講師は、お馴染みの多田多恵子さん(理学博士 立教大学ほか講師)
参加者は、霞ケ浦環境科学センターからの参加者など26名を合わせて50名程度(集計まち)
出発前 |
里山までたどりついて、人数が多いので、子どもたちの班のほか大人たちを数組を分けて、みんなで実と種を探します。
まあ、色々あったこと。風で飛ぶ仲間、動物に食べられる仲間、くっつき系、落下系などなどに分けてがやがや。講師の多田さんが、各班のテーブルを回ってくれるのですが、説明をしだすと止まりません。ちょっと、心配。でも、なんとか、子どもたちのテーブルまで辿り着いて、最後は、みんなで、一緒に、お話しを伺いました。
色々盛りだくさんでしたが、印象に残っているのは、赤や青、白、紫などきれいな色をしているのは、鳥が食べるようにアピールしていて、動物が食べる実は、むしろ香りなどでアピール。
ガマの穂には1cmで1万個の種子が外向きに種がついていて、およそ10万個の種子があるそうですが、子どもたちが気に入って、ガマの穂をほぐして、風で飛ばしていましたね。
オニドコロとヤマノイモの実と種も面白かったです。ヤマノイモの種は、滑空系で、下向きに鞘が開いて、滑空していくそうです。実は丸っこくて、種は真ん中付近にありました。一方、オニドコロは、プロペラ系で、風と飛んで行かないと、まっすぐ下に落ちてしまうので、上向きに開いて、風と飛んでいくのだそうで、種は偏っていました。これは、わかり易いですね。鞘がのこっていれば、一目瞭然です。
このほか、植物の戦略として、実も沢山食べれないように美味しすぎなかったり、沢山食べると、舌が馬鹿になったり、時期をずらして実っていく系(ムクノキなど)であったりするそうです。「ちょっとだけよ」作戦だそうです。ちょっとだけ食べて、余所に行ってから糞をしてくれれば、広範囲に繁殖できる理屈ですね。
このほか、カラスウリの実をかき混ぜると納豆みたいですが、のどごしがつるっとしているのは、種を砕かれない工夫というお話し、スーパーボールみたいに弾む実、湿気を帯びるとヌルヌル実、芒の役割などなど
ガガイモの実に興味津々 |
撮影者が大丈夫かちょっと心配なアングルです |
by yamasanae
※ 記憶をたぐっていますが、うろ覚えです。文責は、すべて、yamasanaeにあります。間違いなどありましたら、教えてください。
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