2017年8月26日土曜日

2017.08.26 土曜観察会

曇り 参加者4名

夏は草の成長が早いのだけれど、 さわやか隊が観察路の草刈りをしてくれているので、快適な土曜観察会ができています。

大池のヒシの成長は猛烈で、開水面が一気に狭くなってきています。
池の縁にクサシギがいました。クサシギは集合場所の駐車場近くの蓮田で見られていますが、大池では初記録のようです。
イタチの幼獣の死体があって、虫達に食べつくされてボロボロになっていました。

雑木林の中には色々なキノコが顔を出していました。ほとんど名前がわからないものばかりです。
 オニフスベ





 キノコの菌糸が地面に広がっていました。





キノコにカビが生えているようでした。
【観察した野鳥】
マガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、クサシギ、オオタカ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ 16種+コジュケイ

2017年8月19日土曜日

2017.08.19 土曜観察会

曇り 参加者5名

日本野鳥の会茨城県と共催の探鳥会を兼ねた土曜観察会。

未明に雨が降って湿度が高く、吹き出る汗が蒸発しないので体感気温は高いので暑さが増します。

大池の水位は大分回復してきています。水面のヒシは旺盛に広がっていました。ハスも復活してきたようです。

谷津の水田に昨年からヌマガエルが出現していて、今年もよく目にするようになっています。生態系被害防止外来種で関東にはいないはずなので、どこかから持ち込まれてしまったようです。捕食圧が強いので心配です。
谷津の小川でハグロトンボを見つけました。
急にキマダラセセリが目立つようになってきました。
毎回ゴイシシジミがいないかと探していたけれど、ようやく1匹だけ見つけることができた。今シーズンは、発生が少ないのか、見つけられないのか不思議です。
アブラゼミの羽音が地面でしたので探してみるとヤブキリのメスが噛み付いていました。ガッチリと大顎で押さえ込んでいました。
そろそろイナゴが目立つ季節になってきました。写真はコバネイナゴです。
ハゴロモヤドリガの幼虫が寄生しているスケバハゴロモがいました。
ボーベリア菌に冒されてたカマキリの死体がありました。
トホシテントウは、アブラムシなどを食べる他のテントウムシと違い植物を食べるので農業害虫です。
池の奥にマツカサススキの花が咲いていました。
湿度が高くなっているので、至る所に色々なキノコが顔をだしていました。名前は分かりません。

【観察した虫】
チョウ
ジャコウアゲハ、ヤマトシジミ、スジグロシロチョウ、コジャノメ、ヒメジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、アゲハチョウ、アオスジアゲハ、クロアゲハ、キタキチョウ、ルリシジミ、ゴイシシジミ、サトキマダラヒカゲ、オオチャバネセセリ、キマダラセセリ
ガの類
ギンツバメ、カノコガ、ウリキンウワバ幼虫、ハゴロモヤドリガ幼虫、蛹、不明なガ数種
バッタの類
ショウリョウバッタ、ショウリョウバッタモドキ、クルマバッタ、ヒナバッタ、コバネイナゴ終齢幼虫、エンマコオロギ、オンブバッタ、ヤブキリ
カマキリの類
オオカマキリ終齢幼虫、チョウセンカマキリ
甲虫の類
トホシテントウ、クロカナブン、カナブン、カブトムシ、クロウリハムシ、キボシアオゴミムシ、シギゾウムシの類(コナラシギゾウムシ?)
カメムシの類
ヨコヅナサシガメ若齢幼虫、ホオズギカメムシ、ホソヘリカメムシ終齢幼虫、スケバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、アカハネナガウンカ、アブラゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ、ツマグロオオヨコバイ
トンボの類
オニヤンマ、シオカラトンボ、アジアイトトンボ、コシアキトンボ、ギンヤンマ、オオヤマトンボ、チョウトンボ、ノシメトンボ、ハグロトンボ
その他 気になったもの
コガタコガネグモ、ヒメフナムシ、ボーベリア菌(カマキリに寄生)、アライグマの足跡

【観察したキノコの類】
ノウタケ、アカヤマドリ、その他たくさん

【観察した植物の類(花)】
コバノギボウシ、キンミズヒキ、ヒメキンミズヒキ、ミズヒキ、マヤラン、ヘクソカズラ、ガガイモ、カラスウリ、ヒルガオ、ヤマノイモ

【観察した野鳥】
マガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、タカブシギ、オオタカ、サシバ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ 21種+コジュケイ

2017年8月12日土曜日

2017.08.12 土曜観察会

曇り 参加者3名
未明からの雨がやんだので、土曜観察会を実施しました。

ゴルフ練習場のフェンスの上でオオタカが羽繕いをしていました。早朝にネットを使って狩りをしていたのでしょうか。ヒヨドリの渡りが始まっているようです。
田んぼの学校の水田に今年も参加者が作った楽しい案山子が立っていました。
自然農たんぼ塾の水田はようやく出穂開花です。
イネにオオコフキコガネがいました。大きな体でイネの葉を登ろうとして四苦八苦していました。
ハネナガイナゴがイネの葉で脱皮していました。
池への道端でエンマコオロギがいました。
果樹園のミカンの木にキボシアシナガバチの巣がありました。無理に近づかなければ大丈夫でしょう。
アブラゼミが日中に羽化していました。雨が降っていたので、止むのを待っていたのでしょう。最初はヒグラシ、ツクツクボウシが鳴いていて、気温が上がってきてからアブラゼミとミンミンゼミが鳴き始めました。まだニイニイゼミも鳴いていました。
林の中で、ヒグラシがキイロスズメバチに捕まって飛んできました。羽根に噛み付いて、セミの体に針を刺そうとしているようでした。しばらく争ってハチは諦めて飛んでいきました。

このヒグラシは6匹のセミヤドリガが寄生していて飛びにくそうで動きが悪いのでハチに襲われたのでしょう。
ヤブミョウガの実が色づき始めていました。
今日はコハクオナジマイマイが色々なところで見ることができました。
初めて見るカタツムリがいたのですが、ウスカワマイマイのようですが殻が硬そうで何でしょう?
コクワガタのメスを見つけました。

【観察した野鳥】
マガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、オオタカ、サシバ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、スズメ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ホオジロ 16種+コジュケイ

2017年8月6日日曜日

2017.08.06 月例観察会「昆虫」

8月6日(日)晴れ
参加者21人(子ども8人、大人13人)
講師:農研機構・生物機能利用研究部門で昆虫の研究をしている今野浩太郎さん

 うだるような暑さの中、集合場所の駐車場では、さっそくバッタとり。
 さわやか隊のMさんが観察会の駐車場の草刈りをしてくれていました。

 
 里山までの道端では、セイタカアワダチソウの葉裏にいた奇妙な形のアワダチソウグンバイをみつけました。
 
 里山では、トンボとりに夢中になったり、水槽の中でヤゴを見つけたり、子どもも大人も結構夢中です。


 クルミの木のある広場では、クワの木付近で色々見つけます。スズメバチに似たトラフカミキリ、野生の蚕であるクワゴの繭を見つけました。たまたま飛んできたタマムシはきれいでしたね。講師からは、葉から白い液を分泌して防衛するクワに対して、うまく避けて葉をかじる虫の話を伺いました。

 エノキの小さな実生の木の葉では、アカボシゴマダラの卵や幼虫が隠れているのを探しました。ちょうど成虫が飛んできたのでこれも観察することができました。毒を持つアサギマダラに擬態していると翅の動きを見せてもらいました(Oさんが手に持っているのが成虫ですが、見えるかな)。
 そうそう、コナラの木でカブトムシやミヤマキミキリも見ることができました。


 大池までの道すがら、ミカンの木で、アシナガバチの巣をみたり、小川沿いに飛ぶオニヤンマをうまく捕まえることができたので実際に持って観察したり、合間にニホンアカガエルやニホンカナヘビ、フトミミズに触ってみたり、本当に、充実した時間を過ごすことができました。
 
 最後は、木陰であいさつ。少し、ばてましたね。
 
 なお、観察した昆虫などは40種ほどにのぼりました。
By yamasanae

【チョウ類】アゲハ、クロアゲハ、ツバメシジミ、ウラナミシジミ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ、ヒメウラナミジャノメ 7種
【トンボ類】アジアイトトンボ、オニヤンマ、チョウトンボ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボ、ウスバキトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ 8種 このほか、水槽でヤゴ
【その他の昆虫】
クワコ、チャバネゴキブリ、コカマキリ、オオカマキリ、ヤブキリ、エンマコオロギ、ショウリョウバッタ、ヒナバッタ、クルマバッタモドキ、ツチイナゴ、オンブバッタ、ハラヒシバッタ、アワダチソウグンバイ、マルカメムシ、マルカメムシ、オオヒラタシデムシ、カブトムシ、タマムシ、ミヤマカミキリ、ノコギリカミキリ、トラフカミキリ、キイロスズメバチ
22種
【昆虫以外】ニホンカナヘビ、ニホンアカガエル、フトミミズ、コハクオナジマイマイ、ヤマナメクジ 5種