抽選であつまった32名の親子と夜の里山をひとまわり。今年は、素足にサンダル履きというような参加者はいなかったので、一安心。来年も、長靴長袖長ズボンを徹底したいですね。
手違いで、集合場所を誤って連絡していたようで、参加者の皆さんにはご迷惑をおかけしました。結局、20分ほど遅れてましたが、2,3家族ごとの4グループ8人ほどに分かれて、引率者がついて順次スタート。日没は、 18:56、月の出は22:14なので、19:20頃には、里山は真っ暗でした。
さて、見どころのセミの羽化。最初は、なかなか見つからなかったのですが、見つかり出すと、結構、羽化をはじめていました。帰り道も、探したのですが、残念ながら、例年と異なり、ニイニイゼミしか見つかりませんでした。
見どころその2は、樹液や糖蜜のベイトトラップに集まる虫たち。甲虫類やカトカラと呼ばれる美麗種のガなどが多く集まっていました。
写真は、ヨツボシケシキスイ、ノコギリクワガタ♀、ムクゲコノハ、フシキキシタバ。シロシタバなども綺麗でした。
1本のコナラには、下から上までビッシリ集まっていましたが、ナラ枯れの原因となるカシノナガキクイムシの穿孔痕にコナラが樹液を流して対抗していたかのようでした。
見どころのその3。途中、ライトを消して、真っ暗の中、陸生蛍の幼虫がひかるのを観察。今年は、月の出が22時なので、本当に真っ暗で、目がなれるのに、少し時間がかかりましたが、あちこちで、光るのが見つかりました。葉のうえで光っているのもいました。写真は、クロマドボタルの幼虫のようです。
歩いていると、葉の上にヤブキリやナナフシがいたり、ライトに白く目が光るクモたち、赤く目が光るガなどみつかります。草の葉の上で寝ている蝶は、近づいても逃げませんでした。
道に、クルマスズメ(スズメガの仲間)が落ちていたのを拾ってみたりしました。手に乗せたのは、参加のこども。平気なのですね。このほか、ウンモンスズメも見つけました。今年は、見つかりませんでしたが、夜咲く花のカラスウリなどに来ていることがありますね。
見どころその4は、灯火に集まる虫たち。今年は、甲虫が多かったようですが、ニイニイゼミなども来ていました。写真は、アオドウガネ、ミヤマカミキリ。
観察した昆虫その他
【ガの仲間】シロシタバ、コシロシタバ、フシキキシタバ、キシタバ、マメキシタバ、ムクゲコノハ、オスグロトモエ、フクラスズメ、クルマスズメ、ウンモンスズメ、【寝ていたチョウの仲間】モンシロチョウ、ツバメシジミ、【カメムシ目】ニイニイゼミ、アオバハゴロモ、ハゴロモ類の幼虫、【甲虫目】カブトムシ、コクワガタ、ノコギリクワガタ、ノコギリカミキリ、ミヤマカミキリ、オオクロコガネ、アオドウガネ、コフキコガネの仲間、キマワリ、クロナガキマワリ、陸生ホタル類の幼虫、ゴミムシの類、オオヒラタシデムシ、ヨツボシモンシデムシ、ヨツボシケシキスイ、オオクシヒゲコメツキ【バッタ目】ヤブキリ、【その他昆虫】オオカマキリ、ナナフシ、ミカドオオアリ、アミメカゲロウの仲間、ツノトンボ、
【爬虫類】ヤモリ、【両生類】ウシガエル、【貝類】ヤマナメクジ、コハクオナジマイマイ、ウスカワマイマイ、トウキョウコオオベソマイマイ、【クモ類】イオウイロハシリグモ、オニグモの類、【その他】ヤスデの類、オオゲジ、ザトウムシの類、トビズムカデ
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