2016年7月30日土曜日

2016.07.30(土)土曜観察会

晴れ 初参加の親子連れを含めて6名
 梅雨明けして暑くなってきたので参加者がいるかなと思ったのですが、年中のIbちゃんたちが参加してくれました。
 駐車場の紫色のアレチハナガサの花、道端の黄色の小さな花をつけているスベリヒユなど普段より丁寧に見ていきました。
 里山に入ると、スジグロシロチョウが薄紫色のコバノギボウシの花にとまってくれました。空に、猛禽類の声に見上げると、サシバの夫婦がノスリを追い払っていました。
 
 ちょっと虫が苦手だったIbちゃん、セミの抜け殻を触ったり、初めて、トンボ(オオシオカラトンボ)を手に持ったり、お母さんの方が感激していましたね。
 大池では、マガモ、カワウ、アオサギ、チュウサギ、そして、カワセミも見ることがでしました。
 さて、Ibちゃんたちは暑さもあるので、大池で楽しい里山散歩は終わりにして、戻ることになりました。
 
 その後、林の中を通っていくのですが、途中、キノコの上で不思議の動きをする10数ミリほどの虫がいました。(後で調べてみると、サビハネカクシでしたが、キノコの上で待機し、飛来したハエに素早く飛びかかって捕食するそうです。お尻をくねくねしていたのはなんだったのでしょうね。)

  
 長い間草刈りを続けてきたかっちゃんの森では、在来の植物たちがいろいろ見られます。今は、ヤマユリが満開ですね。

 すぐそばまで、ソーラ施設を作るため、林は伐開されてきています。ちょうど視察をしていたグループと出会いました。
 茨城県土浦市宍塚には、ため池を中心に雑木林などが囲むように広がる100ヘクタール、つくば市側の天王池を含めると約200ヘクタールの里山があります。 東京から筑波山の麓までで最も広い里山です。
 なかなか規制が難しいところですが、林を根こそぎ伐開して草が生えないように簡易舗装された風景を見て、改めて、宍塚の里山=貴重な緑の島を将来に残していきたいものだと思いました。
 
 
 さて、気を取り直して、観察会を続けます。草むらで見つけたイトトンボの仲間は、ホソミオツネントンボ。♀の場合、成熟しても、全部が、青っぽくなるわけではなく褐色味の強い個体もいるようです。
 
 ゴマダラチョウやオオムラサキを探していたのですが、見つかったのは、生態系被害防止外来種であるアカボシゴマダラ。目立つようになりました。
 
 駐車場まで戻ると、ツバメの親子が電線にとまっていました。幼鳥はくちばしが黄色いですね。
By yamasanae
  
 
観察した生き物たち
【鳥たち】 15種+(外来種1種)
マガモ、キジバト、アオサギ、チュウサギ、サシバ、ノスリ、カワセミ、モズ、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、ホオジロ、(コジュケイ)

【チョウ類】 22種
ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ルリシジミ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、イチモンジチョウ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ(生態系被害防止外来種)、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ、ジャノメチョウ

【トンボ類】 11種
ホソミオツネントンボ、ハグロトンボ、ウチワヤンマ、オニヤンマ、オオヤマトンボ、ナツアカネ、コシアキトンボ、コフキトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ

【その他】 12種
ショウリョウバッタ、オンブバッタ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ウンモンクチバ、オスグロトモエ、ハグルマトモエ、クロバネツリアブ、サビハネカクシ、カブトムシ、ヒメウマノオバチ
  


 
 

2016年7月23日土曜日

2016.07.23(土)土曜観察会

くもり 参加者4名
山背が吹いていて気温が低めで快適でした。開始直後、サシバが鳴きながら帆翔していているのが見ることができて幸先が良いスタートです。続いて、トビ、オオタカとあらわれました、しかし野鳥は全体に少なく静かでした。でもヤマユリが咲いていたり、カラスアゲハ、ムラサキシジミなどのチョウがたくさん出てくれました。
 カラスアゲハ
 ヒメウラナミジャノメ
 ギンツバメ
ヨツボシノメイガ
 ツノトンボ
 クロバネツリアブ

【観察した野鳥】
カイツブリ、キジバト、アオサギ、チュウサギ、トビ、オオタカ、サシバ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ムクドリ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、ホオジロ 17種 +コジュケイ

2016年7月18日月曜日

2016.07.18 夜の観察会 写真

 Kawaさんから写真を送ってもらいました。こんなに色々いたのですね。
 とても全部は名前がわかりませんが、・・・
 1枚目は、ネムノキの花、ニイニイゼミの羽化、マダラカマドウマ、ナナフシ、ウスバカミキリかな?

 2枚目は、ザトウムシの類、カブトムシ♂、ヨトウガなど、最後はホソオオクチキムシ?
 
 3枚目は、ホソオオクチキムシ?、ノコギリカミキリ、ヤマナメクジ、カラスウリの雄花、ノコギリクワグタ♀?、シロシタバ、ザトウムシの類、コガネムシの類、ガの類、キマダラカミキリ、ガの類
 
 4枚目は、モリチャバネゴキブリ、コガネムシの類、クロシデムシ、ガの類、オジロアシナガゾウムシ、ウスモンツツヒゲナガゾウムシ、ハンミョウの類、ガの類、コガタコガネグモ、マダラカマドウマ
 
 最後は、マダラカマドウマ、奇妙な形をしたカマキリモドキ、ニイニイゼミの羽化、顔が可愛いオオミズアオ幼虫
 
 アップで送られてきたのは、カブトムシ♂、ノコギリクワガタ♀?、シロシタバ、ニイニイゼミ羽化、クロシデムシ、ザトウムシの類でした。





photo by Kawaさん

なお、虫の名前など文責はyamasanaeです。
 
 


2016.07.18 夜の観察会

晴れ 18:30~20:30
参加者:子ども43名、大人44名、スタッフ5名 計92名
 例年、大盛況の夜の観察会ですが、今年は、夏休み前なので少なくなるかなと思っていたのですが、今年も大人数でした。
photo by きたきつねさん
 さて、日の入りは18:56、月の出は17:19。
 hanaさん、Abさん、きたきつねさん、yamasanaeの4班に分かれてスタート。

 最初は、セミの羽化の観察です。明るいせいかなかなか見つかりませんが、そのうちに見つかるようになります。ほとんどがニイニイゼミですが、アブラゼミやミンミンゼミの幼虫を見つけた人もいました。

 
 始まったばかりのセミの羽化は帰りにまた見ることにして、夜咲く花であるカラスウリの花を観察。
 
 何か所かに、発酵した糖蜜などを吹き付けておいたので、それを確認しながら暗い道を歩いていきます。最初は集まっていませんでしたが、途中から、コクワガタ、カブトムシ、シタバガの類などが見られるようになりました。

 
 だんだん慣れてきて、葉の上のキリギリスの類、ナナフシなども見つけられるようになりました。
 
 いよいよ、懐中電灯も消して真っ暗にして、陸生ホタルの幼虫がかすかに光るのを見つけます。まずは、目をつぶって、暗さに慣れて、しばらくするとみんな見つけることができたようです。このホタルの幼虫は、陸生の小さな巻貝をエサにしているので、里山の中でみることができるのですね。

 ライトに光る眼をよく見ると、クモ(イオウイロハシリグモ)の眼が光っていたりします。ガ(シロシタバ)の眼も怪しく赤く光ります。
 
 開けたところで、Saさんが用意してくれたライトトラップで、光に集まる虫たちの観察もしました。ドウガネブイブイやコフキコガネ、クロシデムシ、キマダラカミキリ、クロコノマチョウ、ガの類、カマキリモドキなども来ていました。
ライトトラップの様子 photo by Saさん
クロシデムシ photo by Saさん
 最後に、羽化を始めていたセミたちを、もう一度観察。

 
 少し風があって、まっすぐ翅が伸びるかちょっと心配でした。
 栗の葉にオオミズアオの大きな幼虫がいてびっくりして、楽しい観察会は終わりです。

 子どもたちは、皆とても熱心で、いろいろ見つけてくれました。中学生になってまた顔を見せてくれた人もいて、うれしいものですね。
by yamasanae
 
 

2016年7月16日土曜日

2016.07.16 土曜観察会

晴れ 参加者16名
日本野鳥の会茨城県との共催の探鳥会を兼ねての土曜観察会です。中々梅雨明けしないようで湿度と気温が高くムシムシした中、観察コースを歩きました。

コースはさわやか隊の皆さんが草刈りしくれていて、非常に快適でした。さわやか隊の皆さんに感謝しながら歩きました。

夏期は子育ても終わり、野鳥は子連れでひっそりと林の中を移動しているので、観察種数は少なくなるのですが、 初記録のハチクマ、夏に初記録のイカルなども含め28種類の野鳥を観察できました。

ハイライトはヤマトタマムシをじっくり観察できたことです。非常に美しい虫ですが、なかなか近くで見るのは難しいので感激しました。

【観察した野鳥】
カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ハチクマ、トビ、オオタカ、サシバ、ノスリ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、イカル、ホオジロ 28種 +コジュケイ、ドバト 

2016年7月9日土曜日

2016.07.09 土曜観察会(中止)

雨のため参加者がいなかったため中止としました。

一人で池まで歩いてみましたが、雨音の中に時折ウグイスやヒヨドリの声が聞こえてくるだけで静かでした。

アオダイショウの子供に遭遇しました。
【観察した野鳥】
マガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、オオタカ、サシバ、カワセミ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ 19種

2016年7月2日土曜日

2016.07.02 土曜観察会

曇り 参加者5名

 ノシメトンボが姿を見せるようになり、ヌマトラノオが綺麗な季節になりました。

 
 穴から顔を出したのは、ちょっと気の早いアブラゼミのようです。(アブラゼミとミンミンゼミの幼虫は触角で区別するのですが、第3節は第2節の1.5倍あるようです。)
平塚市博物館 セミの抜け殻の見分け方
By yamasanae

 
【観察した野鳥】 19種+(番外1種)
マガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、チュウサギ、ホトトギス、トビ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、(コジュケイ)