2023年8月26日土曜日

2023.08.26 土曜観察会

 晴れ  参加者 10

オニバスの種子

暑かったですが、子どもたちは、よく歩きました。さて、ふれあい農園にあるパレットに浮かんでいたのは、オニバスの種子だったようです。宍塚米の田んぼでは、稲に、イネカメムシ、コバネイナゴなどがたくさんついていて、心配です。

さまざまな虫たちや植物に会えました。大池では、特定外来生物のウシガエルの幼体がたくさんでビックリでした。

ツクツクボウシ

【観察した野鳥】キジバト、アオサギ、ダイサギ、カワセミ、ハシブトガラス、ヤマガラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ 14種+ガビチョウ

2023年8月19日土曜日

2023.08.19 土曜観察会

 晴れ  参加者 10


 ジリジリと音がしそうな暑さなので、しっかり給水しながら里山を歩きました。道の上に、葉の付いたドングリがたくさん落ちていました。

 これは甲虫のハイイロチョッキリがドングリに卵を産んで茎をチョッキリと切り落とすのです。ドングリの帽子のところをよく見ると黒い点が見えるのですが、その部分が卵を産んだ跡です。ちゃんとドングリの柔らかい場所を選んで穴を開けて卵を産んでいます。

黒い部分が卵を産んだ穴

 実の付いた枝を切り落とすのは、コナラの木が出す幼虫の生育を阻害する物質が枝から流れ込まないようにするということです。

【観察した野鳥】キジバト、アオサギ、ダイサギ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ホオジロ 17種+コジュケイ、ガビチョウ

2023年8月12日土曜日

2023.08.12 土曜観察会

 晴れ  参加者 15

翅の表が青紫色に輝くムラサキシジミ

暑い日でしたが、3組のご家族も参加され賑やかな観察会となりました。駐車場では久しぶりにオナガの声、その姿も確認できました。大池ではヒシの群落が少し水面を覆っていて、そこにチョウトンボがちらほら飛んでいました。

林ではミンミンゼミ、アブラゼミに加えてツ クツクボウシも鳴いていました。ほの暗い樹下の叢にはサトキマダラヒカゲが多く出ていました。そんな中、ムラサキシジミの翅の輝きも見ることができました

【観察した野鳥】
カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、クサシギ、サシバ、モズ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ、ホオジロ 17種+コジュケイ、ガビチョウ

2023年8月6日日曜日

2023.8.6 月例観察会「プランクトン」

 2023.8.6(日)月例観察会「プランクトン」

参加者:子ども19名 大人17名         

講師:県霞ケ浦環境科学センター 鈴木隆志さん 他スタッフ3名

記録的な猛暑が続く今年の夏ですが、霞ケ浦環境科学センターのご支援により盛大な観察会が開催できました。


新緑に包まれた里山、大池に広がる水草のヒシ、湖面に映る青い空と白い雲、野外での清々しいプランクトン観察会となりました。


「プランクトンって一体なんだろう!」鈴木先生の質問から始まりました。

水の中をフワフワ漂って生きる生き物です。

同じ水の中でも水に逆らって泳ぐ魚、水の底に生きるベントス等とは明らかに違います。

プランクトンには水中の栄養と太陽のエネルギーを貰って葉緑体を作る植物プランクトン、そしてそれを動きながら食べる動物プランクトンがあり、水生昆虫、魚や野鳥たちの大切な命を支えています。

上から見ただけでは分からない、水の中の世界はどのような生き物がいるのか、ワクワク気分です。

先ず初めにプランクトンをどのように採取するのか、採取体験です。

顕微鏡の操作やレンズの使い方等、細かい作業が続きましたが、子どもたちは直ぐに慣れ、タブレット画面に大きく鮮明なプランクトンを次々に映し出していきました。

大人も夢中になり、形が異なるプランクトンが出るたび感動して親子で観察を楽しみました。

霞ケ浦の動物プランクトンではケンミジンコ、オカメミジンコ、カブトミジンコ、ゾウミジンコ、ワムシ、カイミジンコ等を見つけました。

動きや体の構造を資料と照らし合わせて驚きの連続です。

次は霞ケ浦の植物プランクトンの観察です。

霞ケ浦の水は緑色をしておりその分類は、珪藻(ハリケイソウ、クチビルケイソウ)、緑藻(イカダモ、クンショウモ、ミカヅキモ)、藍藻(ミクロキスティス)、鞭毛類(ミドリムシ、ウチワヒゲムシ)、などがあります。

最後にプランクトンネットで採取した大池のプランクトンも観察しました。

ミカヅキモ、アナベナ、クンショウモ、眼の赤いミドリムシの仲間、ウチワヒゲムシ、クチビルケイソウ、アウラコセイラ等が観察できました。

配布された資料と照らし合わせてみると、殆どの種類のプランクトンを観察することができました。


今回は肉眼では見えない水中の微小な生き物の多様性を学び生き物の土台を支えるプランクトンの役割について学びました。

実際にプランクトンに触れ、驚きと感動の楽しい体験になりました。

猛暑の中、霞ケ浦環境科学センターの温かいご支援に心より感謝申し上げます。



(さらに詳細は、会報にて)

文・写真:Tanoue

2023年8月5日土曜日

2023.08.05 土曜観察会

晴れ 参加者12名

 親子連れ2組、学生、院生など賑やかでした。猛暑日で暑かったのですが、小学校低学年のこどもたちも、汗をかきながら、無事に一回り。

 自然農の田んぼ脇で、ハスが咲いていました。


 盛夏で、トンボやセミが目立ちました。トンボは、25年ぶりのコノシメトンボ(左側)。秋になると、ノシメトンボと異なり、全身が真っ赤になるので、分かりやすいのですが、今頃は、胸の模様をじっくり見ないとなかなか分かりません。7月半ば頃から出ていたマイコアカネ(右側)にも、ようやく会えました。

  

 セミも、出そろっていました。ニイニイゼミにセミヤドリガがついていたようですが、すでに、5齢幼虫は、糸を伝って、背中から降りていたようで、4齢幼虫と思われる抜け殻がついていました。90%以上がヒグラシについているので、ニイニイゼミについていたのを見るのは初めてでした。
 スケバハゴロモには、ハゴロモヤドリガの5齢幼虫(写真は、kuroさん)がついていました。5齢になると白い蝋状の物質を纏うようですが、こんな小さな虫についていると心配になります。
  

 色々出て、遅れ気味でしたが、なんとか、12時に間に合いました。
By yamasanae


昆虫
【トンボ目17種】ホソミオツネントンボ、オオアオイトトンボ、オオイトトンボ、ギンヤンマ、ウチワヤンマ、オニヤンマ、オオヤマトンボ、チョウトンボ、ナツアカネ、ノシメトンボ、コノシメトンボ、マイコアカネ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、ウスバキトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、【バッタ目】ショウリョウバッタ、コバネイナゴ、【カメムシ目】アオバハゴロモ、スケバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ、【チョウ目チョウ類16種】イチモンジセセリ、アオスジアゲハ、アゲハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、キタテハ、コミスジ、アカボシゴマダラ(特定外来生物)、コジャノメ、ヒメジャノメ、サトキマダラヒカゲ、【チョウ目ガ類】セミヤドリガ・幼虫抜け殻、ハゴロモヤドリガ・幼虫、タケカレハ・幼虫、シロシタバ、オオシラホシアツバ、【コウチュウ目】マメコガネ、キボシカミキリ、【ハチ目】モンスズメバチ、
※Saさんがこの日行ったチョウのルートセンサスでは、21種がでたそうです。

その他
【両生類】ウシガエル(特定外来生物)、ヌマガエル(生態系被害防止外来種・国内由来)、【爬虫類】ヒガシニホントカゲ・幼体、

【観察した野鳥】きたきつねさんデータ
カイツブリ、キジバト、アオサギ、チュウサギ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ 17種+コジュケイ、ガビチョウ(特定外来生物)