2019年11月3日日曜日

2019.11.02  土曜観察会

晴れ 参加者3名



















本日の大池です。ひと月ぶりに来てみたらすっかり景色が変わっています。少し色づいている木々もありました。

今日は木の実を探しながら歩きました。ガマズミやムラサキシキブ、ヌルデは去年より実が少ないような気がします。マユミの実は一つも見つけられません。台風の影響でしょうか?冬鳥の餌が心配になります。期待通りだったのはムクノキです。シワシワになった実を食べてみたらほんのり甘くて美味しい。鳥たちが完食する前に是非味わって見てください。
ムクノキ
朝夕冷え込むようになりました。この時期は陽だまりでチョウを待ちましょう。ムラサキシジミやアカタテハが翅を広げて躰を温めに来ます。それから、キヅタが地味に咲いている場所にはテングチョウがたくさん集まっています。すぐ足元に降りるのに、写真を撮ろうとすると素早く逃げてしまいます。
左:ムラサキシジミ、右:アカタテハ
エノキの葉に虫食い跡があったら、目を凝らしてチョウの幼虫を探しましょう。アカボシゴマダラの幼虫が見つかりました。ゴマダラチョウの仲間は幼虫で冬を越します。落葉した後は、幹や落ち葉の裏にくっついて寒さをしのぎます。
アカボシゴマダラ(幼虫)
鳥たちは冬に備えてどんどん移動しています。ハイタカは渡りの途中のようです。ジョウビタキやアオジの声も聞こえます。エナガ・シジュウカラ・コゲラ・メジロ・ヤマガラなどが混群になりました。カケスはいつも大騒ぎ。モズの「はやにえ」を一つ見つけました。獲物はカエルでした。
モズのはやにえ

グロテスクな写真で終わるのも何ですから、最後は目立たないけど可愛いい花を2つ。コウヤボウキとイヌタデです。イヌタデは場所によっては白い花が見つかります。花言葉を調べたらコウヤボウキが「働き者、清潔」、イヌタデが「あなたのために役立ちたい」。なんとも控えめで健気なところが素敵です。
左:コウヤボウキ、右:イヌタデ

昆虫酒場・昆虫レストランはもう間もなく閉店です。ちょっと寂しいですね。でももうすぐ冬尺蛾やベニマシコ、マヒワに会える季節がやって来ます
byはいたか

【野鳥】マガモ、ハシビロガモ、カイツブリ、キジバト、オオバン、トビ、ハイタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ジョウビタキ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ 
26種+大型ツグミ類sp.アマツバメ属又はツバメ属不明種
+外来種(コジュケイ、ドバト)

***11/09 イワツバメは情報量が十分でないため、アマツバメ属又はツバメ属不明種に訂正いたします。吉川明宏***


【チョウ】チャバネセセリ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、ツマグロヒョウモン、テングチョウ、ヒメアカタテハ、アカタテハ、アカボシゴマダラ(幼虫)、クロコノマチョウ 13

【その他の昆虫】ベッコウバエ、オオカマキリ、コカマキリ、ハラビロカマキリ



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