2022年12月31日土曜日

2022.12.31 土曜観察会

晴れ 参加者5名

 2022年最後の観察会は、大晦日だったのですが、5名も集まるとは予想外でした。

 目玉は、オオタカの狩り。目の前で、一斉にカモが大騒ぎしたかと思うと、きたきつねさんが、オオタカと叫んだ先で、マガモの♀を捕らえたオオタカが水辺から引き上げて、羽を毟っていました。


 騒いでいたマガモの群れも、落ち着かない様子で、首を上げていたのが、だんだんと、首が下がって落ちついていきました。餌を捕って、お腹がいっぱいなら襲われないのをしっているのですね。

 大池には、氷が張っていましたが、気温があがって、どんどん溶けていきました。白梅の花が、一輪開いていました。


 帰りに寄った蓮田では、カワセミやタシギにも会えました。

  

 わざわざ大晦日に、宍塚までやってきたということで、色々とご褒美がもらえたようです。
By yamasanae


【野鳥】オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、タシギ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 41種+コジュケイ、ガビチョウ

【花】ウメ(白梅)、ヒメオドリコソウ




2022年12月24日土曜日

2022.12.24 土曜観察会

 晴れ 参加者4名


日本海側が雪が降ると関東は快晴で低温の乾燥した風が吹くことになります。それで、風は強かったけれど、雑木林の中は風が弱いのでそれほど寒さを感じませんでした。

日陰の水溜りはまだ氷が張っていたり、道端には霜柱が残っていました。

まだ冬鳥が少ないので、雑木林にはセンダンやハゼノキ、ネズミモチなどの鳥の好きな木の実がたくさん残っていました。

大池には、マガモ、オカヨシガモなど10種類のカモが入っていて、トモエガモも残っていました。

オオタカの気配を感じたのか、カモが一斉に慌てて飛び上がり、堤防よりに集まってきました。

雑木林の上にノスリが出現しました。


五斗蒔谷津には、土曜観察会の参加者が「シメの木」と呼ぶ木があります。不思議なことに何時行っても冬の間シメが止まっています。木の上にカワラヒワが止まったので、よく見ると左下にシメがいました。


白い実のカラタチバナ(百両)がありました。


【観察した野鳥】
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、ダイサギ、オオバン、トビ、ハイタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、ス
ズメ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 38種+コジュケイ、ドバト

2022年12月17日土曜日

2022.12.17 土曜観察会

 くもり 参加者 13名


第3週は日本野鳥の会茨城県との共催の探鳥会を兼ねた土曜観察会でした。北で雪が振り始めたので、冬鳥が少しづつ移動してきたようで、雑木林にカシラダカの100羽近くの大きな群れが来ていました。
ツグミはまだ本格的に来ていません。

カラの混群が活発になってきたようで、久しぶりに複数の混群に会うことができました。まだ高い場所にいるので、見ていると首が痛くなってしまいます。

池のカモはマガモを中心に1,000羽近くいるようです。トモエガモがまだ残っていて、見られるようになってから1ヶ月を超えるので、このまま越冬しそうです。

カラタチの棘に新しいモズの早贄が3ヶ所増えていました。


【観察した野鳥】
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、クイナ、オオバン、トビ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ・セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 43種+コジュケイ、ガビチョウ

2022年12月10日土曜日

2022.12.10 土曜観察会

 晴れ  参加者 5名

朝は少し気温が低かったのですが、昼に近づくにつれ暖かくなりました。

今日のニュースは入口のエノキの根元で6頭ものゴマダラチョウ越冬幼虫をみつけたことです。また観察路脇のアズマネザサ葉上でヒカゲチョウの幼虫を見つけました。この小さな幼虫もこれからどこかで越冬するようです。

そしてビッグニュースはクロスジフユエダシャクを見つけたことです。毎年この時期、昼間の林間を飛ぶ多数の♂の姿は見ていましたが、翅が退化したの観察が課題となっていました。

【観察したチョウ 
ジャコウアゲハ(蛹)、キタキチョウ、ヤマトシジミ、テングチョウ、キタテハ、ゴマダラチョウ(幼虫)、アカボシゴマダラ(幼虫)、ヒカゲチョウ(幼虫)

2022年12月4日日曜日

2022.12.4「土壌」月例観察会

2022年12月4日(日)「土壌」観察会。
講師は、小林耕野さん(筑波大学大学院 土壌環境化学研究室 博士課程)と武田あすかさん(同研究室 修士課程)。
参加者は小学生5名、大人6名、幼児2名、スタッフとスタッフのお子さん3名。

「土壌」観察会では、雑木林と竹林との土壌の比較、そして地層が見える場所で観察をしました。

まずはゲンベー山で、隣接する雑木林と竹林とで土を掘って比較観察をしました。
講師の先生に掘り方を教えてもらい、3グループに分かれ各々の場所を掘りました。
深く掘ることに夢中になるグループ、お父さんの力強い掘りに喜ぶグループ、素早く掘って観察に勤しむグループとそれぞれに楽しんでしました。
ある程度の広さと深さが掘れたら先生が来て、触ったり匂いを嗅いだりと観察の仕方や、土の状況を教えてくださいました。

雑木林では、表面には落ち葉が積もり、落ち葉の下の層はつかむとコロコロしています。
深く掘っていくと、固く、ショベルを入れるとブロック状で取れるような土になっていきました。
白い菌糸も、落ち葉層から土壌の上層にかけて見られました。
このコロコロした土は、ミミズや菌類など土壌生物が丸めたり接着したり柔らかくしてくれ、土の粒子がくっつき、団粒構造ができたためです。
団粒構造により、土の塊と塊の間に空隙ができ、そこに空気が入り、植物も根を伸ばし水や空気を得やすくなります。
雑木林の土壌は黒っぽい色をしています。これは、むかし火山から降って来たものと木々から落ちて来た落ち葉などが混ざって出来、落ち葉等の有機物が分解された色が黒っぽいからだそうです。

次いで竹林では、掘ろうとショベルを地面に入れると、「硬い!!!」。
雑木林と一変して、ショベルもなかなか入っていきません。
「さっき(雑木林)と比べて匂いはどう?」「触った感じは?」「虫や菌糸はいるかな?」と先生からの問いに、参加者も五感で探索しました。
竹林の土壌は地表面近くには竹の硬くて細かい根が密に生えていて、土の割合が少なく、他の生物も目につきませんでした。
下の層の土壌はより乾燥していました。
これは、落ち葉の栄養分が、竹の葉では紅葉樹より少ないこと。落ち葉や生き物が少ないため、土壌の団粒構造も出来にくいこと。雨が降っても、団粒構造が少ないために水は地下に直行しやすく、かつ竹は水分をどんどん吸うことからだそうです。


現代の生活では竹が使われにくくなったために、竹林管理もされにくくなり、竹林が増加しています。
先生からは、雑木林がいかに森林や地域環境にとって重要かを、土や水の観点から体験させていただきました。


最後に、ドウマエの三角広場で、表出した地層を観察しました。
子どもたち、斜面を登り降りしたりと木に登ったりと、皆で仲良く楽しんでいました。
文・写真:Ishida

2022年12月3日土曜日

2022.12.03 土曜観察会

 くもり  参加者 4名

山の木々は、葉を落とし雑木林は随分見通しが良くなってきました。山に雪が降っていないようで、餌が豊富なのかツグミやカシラダカなどの冬鳥の飛来がまだ少数のようです。

 気温が低かったので、蝶はほとんど見られませんでしたけれど、陽だまりにアキアカネが集まっていました。雑木林のなかに冬に見られる蛾のクロスジフユエダシャクのオスが多数飛び回っていた。

 里山は銃猟禁止区域なので、池のカモは増えてきて1,000羽近くいるようで、中に先週見られなくなっていたトモエガモがいました。

大きな桑の木にクワゴの卵を見つけました。

 会の果樹園のカラタチにモズのハヤニエでしょうかコバネイナゴが刺さっていました。

【観察した野鳥】
カヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、コゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ 31種+コジュケイ、ドバト