2013年12月28日土曜日

12月28日 土曜観察会

快晴 参加者3名

前日の雨がウソのように、快晴になった。木々の葉が落ちて、雑木林は非常に見通しがよくなっている。これから野鳥が見易くなってくるので、バードウォッチングが本格化するだろう。

気温が低く、風も強いので昆虫は見かけることがなかった。冬に咲く花も所々にあって、ヤツデの白い花が咲いていた。

【観察した野鳥】
コジュケイ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、コサギ、オオバン、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシ ボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグ ロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ(32種)

2013年12月21日土曜日

12月21日 土曜観察会

快晴 参加者13名
 野鳥の会茨城県との合同探鳥会。落ち葉が落ちて一生懸命に鳥を探したけれど、例年よりも小鳥は個体数が少な目だった。山で雪が多くなってくると増えてくるのだろう。
                                 by きたきつね
【観察した鳥】キジ、コハクチョウ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、キジバト、カワウ、オオバン、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、クロジ(37種) 外来種コジュケイ

2013年12月14日土曜日

12月14日 土曜観察会

12月14日(土)晴れ
 今日の観察会は、里山のゴミ拾いに参加ということになりました。それでも、ゴミ拾いの前後、駐車場付近だけでも、21種の鳥たちが観察できました。
by yamasanae

【観察した鳥たち】キジ、キジバト、アオサギ、コサギ、オオタカ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、アカハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ

2013年12月7日土曜日

12月7日 土曜観察会

池のカモは、外出中か数が少なめだった。今回は猛禽類が全く現れず、カラの混群にも会えなかった。
明るい雑木林の道で、数多くのクロスジフユエダシャクの雄がヒラヒラと舞っていた。先週は見られなかったので、最近、羽化したのだろう。雌を見つけようと探してみたが、素人には無理だった。

谷津を見渡せる場所に向う道の途中で、タヌキに出会った。突然だったので、2mくらいの距離だったのだけれど、タヌキはしばらくじっとしていてくれた。2週間前に谷津の下で日向ぼっこしていた2頭のうちの疥癬で毛が抜けていた1頭だった。

いつもモズがいる場所で、モズのハヤニエを探して見たが、コバネイナゴやコガネムシの幼虫が木に刺されているのをみつけた。上手に刺すものだ。

【観察した野鳥】ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、コサギ、オオバン、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、アカハラ、ルリビタキ、スズメ、セグロセキレイ、シメ、ホオジロ、アオジ(24種)


2013年12月1日日曜日

12月1日(日) 月例観察会

12月のテーマは「野鳥」
 講師は、日本野鳥の会茨城県支部の福田篤徳さん。バードウォッチングが初めての人もおおかったのですが、丁寧に、じっくりと観察することができました。 

 集合場所で、手作りの資料。上段には基本となるメジロ、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラスの鳴き声、大きさがきれいな写真と一緒に説明されていました(21種)。このほか、よく見られる鳥たち合せて全部で37種が載っていましたが、これで、十分でした。
 観察会は、集合場所から始まりました。ハシボソガラス、アオサギをみんなでじっくり観察。歩きながら、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイなど。
 ふれあい農園について、耳を澄ませて、目を凝らして、観察。高い木の上に、カワラヒワやシメ。モズの鳴き声を聞いて、姿を探すと、杉の木の天辺に、可愛らしいモズ♀の姿がありました。
 畔の上では、セグロセキレイ。小さな子どもたちも見つけることができました。今日は、一つでも良いので覚えていってほしいものですね。青空のもと、紅葉を含めて谷津の姿を堪能。
 果樹園では、梅の木の枝に、モズのはやにえ。バッタのほか、あまり見たことのないコガネムシの幼虫もはやにえになっていてビックリ。
 いよいよ、大池では、カモたちを観察。天気が良すぎて、まぶしくてちょっと観察は難しかったのですが、ちょっとだけぐるぐる回りをしていたハシビロガモ、ほとんど寝ていた青首のマガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、真っ黒なオオバン。オオタカも2度ほど姿を見せてくれました。
 さあ、土手のうえで、はく製や骨格標本、資料をつかって、恐竜と鳥たちは似ているとの説明がありました。フクロウの羽はやわらかかったですね。オオバンの水かきではない足(弁足)もビックリでした。
 説明を聞いているうちに、いつのまにか12時を過ぎていて、皆で写真を撮って、ごあいさつをして、解散でした。

 さて、最初の資料に写真が載っていた鳥たちのうち16/21種(メジロ、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、モズ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、シメ、ジョウビタキ、マガモ、コガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、アオジ)を見れたほか、文中に、記載されていたうち6/16種(オナガガモ、オオバン、オオタカ、ウグイス(声)、カワラヒワ、ホオジロ)も見れました。結局、アオサギだけ資料に載っていなかっただけで、22/37+1種。計23種だったようです。

 それにしても、福田さんの資料は素敵でしたね。宍塚大池周辺の野鳥たち(冬編)のほか、春編、夏編、秋編も欲しいものです。


2013年11月30日土曜日

11月30日 土曜観察会

霜が降りたので、クズは枯れている。これから落ち葉が本格化すしてもう少し、枯れ葉が落ちてくると、野鳥観察がし易くなるだろう。

日だまりには、トンボやチョウが飛び回っていた。オオタカ、ノスリが帆翔し、チョウゲンボウはホバリングするなどタカの当たり日。
 【観察した野鳥】 オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、小型タカsp、オオタカ、ノスリ、コゲラ、 チョウゲンボウ、モズ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツ グミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、ホオジロ、アオジ、コジュケイ(38種)

2013年11月23日土曜日

11月23日 土曜観察会

快晴の空の下を、観察路を歩いた。始めは寒かったけれど、気温も上がってきて、歩くに従って暖かくなってきた。

谷津の展望台から鳥を見ていたら、タヌキが2頭、日向ぼっこにでてきた。この里山で、時々タヌキと遭遇することはあるけれど、このようにゆっくりとみることは、初めてだ。
写真の右の個体は、背中から腹にかけて毛が抜けて地肌がでていた。多分、疥癬に罹っているのだろう。

谷津の入り口の林の木が間伐されていて、開けたところの木に、色々なお面が縛り付けられていた。誰が付けたのだろうか。 
 【観察した鳥】 ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、コサギ、オオバン、トビ、ノスリ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガ ラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ルリビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、 アオジ、クロジ(29種)


2013年11月16日土曜日

11月16日 土曜観察会

少しずつ冬鳥が帰ってきていて、池の鴨も増えてきた。まだ、トンボや蝶が飛んでいたり、カマキリ、イナゴ、ツチイナゴなどを見つけることができた。 ビワの白い花が咲いていた。ミツバチの重要な蜜源になっているのだろう。

【観察した野鳥】 キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、オオバン、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケ ス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレ イ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ(34種) 外来種コジュケイ

2013年11月9日土曜日

11月9日 土曜観察会

 風が冷たくなってきました。チョウはウラギンシジミがとまっているのを見かけただけです。一方、大池では、カモたちが増えて来ています。マガモのエクリプス(繁殖期を過ぎた後、一時的に♀のような地味な羽色になっている♂)が、本来の羽色になりかけていました。

 空には、トビ、ノスリ、オオタカなどの猛禽類も見られました。
ノスリ
 林では、カラスウリの赤色が目立つなかで、いつものエノキにヨコヅナサシガメの幼虫が群れていました。 


2013年11月3日日曜日

2013.11.03 月例観察会

五斗蒔だより2013年12月号から転載

樹木 観察会  11 月3日

 昨年に続き、谷本丈夫先生にきていただいた。連休中のためか、子どもの参加者がなく大人10人の参加者。出発後すぐの梅林で「桜切るバカ、梅切らぬバカ」の説明をうけた。桜は切り口から菌に侵されやすいが梅は切っても平気と思っている人がいるがそれは誤解。梅も菌が入る。要は、ねらいが花の鑑賞か実かという違い。枝には木を大きくする枝と実がなる枝がある。上向きの枝をそのままにしておくと、木が縦にのびることに力を使ってしまい花芽、実ができなくなる。実のつく短枝をたくさん出して、それが陽に当たるようにすることが梅剪定のねらい。
 木の観察ポイントの一つは芽。ウワミズザクラは芽の位置から先が一つの葉となっている複葉。アラカシは芽がいくつかまとまってついて真ん中の頂芽が虫などのためにだめになっても副芽が伸びて木を大きくしていく。広葉樹は木全体にたくさんの芽をつけ、条件のよいものが育つ中で日の当たる方向へ伸びながら広がる。それに対し針葉樹は上へと芽がのびるので細長い形になる。
 どの葉も光をしっかり受け止めるように、葉を縦横十字に向けたり、少しずつずらしたりしている。クサギやアカメガシワをよくみると、上の葉が出ると、その陰にならないように、すでに出ていた下の葉が柄をのばす。そのように葉は、おかれた状況を感じ取って反応している。葉は一定の光をずっと浴びるより、強い光と弱い光の両方のちらちら光だと、光合成の能率をあげることができるが、なぜそうなるのか、生物物理の分野で扱われる問題だ。ちらちら光を使う栽培はハウスで効果をあげているそうだ。観察をしっかりすると、発見があり、重要なことがわかってくる。自然の中での観察がとても大切ということを先生は何度もおっしゃった。
 ハンノキにはタンニンが多く、お歯黒、染め物、下駄の木を色付けなどに利用されてきた。植物が持っているタンニンは木が風にあっても折れずに重い枝葉を支える役目をもつ物質である。鉄のように強固で安定的で、植物には作る力があるが人がこれを分解することは現在の科学ではできない。ハンノキは豆類とは異なるバクテリアがついて窒素を固定する。
 昔はカブトムシが多かった。それも林の縁、道端の木に多く、林の中の木にはすくなかった。それは、陽があたると、木が活発に樹液を流すから。今は老化して樹液の流れの悪い木が増え、カブトムシも少なくなった。
 空洞の目立つコナラの脇で:木は形成層が生きていれば生き続ける。基本は根の健康なので、根がはる部分の土をよくしてやることが大事。固くしめた土の堤防では桜を植えても長い寿命は望めない。その木の一部だけみていたのでは健康な木にはならない。
 どんな木がどのように生えているか、その在り方から、以前のその場所の環境が見えてくる。たとえば草刈場だったところは雑多な樹種の林になる。木の生育は経済学。木の成長にプラスになること、マイナスになることを足し引きして、収支がプラスなら育つ。収入を増やすためにどんな仕組みになっているか、ということをとらえたい。木は資源を消費しない。人間だけが、一方的に資源を消費していく。人類の未来は明るくはない。
 閉会の挨拶後も、自宅の木について相談する人などもいて、駐車場につくまで観察会状態となりました。葉に触わり、葉脈をよく見、ムクノキの実、ニガキの枝を味わったり、においをかいだり、五感を使って木に親しみ、生態系、人類の未来まで、幅広く深いお話をたくさん聞くことができ、充実した観察会となりました。先生に感謝感謝です。 
by Ab


2013年11月2日土曜日

11月2日 土曜観察会

少しずつだけれど秋の気配が濃くなってきている。晩秋に咲く花のシロダモが咲いていた。

大池にはカモが増えてきている。ジョウビタキも帰ってきた。こらから冬鳥が増えどんどん賑やかになるだろう。

【観察した野鳥】オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、コサギ、オオバン、トビ、オオタカ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボ ソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラ ヒワ、ホオジロ、アオジ、コジュケイ(28種) 

2013年10月19日土曜日

10月19日 土曜観察会

台風26号の影響の雨で池の水位は回復していた。池にはマガモとオオバンが帰ってきた。

 雑木林は、強風の影響で折れた枝やドングリが沢山道に落ちていていた。

 セイタカアワダチソウも近くで見ると、黄色の小さな花が集まっていて奇麗だ。

【観察した野鳥】 カワウ、マガモ、カルガモ、オオバン、キジバト、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス(18種)

2013年10月12日土曜日

10月12日 土曜観察会

夏から秋へ
 汗をかくような陽気でしたが、里山は、秋の気配がしてきました。


コウヤボウキ

ヤマハッカ 今年もみることができました。

笑っているようなキノコのこ
鳥たち 11種
モズ、スズメ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、キジバト、ハクセキレイ、ハシブトガラズ、セグロセキレイ、シジュウカラ、カケス、コジュケイ

虫たち
アオスジアゲハ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、モンシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキシジミ、モンキチョウ、キタテハ、チャバネセセリ、アカタテハ、メスグロヒョウモン、ウラギンシジミ、ウラナミシジミ、ヒカゲチョウ、ベニシジミ、コミスジ、トビイロスズメ幼虫、ナツアカネ、アキアカネ、ギンヤンマ、オオアオイトトンボ、ツクツクホウシ、オオカマキリ、コカマキリ、キンケハラナガツチバチなどなど

2013年10月5日土曜日

10月5日 雨上がりの土曜観察会

 早朝からの雨が土曜観察会の開始時間にちょうど上がったし、参加者も来てくれたので、観察会を開始した。

宍塚の里山にも着実に秋が深まっている。草木の実が色づいてきた。モズが高鳴き、林の中ではカケスがドングを探していた。

今回は、カラフルな地衣類やキノコの写真を集めてみた。



池西湿地でミゾソバの花が咲いていた。

2013年9月28日土曜日

9月28日 土曜観察会

大池の水位は、先日の台風の雨で、だいぶ回復してきました。魚は全滅したかと思いましたが、大きな魚も生き残っているようです。 

イタチがザリガニを食べにきていたようで、小川の中に足跡が沢山ありました。
アシの花を間近に見ることができました。白い穂のようなものが雌しべ。
オオカマキリの交尾を発見。よく雌のカマキリが交尾中に雄のカマキリを食べてしまうという話がありますが、あまり緊迫感も無く、非常に希なのではないでしょうか。 
 by northfox

  空には筋雲。筑波山方面では、アキアカネも、一斉に下山です。
by yamasanae

2013年9月21日土曜日

9月21日 土曜観察会

谷津の田んぼには色々な種類の稲が植えられていて、赤米も育っていました。収穫にはもう少し時間がかかるようです。今年はドングリの当たり年のようで、雑木林の道にはドングリが沢山落ちていました。


昨日あたりには、大池の水位はだいぶ回復していました。

キスジハネビロウンカ(黄条翅広浮塵子)は、なんとか撮影していたのですがだいぶボケていました。
by yamasanae

初夏にアズマヒキガエルの子の群れは見たことがあるけれど、親ガエルを初めてみました。筑波山名物の「ガマの油」の口上にでてくる、四六のガマはこのカエル。
ムモンホソアシナガバチの女王蜂候補の集団を見つけました。集団で越冬するようです。 
【観察した鳥】
チュウサギ、トビ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、コジュケイ、キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、エナガ、シジュウカラ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス(17種) 

by northfox


2013年9月14日土曜日

9月14日 夜の観察会

今日のテーマは「鳴く虫」
 牛久市の榎本友好さんを講師に夜の観察会が行われました。
 今回は、前回ほどの大人数ではありませんでしたが、それでも20名以上だったでしょうか。道路を歩きながら、エンマコオロギやアオマツムシ。大きな蛾の目が光っていました。がやがやと、なかなかふれあい農園までたどりつきません。

 里山に入ると、イオウイロハシリグモが子グモを守っているのを見つけたり、コバネイナゴが山ほどいたり・・・いよいよ、子どもたちも全開です。恐れ気も無く虫をつかんでこれなーに。ヒバカリの幼ヘビを見たり、カマキリを捕まえて、エサ用にバッタを捕まえたり。

 最後に、捕まえた虫たちを見ながら色々説明をしてもらいました。触角が短くて太いのはバッタの仲間、コオロギやキリギリスの仲間は触角が長いのですが、夜に活動するのに便利だから。キリギリスの仲間が縦長なのは、葉の間をすり抜けやすいように、コオロギたちが横長なのは、葉に伏せていたりするからなどなど。
 ヘビの仲間では、首のところに黄色のスジがあったのは、ヤマカガシの幼ヘビでした。ヤマカガシは、小さくても毒があるので、気をつけなければ・・・

 捕まえて♂♀を一緒にプラスティックの容器に入れていたエンマコオロギの♂が鳴きだしたのにはビックリ。なぜ鳴くのとの榎本さんの問いかけに、まだ低学年の子が、メスを誘っていること、テリトリーを主張しているなど、しっかり答えたのにまたビックリ。
 盛会でした。
by yamasanae

【見た虫など】
 草むらで、エンマコオロギ(コロコロリー)、オカメコオロギ類.、ヒメコオロギ?、ツユムシ、クサキリ、ハヤシノウマオイ(スイーチョン、ハタケノウマオイと外見では区別が難しいのですが、ハタケは、せわしなく、鳴くようです)、カンタン(少し低くルルルルルー)、アオマツムシ、コバネイナゴ、シバスズ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、オオカマキリ、コカマキリ、イオウイロハシリグモ、オニグモの類、ハサミムシの類、ゴミムシの類、オカダンゴムシ、モリチャバネゴキブリ、シモフリスズメ、シロヒトリ、ホシヒメホウジャク、スズメガ類の幼虫、尺取虫(シャクガの類の幼虫)、メイガの類多数、アジアイトトンボ、ウスバカゲロウ、クサギカメムシ、アブラゼミ、ヒバカリ、ヤマカガシ
 田んぼの縁で、ニホンアカガエル、ウシガエル、アメリカザリガニ、ドジョウの類、マツモムシ

9月14日 土曜観察会

今日の里山は、愕然!

池に近づくと腐敗臭がしてきました。よく見ると、干上がった池の中に沢山の魚が横たわっていました。池の水が少なくなって、魚が酸欠死してしまったようです。池の中では、池の管理をしている市が委託した業者が死んだ魚の除去をしていました。


 大きなコイ、ヘラブナなどが死んでいました。
 観察コースには、色々なキノコが顔をだしていましたが、キノコの種類は全く判りません。
 秋の七草のオミナエシが咲いていました。
 ワレコモコウにハナグモがいました。


2013年9月7日土曜日

9月7日 土曜観察会

田んぼ塾の水田は、稲の穂が垂れ下がってきています。実りの秋も近いでしょう。大池は相変わらず水が少なく、岸よりは地面が出ていました。雑木林の道には、木の実が大きくなっていたり、色々なキノコが顔を出していたり、着実に季節は移っています。

いつもなかなか写真を撮らせてくれないコオロギの写真が撮れました。エンマコオロギの雄。 

 涙目のツチイナゴなどバッタの類も目立ってきたようです。


2013年9月1日日曜日

9月1日 月例テーマ観察会「クモ」

9月のテーマは「クモ」 =蜘蛛

 国立科学博物館ボランティアの水山栄子さんを講師に、暑い中でしたが、大勢の方が参加しました。 昨年は11月で、少し遅かったので、早めたのは良いのですが、猛暑では、クモもでないようです。それでも、去年よりは多く見ることができたようです。

 キチンと記録をしていなかったので、ややうろ覚えです。

 出だしは、去年と同じムクノキで美麗種のビジョオニグモ。あまりの暑さに早々に林の中へ。
 竹林では、ジョロウグモ。網を張っているクモは、普通、頭を下にしているのだそうで、♂は見つからないように、網の上の方にいるのだそうです。ジョロウグモの巣には、シロカネイソウロウグモも居候していました。
 名前の素敵なカグヤヒメグモはうまく捕まえることはできませんでした。オオシロカネグモはお腹の緑の線がきれいです。
 笹の葉を折りたたんでいたのは、ヤマトコマチグモ(毒性のあるカバキコマチグモの巣より小振りです)。コクサグモも棚網の奥に潜んでいました。マミジロハエトリやチリイソウロウグモ(居候のくせに、網の主のクモを餌食にすることもあるそうです。)そういえば、オナガグモもクモを餌とするクモだそうです。 
 途中で、ナガコガネグモをつんつんしている人がいましたが、必死に網を揺らして対抗していましたね。個人的には、カラスゴミグモ(このクモは横向きにとまっていました。)が初見でした。

 このほか、マミジロハエトリ、ヒラタグモ、ジグモ(巣)、コガタコガネグモ、アシナガグモ、ヤマシロオニグモ、コゲチャオニグモ、コガネグモ、ヨツデゴミグモ、ゴミグモ、ササグモ、サツマノミダマシ、ワキグロサツマノミダマシ、デーニッツハエトリ、オオトリノフンダマシ(卵のう)、トリノフンダマシ(卵のう)、イオウイロハシリグモ(卵のうを咥えていました。)。アリグモの死がいやクサグモの巣もあわせると30種ほどだったのでしょうか。


オオトリノフンダマシの卵のう
by yamasanae

2013年8月31日土曜日

8月31日 土曜観察会

8月最後の土曜。今日も暑い日でした。
チョウのSさんがご一緒だったので、今日は、チョウを重点的に観察。きちんと数えるとなんと27種でした。それぞれの種の個体数も数えたのですが、ヤマトシジミやキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウなどはとても数えきれません。
日陰に入ると、夏眠しているはずのミドリヒョウモンを2匹見つけました。全く活動しないというわけではないのですね。
カナムグラでは、キタテハの幼虫も見つけました。

さて、今日の目玉は、ヤマトタマムシ。なんといっても綺麗です。

チョウ類 27
セセリチョウ科5種(ダイミョウセセリ、キマダラセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ)アゲハチョウ科5種(キアゲハ、アゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、アオスジアゲハ)モンシロチョウ科2種(キタキチョウ、モンシロチョウ)シジミチョウ科7種(ゴイシシジミ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ルリシジミ)タテハチョウ科8種(ミドリヒョウモン、ツマグロヒョウモン、コミスジ、キタテハ、ヒメウラナミジャノメ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、コジャノメ)

 そういえば、今日は、すっかり赤くなったナツアカネ(♂)にであえました。マイコアカネ(♂)も、青くお化粧をして赤くなっていました。


2013年8月24日土曜日

8月24日 土曜観察会

 今日の観察会の様子は、きたきつねさんの「汗をたっぷりかいて里山散歩」をご覧ください。
 鳥屋のきたきつねさんも、すっかり、虫屋になってきたようです。


2013年8月17日土曜日

8月17日 土曜観察会

 今日の観察会の様子は、いつものように、きたきつねさんの「谷津の入り口で案山子がお出迎え」をご覧ください。
 かかしたちが、田んぼで遊んでいるようです。


2013年8月10日土曜日

8月10日 土曜観察会

 最高気温は37度。やはり日なたは、暑いこと。でも、木陰に入れば一息。

 今日は、トンボを重点に見てみました。
 シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ギンヤンマ、オニヤンマ、アオモンイトトンボ、アジアイトトンボ、マイコアカネ、ノシメトンボ、オオヤマトンボ、ウチワヤンマ、コシアキトンボ、チョウトンボの12種はまあまあですが、アキアカネ、ナツアカネが全く見られなかったのは不思議です
 
 鳥たちは、スズメ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ホオジロ、カルガモ、チュウサギ、ウグイス
 こちらも、いつもは、大池のハスのうえでエサ取りをしているツバメが全く見られなかったのが、不思議でした。

 今日のハイライトは、シロオビトリノフンダマシ(白帯鳥の糞騙し)、ムラサキウスアメバチ(紫淡飴蜂)。特に、ムラサキウスアメバチは初見でした。スズメガの類のクルマスズメの幼虫に寄生するのだそうです。


♀ 5mmほど

30mmほど 触角が印象的

その他観察した虫たち
蝶類
キタキチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、アゲハチョウ、キアゲハ、アオスジアゲハ、イチモンジチョウ、コミズジ、コジャノメ、ジャノメチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヤマトシジミ、ゴイシシジミ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ

カメムシの仲間たち
ホソハラビロヘリカメムシ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ、ツクツクホウシ、ベッコウハゴロモ、スケバハゴロモ、ホシアワフキ

その他
ムラサキウスアメバチ
ショウリョウバッタ、クルマバッタ、オンブバッタ、ツユムシ

クモ類
オナガグモ、コガネグモ、シロオビトリノフンダマシ、アシナガグモ、イオウイロハシリグモ


2013年8月4日日曜日

8月4日 月例テーマ観察会「昆虫」

8月のテーマは「昆虫」
 農業生物資源研究所の今野浩太郎さんを講師に、今月も、こどもたちを含めて大勢の方が参加しました。
会の観察会の駐車場に集合
 観察会は、少し歩くたびにいろいろなものが見つかり、こちらのエノキ、あちらの桑の木など、ふれあい農園に着くのにも時間がかかります。
 ふれあい農園の付近では、キアゲハの幼虫や稲の実を吸っているカメムシなどを観察。桑の木では、トラフカミキリも見られました。ここに、カラスウリの葉が巻き付いていて、クロウリハムシが葉を食べていたのですが、カラスウリとクロウリハムシの知恵比べ。
 カラスウリの葉をちぎると、葉から汁がでて、昆虫には有害のようなのですが、クロウリハムシもさるもので、まず、葉を食べずに、薄くかじって、汁がでてしまってから、その先を食べるのだそうです。それで、食べ跡が丸く、二重になっていたのですね。
 そうすると、先日、やはり、カラスウリの葉を齧っていたトホシテントウも薄く葉脈を避けて、食べていたのでしょうか?色々な知恵があるのですね。

 クルミの木の辺りで、虫捕り。その後、小川沿いを歩いて大池まで。
 途中で、ミカンの木で、ナガサキアゲハの幼虫などを観察。白い模様があると、シルエットが分断されて、芋虫のシルエットを探している鳥などに発見されにくいのだそうです。
ふーむ
 大池では、オオヤマトンボを見たり、クロカナブンを観察したりしました。
 カブトムシやクワガタは、前翅を開いて飛ぶので、ブレーキがかかって、少し不格好な姿で飛んでいるのですが、カナブンの類は、ブーンと素早く飛び回っています。これは、カナブンの類は、前翅(硬い翅、翅鞘というのだそうです)を開かずに、翅鞘の隙間から後翅をだして飛ぶので、素早く飛べるのだそうです。
橙色の毛が見えるあたりからでしょうか・・
 最後は、マメ科の葉の上に芋虫を乗せると、動けなくなることを、実際に見せていただきました。
 新発見、乗せるだけで、芋虫がマヒをする葉と思ったそうですが、実際には、葉の表面にはえている毛に、芋虫の脚が引っかかってしまうのだそうです。不思議、不思議。

 絶対おすすめの月例テーマ観察会 9月の第1日曜日(9月1日 9時30分から12時)のテーマは「クモ(蜘蛛)」です。講師は、国立科学博物館ボランティアの水山栄子さんです。

 また、9月14日(土)には、夜の観察会が、18時30分から20時30分、行われます。講師は、牛久市の榎本友好さんです。

 いずれも、観察会駐車場(クリック)集合です。興味のある方は、是非参加してください。