2021年4月24日土曜日

4/24 土曜観察会

  晴れ 参加者10名

 緑がいよいよ鮮やかで、フジ(藤)の薄紫、ヤマツツジ(山躑躅)のオレンジがめだち、オタマジャクシも大きくなっていました。


  

 サワフタギ(沢蓋木)の白い花には、カミキリモドキ類、シロシタホタルガの幼虫、ホソオビヒゲナガなど、色々な虫もきていました。

  

 チョウは、イヌガラシで産卵していたツマキチョウ(よく見ると、蕾の下に白く細長い卵が産みつけられています。写真はSa-kさん)、タンポポで吸蜜していたキアゲハなど18種。
  

 トンボは、ホトミオツネントンボ(細見越年蜻蛉)、シオヤトンボ(塩屋蜻蛉)など。
  

 野鳥は、カモたちはもう少な目。餌取りをしていたのか、フクロウがちらっと飛んでくれたほか、ノスリなども空高く飛んでくれました。



希少な種は、保護のためリストから外してあります。
【野鳥】オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、オオバン、サシバ、ノスリ、フクロウ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、ホオジロ 31種+コジュケイ、ドバト(参加の皆さんから洩れを教えてもらっています。)
【野草】フジ、サワフタギ、ヤマツツジ、ジュウニヒトエ、ハナイカダ、ハルジオン、カントウタンポポ
【チョウ目チョウ類】ミヤマセセリ、アオスジアゲハ、アゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、キタテハ、コミスジ、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ、クロコノマチョウ(Sa-kさんのリストから)
【チョウ目ガ類】クロハネシロヒゲナガ、ホソオビヒゲナガ(サワフタギに止まっていた)、フタホシシロエダシャク、セスジナミシャク、オビカレハ(幼虫)、オオトビモンシャチホコ(幼虫)、ウンモンクチバsp.(Sa-kさんのリストから)
【コウチュウ目】ヤマトデオキノコムシ、【ナナフシ目】ナナフシ・幼虫、【ハエ目】チャイロオオイシアブ、【バッタ目】ヤブキリ・幼虫、【トンボ目】ホソミオツネントンボ、シオヤトンボ、シオカラトンボ
   





2021年4月17日土曜日

4/17 土曜観察会

 くもり 参加者15名

第3週は日本野鳥の会茨城県の探鳥会を兼ねた土曜観察会で、曇り空でしたが木々の若葉が目に柔らかく気持ちのいい里山の春の風景の中実施しました。

谷津に向かう道はシュレーゲルアオガエルの銀の笛とウグイスのさえずりを聞きながら、鳥を探したり、草花、虫を観察しました。



谷津田の入り口でサシバを見つけました。今日は2羽のペアで上空を「ピキューイ」と鳴きながら帆翔して、杉の上に止まりました。今年も繁殖してくれるでしょう。


大池のカモは随分と数が減りました。来週までにはコガモを残して旅立っていくことでしょう。コガモの中に、雑種らしい個体が混じっていました。特徴からコガモとトモエガモの雑種のようです。

モズは子育ての真っ最中で親が餌を運んでいますが、ハシボソガラスに巣の場所を知られたようで、巣の周りをウロウロしていました。心配です。

野鳥は外来種も含め39種観察することができました。


ウワミズザクラが満開を過ぎて散り始めていました。イヌザクラの花を見つけられませんでした。


木に絡みついたフジの花も満開のようです。雑木林の中では木の上の方で咲くので見にくいのですが、斜面に咲いているものは見ることができます。


ヤマツツジの花も咲き始めました。林の中の彩りです。


野鳥観察が中心なので昆虫や草花を見落としがちになります。今週は、いつも飛び回っていているツマキチョウのオスをじっくり観察することができました。

【観察した野鳥】キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、チュウサギ、オオバン、トビ、サシバ、コゲラ、ハヤブサ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ 37種+コガモ×トモエガモ、コジュケイ、ドバト

2021年4月10日土曜日

4/10 土曜観察会

 快晴 参加者10名


木々が芽吹き、里山全体は柔らかな緑が広がっていました。ヤマザクラの花が終わったけれど、ウワミズザクラの花が満開です。

谷津にはウグイスとシュレーゲルアオガエルの声がこだまして、歩いていて気持ちが良いものです。

大池のカモはほとんど繁殖地に向かってしまい、残り僅かになっていました。


谷津の入り口でサシバが出迎えてくれました。夏鳥の飛来はこれから本格化するでしょう。


オビカレハの幼虫がテントのような網を張って集まっていました。この網から葉を食べに出かけていって、夜には帰ってくるようです。


シオカラトンボ、シオヤトンボ、アジアイトトンボの3種類のトンボを見ることができました。これからどんどん種類が増えてくるでしょう。


会の果樹園でカラタチの花が咲いていました。


林の奥でイチリンソウの可憐な花が咲いていました。


帰り道、モミジイチゴの花が咲いていました。5月にオレンジ色の甘い実を食べることができるでしょうか。

【観察した野鳥】

キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、オオバン、コチドリ、トビ、サシバ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シメ、ホオジロ、アオジ  32種+コジュケイ、ガビチョウ

yamasanaeさんの記録した植物と昆虫の記録です。

【観察した野草】 38種 【チゴユリ科】チゴユリ、【ラン科】キンラン(蕾)、シュンラン、【イネ科】スズメノテッポウ、【ケシ科】クサノオウ、ムラサキケマン、ヤマエンゴサク、【キンポウゲ科】イチリンソウ、【バラ科】ミツバツチグリ、ヘビイチゴ、ウワミズザクラ、【ブナ科】クヌギ、コナラ、【スミレ科】タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ツボスミレ、アメリカスミレサイシン、【フウロソウ科】アメリカフウロ、【ミカン科】カラタチ、【アブラナ科】ナズナ、タネツケバナ、ノミノフスマ、【ナデシコ科】オランダミミナグサ、コハコベ、【リンドウ科】フデリンドウ、【オオバコ科】オオイヌノフグリ、ジュウニヒトエ、シロバナジュウニヒトエ、オドリコソウ、ヒメオドリコソウ、【キク科】ハルジオン、オオジシバリ、ハハコグサ、ノボロギク、ノゲシ、カントウタンポポ、オニタビラコ、【レンプクソウ科】ニワトコ

【観察した昆虫】

トンボ 3種 アジアイトトンボ、シオカラトンボ、シオヤトンボ

チョウ 14種 ミヤマセセリ、コチャバネセセリ、ナミアゲハ、キタキチョウ、モンキチョウ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、テングチョウ、キタテハ、ルリタテハ、アカボシゴマダラ(幼虫・エノキ、特定外来生物)

その他 6種 オビカレハ(幼虫)、キバラモクメキリガ?(幼虫・エノキ)、アミガサタケ、ヒダリマキマイマイ、ヒタチマイマイ、ウスカワマイマイ


2021年4月3日土曜日

4/3 土曜観察会 野草

  今週も、今季初が一杯。まずは、ゲンゲ(レンゲ)、オドリコソウ、イチリンソウ(写真は失敗ですが、とりあえず)、クサボケ。

    

 スミレの類では、ツボスミレ、ヒメスミレ。
  

 ジュウニヒトエ(シロバナジュウニヒトエ)、ウワミズザクラもお初でした。
  

 このほか、観察路から少し離れたところで、ジロボウエンゴサク、気の早いヤマツツジ、フラサバソウ。
    

 このほか、地味ですが、クヌギやコナラなども花をつけていました。


目に付いた野草 23種

【ゼンマイ科】ゼンマイ、【ラン科】シュンラン、【ケシ科】クサノオウ、ジロボウエンゴサク、ムラサキケマン、ヤマエンゴサク、【キンポウゲ科】イチリンソウ(茨城・準絶滅危惧種)、【マメ科】ゲンゲ、【バラ科】クサボケ、ウワミズザクラ、【ブナ科】クヌギ、コナラ、【スミレ科】タチツボスミレ、ヒメスミレ、ニオイタチツボスミレ、ツボスミレ、【ツツジ科】ヤマツツジ、【リンドウ科】フデリンドウ、【オオバコ科】フラサバソウ、【シソ科】ジュウニヒトエ、シロバナジュウニヒトエ(ジュウニヒトエの白花品種)、オドリコソウ、【キク科】カントウタンポポ

   


4/3 土曜観察会 虫たちほか

  山笑う里山


 虫たちも活発になってきました。ツマキチョウなどのほか、クロコノマチョウ、アジアイトトンボ(未熟♀・写真はSaさん)は今季初。

  

 新緑のなかで、幼虫たちも色々。アカボシゴマダラ(エノキ、特定外来生物)、ミノウスバ(マサキ)。嫌いな人もいると思うので、写真は小さめ。
  

 その他の生きものでは、シュレーゲルアオガエルの甲高い声が聞こえるなかで、捕食者であるヤマカガシも姿を見せていました。イタチの糞も小さめに掲載しておきます。
  


昆虫 18種
【チョウ目ガ類】ミノウスバ(幼虫)、モンキキナミシャク、オビカレハ(幼虫)3種、【チョウ目チョウ類】ミヤマセセリ、キアゲハ、キタキチョウ、モンキチョウ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、テングチョウ、ヒオドシチョウ、アカボシゴマダラ(幼虫・特定外来生物)、クロコノマチョウ 13種、【トンボ目】アジアイトトンボ(未熟♀)、【ハエ目】ビロウドツリアブ
その他の生きもの 5種
【哺乳類】イタチ・糞、アライグマ(特定外来生物)・足跡、【爬虫類】ヤマカガシ、【両生類】シュレーゲルアオガエル・鳴き声、ニホンアマガエル・鳴き声