしたので、とても分かりやすかったです。
 さらに、鳥の羽の特徴、始祖鳥の羽は黒かったのだそうです。風切羽の構造、下に羽ばたくときには、風をつかみ、上に羽ばたくときには、風を逃がすような構造になっているため、非対照の形状になっていることや反りがあることなどなど、なるほど!
 そうそう、フクロウの耳、左右ずれているのだそうですが、耳の穴を見られたのは貴重な経験でした。
福田さん、ありがとうございました。

 さて、解散後の帰り道、数名の方と歩いていると、なんとベニマシコが顔をみせてくれました。
by yamasanae

【観察した鳥たち】 29種+(観察会後2種)
 鳥合わせをしたわけではないので見落としや思い違いがあるかもしれません。
マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、コサギ、バン、オオバン、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、(観察会後、トビ、ベニマシコ)
 

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