2018年8月25日土曜日

2018.08.25 土曜観察会

晴れ 参加者3名
いつになったら涼しくなるのでしょうか。

谷津田の入り口で、今年も田んぼの学校の皆さんが作った、たくさんの案山子が出迎えてくれました。
大池への途中や池の上に渡りの途中のサシバが6羽もでてくれました。毎日、強い南風が吹いていたので、なかなか渡れなかったところに、北風が吹き始めたから一斉に飛び出したのかも知れません。

雑木林の観察コースの道の上に、葉のついたコナラのドングリがたくさん落ちていました。これはチョッキリの仲間の仕業です。

チョッキリがドングリに卵を生んで、枝を噛み切って落としたのです。ドングリの帽子のところをよく見ると、卵を生んだ場所が黒くなっています。
ヒグラシがクモの糸の先に下がっていました。セミも繁殖を終えて弱ってしまったので、クモの糸から逃げられなかったのでしょう。
オオカマキリのメスがアブラゼミを捕まえる瞬間に出会うことができました。ジッと声がしたので振り返るとセミが捕まっていました。

土曜観察会では、多用な植物や動物の命に溢れている宍塚の里山を見続けることで、それぞれの生き物は子孫を残すために一生懸命生きていることがよく分かります。

厳しい暑さの影響でしょうか野鳥の動きが悪く、なかなか姿を見たり声を聴くことができませんでした。

【観察した野鳥】
キジバト、アオサギ、バン、サシバ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ホオジロ 13種

2018年8月18日土曜日

2018.08.18 土曜観察会

晴れ 参加者7名
第三週は日本野鳥の会茨城県との合同探鳥会を兼ねての土曜観察会でした。気温が30度以下で湿度も低めだったので快適でした。

大池の水位は下がり、ヒシとハスが広がり水面が狭くなってしまいました。
ヒシが茶色になっているのはジュンサイハムシの幼虫が大発生して葉が食われているからです。
大池に時々現れるミサゴ。大池の魚を狙っているようです。
サシバが宍塚大池の上空を渡って行きました。
涼しかったためでしょうか、夜に開くカラスウリの花が開いたままでした。
南から北上してきたウスバキトンボが目立ってきました。
クヌギの蜜が出ている場所に、肉食のボクトクガがゴミを集めた筒のような巣に隠れていました。蜜に集まる虫を捕食するということです。
笹にアブラムシが多く発生しているようで、ゴイシシジミが沢山集まっていました。

【観察した野鳥】
キジバト、アオサギ、ミサゴ、オオタカ、サシバ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 20種+コジュケイ

【観察した蝶】
ダイミョウセセリ(成虫、幼虫)、キマダラセセリ、オオチャバネセセリ、イチモンジセセリ、アオスジアゲハ、アゲハ、キアゲハ、キタキチョウ、ゴイシシジミ、ヤマトシジミ、ルリタテハ、コジャノメ、クロコノマチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ このほか、黒いアゲハは不明(クロアゲハorオナガアゲハ) 








2018年8月12日日曜日

2018.08.11 土曜観察会

晴れ 参加者4名


今日も暑い一日でした。谷津ではヌスビトハギ、オトギリソウ、ミズヒキ、林の中ではヤブミョウガの花が見られました。ハナイカダの実が色づいてきました。クサギの花にはたくさんの昆虫が集まっています。


今日はとびきり大きい虫がたくさん見られました。イモムシ、ムカデ、クモ、ザトウムシなど。


極めつけはクヌギの樹液に集まるカナブンの下、写真の矢印のところから大アゴを持った虫が顔を出していました。写真を撮ろうとしたら樹皮そっくりな巣の中に引っ込んでしまいました。体長4〜5cm位はあったでしょうか。樹液に集まる昆虫を捕食しているようです。(yamasanaeさんからの情報でボクトウガの幼虫と分かりました)


観察会の終了後、駐車場の周りでマクロ撮影をしてみました。駐車場の入口付近に外来種のアレチハナガサが群生しています。そこにセセリチョウの仲間が来て盛んに吸蜜しています。フェンスに絡まるヘクソカズラにはアオスジハナバチがたくさん集まっていました。

by はいたか

【野鳥】マガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、チュウサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、 15種+コジュケイ (集合前を含む)

【チョウ】クロアゲハ、ナガサキアゲハ、アゲハ、キアゲハ、アオスジアゲハ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ゴイシシジミ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ、ツマグロヒョウモン、イチモンジチョウ、コミスジ、キタテハ、サトキマダラヒカゲ、コジャノメ、ダイミョウセセリ、イチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ 23種+アカボシゴマダラ(外来種) (解散後を含む)

【ガ】ホソバセダカモクメ(幼虫)、ボクトウガ(幼虫)

【トンボ】マイコアカネ(今季初)

【ハチ】アオスジハナバチ

【植物】ヌスビトハギ、オトギリソウ、ヤブミョウガ、クサギ、ミズヒキ




2018年8月6日月曜日

2018.08.04 土曜観察会

晴れ、暑い! 参加者 7名(うち、子ども1名)

 木陰を探しながら歩いてきました。
 汗をかき、水分はペットボトル1本では足りなくなるので、氷をいれた水筒にたっぷり用意していった方がいいようです。
 さて、今日は、宝石のような虫たちが目玉です。
 まずは、ミドリセイボウと思ったのですが、その後、コメントをいただきムツバセイボウ(六歯青蜂)だったようです。腹部末端に六つの歯のような突起があるそうですが、腹部をはっきり写した写真はありませんでした。この仲間を撮るときには注意をしなければいけませんね。
 いずれにしても、キラキラして綺麗です。このハチの幼虫は、ヤマトフタスジスズバチに寄生するとのこと。宍塚では初記録のようです。
(写真は、見やすいように向きを変えていますが、下向きに止まっていました。)

 もう一つは、1990年の五斗蒔に記録されて以来、28年ぶりとなるカトリヤンマ(♂、蚊取蜻蜒)です。このトンボは、絶滅危惧種に指定されているわけではないのですが、日中は藪の中でじっとしていて、夕暮れに活動するので、午前中に行われる観察会で見つけるのは困難ですね。
 ちょっと、ギンヤンマ似ですが、華奢な感じでした。目が綺麗です。
By yamasanae


【観察した野鳥】キジバト、アオサギ、チュウサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、ホオジロ 11種+コジュケイ

【チョウ】ダイミョウセセリ、キマダラセセリ、オオチャバネセセリ、イチモンジセセリ、アオスジアゲハ、アゲハ、キアゲハ、クロアゲハ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ゴイシシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ルリシジミ、キタテハ、コミスジ、イチモンジチョウ、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ 22種
 

【トンボ】アジアイトトンボ、カトリヤンマ、ギンヤンマ、ウチワヤンマ、オニヤンマ、チョウトンボ、ナツアカネ、ノシメトンボ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ 12種

【その他昆虫】アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、コクワガタ、カナブン、クロカナブン、カブトムシ、ヨツボシケシキスイ、キボシカミキリ、オニベニシタバ、シロシタバ、キシタバの類、オスグロトモエ、ミドリセイボウ、アオスジハナバチ 16種

【クモ】ナガコガネグモ、コガネグモ、コガタコガネグモ