2018年3月31日土曜日

2018.03.31 土曜観察会

晴れ 参加者5名
堤防の上のソメイヨシノがほぼ満開で、林の中のヤマザクラも5分咲き。新緑の中に桜色が映えて美しい。
谷津の入り口でサシバが出迎えてくれました。おかえりなさい。池のカモ達は北への渡りが始まっていて、一気に数が減ってしまいました。

 今日は気温が高いのでチョウを沢山見ることができました。

ケヤキの枝先にアカボシゴマダラの幼虫がツノを立てていました。
ミヤマセセリが里山の色々なところで見かけましたが、飛び回っていてなかなか写真が撮れませんでした。
 
ルリタテハ、キタテハ、ルリシジミ、ベニシジミチョウなども舞っていました。
  オオミドリシジミの幼虫を同行の一人が見つけてくれました。数ミリの幼虫をよく見つけられるものです。

ビロードツリアブが高速で羽根を動かして空中で止まりながらオオイヌノフグリの蜜を吸っていました。
下草刈りをした斜面にニオイタチツボスミレが一斉に咲いていました。
フデリンドウの花を探しましたが、いつもの場所に一輪だけ咲いていました。
会の森を通る道でウグイスカグラの花が咲いていました。これからたくさん咲くことでしょう。
  春の土曜観察会は、暑くも寒くもないので歩いていても心地よく、ウグイスの歌声を聞きながら春の彩りを楽しむことができました。


 【観察した野鳥】
キジ、オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオタカ、サシバ、ノスリ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ツグミ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ 31種+コジュケイ

2017年度テーマ一覧

◆2017年度(平成28年度)のテーマ
テーマ
講師
2017
4/2
植物
小幡和男さん(茨城県自然博物館)
5/7
田んぼと植物
嶺田拓也さん(農研機構)
5/13
夜の観察会
植田健仁さん(北方生物研究所)
6/4
手と耳と鼻で楽しむ観察会
大川和彦さん(千葉中央図書館)
7/2
キノコ
保坂健太郎さん(国立科学博物館)
7/17
夜の観察会
鶴田学、佐藤和明(当会スタッフ)
8/6
昆虫
今野浩太郎さん(独・農業生物自然研究所)
9/9
夜の観察会「夜鳴く虫」
中原直子さん(日本直翅類学会員)
9/10
久松正樹さん(茨城県自然博物館)
10/1
増子勝男さん(元茨城県自然博物館主席学芸主事)
11/19
実と種
多田多恵子さん(国際基督教大学、立教大学講師)
12/3
鵜沢美穂子さん(茨城県自然博物館学芸員)
2018
1/7
冬の野鳥
福田篤徳さん(日本野鳥の会茨城県)
2/4
縄文時代のくらしと里山
一木絵里さん(上高津貝塚ふるさと歴史の広場学芸員)
3/4
天王池
及川ひろみ(当会理事長)



※夜の観察会は、だいたい18:30~20:30で実施

2018年3月24日土曜日

2018.03.24 土曜観察会

晴れ 参加者6名
 今日も見所満載でした。
 すでにたくさん顔を出していたツクシ、すっかり咲いたミツマタを見ながら里山へ。
 

 里山にはいると、早春のスミレであるアオイスミレがお出迎え。

 さわやか隊が草刈りをしてくれた草地では、春の妖精たち※の先頭をきって、ヤマエンゴサクが花をつけ始めていました。早春に花をつけ、若葉でるころには葉も消えてしまう花たちです。
 
 これも春先にしか出現しないビロウドツリアブが一斉にでてきて、長い口吻でオオイヌノフグリで吸蜜をしていました。

 イナリヤツではキタテハ、さわやか隊が手入れをしてくれているわくわくの森では、ルリタテハが恋の季節でしょうか、数匹飛び回っていました。
 
 
 伐採して、積んであった杉には、ヤマトデオキノコムシ、ヒメスギカミキリがきていて、これから、コナラの伐採木などに多くのカミキリムシが来ることが期待できそうです。
 五斗蒔谷津では、今日も、さわやか隊の有志が杉の伐採に取り組んでいました。

 野草をみて、チョウなど探して、おまけに鳥もみてと盛りだくさんで、だいぶ時間をオーバーしてしまいました。
 宍塚2回目というYさんも参加してくれました。なんでも観察する土曜観察会、また、参加してくださいね。
By yamasanae


【観察した野鳥】 キジ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、オオバン、トビ、ノスリ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、マヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 36種+コジュケイ
  


【観察した野草】 スギナ(ツクシ)、コハコベ、ヤマエンゴサク、サクラ(種不明、セイシヤツ付近)、ゲンゲ(レンゲ)、ミツマタ、タチツボスミレ、アオイスミレ、ニオイタチツボスミレ、カキドオシ、シュンランなど
【観察した虫たち】 (チョウ目)キタテハ、ルリタテハ、テングチョウ、モンシロチョウ、ルリシジミ、アカボシゴマダラ幼虫、サンカクモンヒメハマキ、(コウチュウ目)ヤマトデオキノコムシ、ヒメスギカミキリ、コガタルリハムシ、(ハエ目)ビロウドツリアブ、ハエsp.(ヤドリバエの類か?)
【その他の生き物】 (両生類)ニホンアカガエル(オタマジャクシ)、シュレーゲルアオガエル声、(哺乳類)ヒミズの死がい



2018年3月17日土曜日

2018.03.17 野鳥の会との合同観察会

晴れ 参加者16名
 朝は少し寒かったのですが、いい天気。ニホンアカガエルの卵塊はふ化して、オタマジャクシになっていました。

 上昇気流もあったようで、朝から猛禽がでてくれました。ハイタカかと思ったのは、胸に縦斑があり、オオタカの若でした。

 冬に、大池で狩りをしていた個体でしょうか。いずれにしても、なんとか冬越ししてくれたようです。
2017/11/25
 花は、先週のタチツボスミレに続き、ニオイタチツボスミレの花もみることができました。


  池のカモは少なめでしたが、池のうえに今年初のツバメが飛んでいたようです(私は、口惜しいことに見損なってしまいました)。
  最後に、ルリビタキ♂を皆で観察。満足でしたね。


【観察した野鳥】 キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、トビ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ツグミ、ルリビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、マヒワ、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ 40種+コジュケイ、ドバト


2018年3月10日土曜日

2018.03.10 土曜観察会

曇り 参加者7名

日増しに春らしさを感じます。タチツボスミレがようやく咲きました。先週食べ頃だったフキノトウは大きくなり、ウグイスカグラのつぼみが膨らんでいます。ニワトコの新芽の間にはブロッコリーみたいな花芽がつきました。





冬鳥の気配が少しずつ薄くなっています。何となく鳥達が落ち着かない感じがします。ハシボソガラスは巣材を運び始め、気の早いウグイスはさえずりを始めました。ハイタカが2羽上空で旋回していました。春の渡りが始まったのかもしれません。

途中、黄色いカシラダカ?を見たような気がしたのですが正体が分かりませんでした。解散後確かめに行ったら、ミヤマホオジロの♂♀でした。



昨年ヒシに大発生したカミナリハムシの仲間が陽だまりの斜面でたくさんうごめいていました。ギシギシではコガタルリハムシが葉を食べていました。
昨日の雨の影響でチョウは飛びませんでした。越冬中のウラギンシジミが1頭いつものシラカシの葉に止まっていました。
byはいたか


【観察した植物】タチツボスミレ、ハコベ、ナズナ、タネツケバナ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、フキ、ニワトコ、ウグイスカグラ、ギシギシ

【観察した野鳥】キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、タシギ、トビ、ハイタカ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス(さえずり)、エナガ、メジロ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、アオジ 42種+コジュケイ

【観察した昆虫】カミナリハムシの仲間、ハネカクシの仲間、コガタルリハムシ、ヨコヅナサシガメ(幼虫)、ナナホシテントウ、ヤママユの繭、ウラギンシジミ(静止越冬中)

2018年3月3日土曜日

2018.03.03 土曜観察会

晴れ 参加者8名
 昨日のニホンアカガエルの卵塊調査では、はいたかさんの調査した分だけで、数百の卵塊を記録したとのことで、まず、卵塊を見に行きました。そばに♀と思われる成体がいました。
 

 大池のカモたちも、暖かい陽気になんとなく、落ち着かない感じがしました。
 小鳥たちはやや少なめでしたが、混群の小鳥たち、マヒワやベニマシコなどをみることがでしました。

 コゲラがハラビロカミキリの卵塊をつついていました。

 猛禽は、ノスリ、トビ。高いところにオオタカも出たようですが、確認できませんでした。

 
 チョウたちは、気の早いモンキチョウ、越冬したタテハチョウ類。帰りがけの駐車場では、これも越冬したツチイナゴを見つけました。
By yamasanae


【観察した野鳥】 キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タシギ、トビ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、マヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 40種+コジュケイ、ドバト

【観察したチョウ】 モンキチョウ、ウラギンシジミ(静止越冬中)、テングチョウ、キタテハ、ルリタテハ、アカタテハ