2021年3月27日土曜日

3/27 土曜観察会 野草

  野草も色々でした。今日の目玉は、ヤマエンゴサク。


 フデリンドウ、キランソウなど、今季初認の野草も多かったです。

  
 

(野草)【トクサ科】スギナ、【ユリ科】アマナ(茨城・絶滅危惧Ⅱ種)、【ラン科】シュンラン、【ケシ科】クサノオウ、ムラサキケマン、【バラ科】ソメイヨシノ、キジムシロ、ヘビイチゴ、ヤマザクラ、オオシマザクラ、モミジイチゴ、【スミレ科】タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ノジスミレ、【アブラナ科】ナズナ、タネツケバナ、【ナデシコ科】オランダミミナグサ、コハコベ、ノミノフスマ、【リンドウ科】フデリンドウ、【オオバコ科】オオイヌノフグリ、【シソ科】キランソウ、カキドオシ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、【キク科】ノボロギク、ノゲシ、セイヨウタンポポ(生態系被害防止外来種)、カントウタンポポ、【レンプクソウ科】ニワトコ、【スイカズラ科】ウグイスカグラ 31種

      
      



3/27 土曜観察会 虫たち

  次は、虫たちの報告です。

 最初は、チョウ目チョウ類ですが、これも例年より早く、ツマキチョウを確認しました。ちょうど、♂がムラサキケマンで吸蜜してくれました。昨年は、4/4に初認でした。

  

 久しぶりだったのは、テングチョウ。冬眠状態だったアカボシゴマダラの幼虫が枝に登ってきていました。

  

 その他の昆虫では、青くなってきたホソミオツネントンボ、おつながりのビロウドツリアブが目立ちました。

  

 その他、シュレーゲルアオガエル鳴き声、ニホンアカガエルのオタマジャクシも聞きどころ、見どころでした。



(チョウ類)【チョウ目チョウ類】ミヤマセセリ、キタキチョウ、モンキチョウ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ルリシジミ、テングチョウ、キタテハ、ルリタテハ、アカボシゴマダラ(幼虫・特定外来生物) 13種

   
   

(その他の虫たち)【トンボ目】ホソミオツネントンボ、【カメムシ目】ヨコヅナサシガメ、ナガメ、【チョウ目ガ類】モンキキナミシャク、【ハエ目】ビロウドツリアブ、【コウチュウ目】ナナホシテントウ、コガタルリハムシ(幼虫、スイバ)【ハチ目】スズバチ(巣)、クロマルハナバチ 9種
  

(両生類)シュレーゲルアオガエル鳴き声、ニホンアカガエル・おたまじゃくし


3/27 土曜観察会 野鳥

  晴れ 参加者10名

 今日は、盛りだくさんだったので、まず、野鳥についての報告です。

 宍塚の代名詞のサシバ。昨年は、コロナで自粛中の4/16に初認していますが、今年は、20日ほど早い初認でした。まだ、カラスに追われていて、落ち着いては居ないようで、写真は遠かったです。

  

 大池のカモたちは、まだ、結構残っていました。これからだんだん減っていって、寂しくなります。春らしくウグイスの声が多く聞こえる一方、ジョウビタキやマヒワの残っていたり、端境期になります。


  

 里地の蓮田では、タカブシギなど。最後は、トビがでてくれました。
  


【観察した野鳥】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ(蓮田)、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ(茨城・準絶滅危惧)、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、タカブシギ(蓮田)、トビ、ハイタカ(茨城・情報不足注目種)、サシバ(茨城・絶滅危惧Ⅱ類)、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、マヒワ、アオジ 36種+コジュケイ



2021年3月23日火曜日

3/7 月例テーマ観察会「里山めぐり」

2021.3.7(日)

テーマ:「里山めぐり」

講師:高川晋一さん(日本自然保護協会)

参加者:子ども5名、大人28名

今回は、昨年末より続いた新型コロナの自粛が解かれ、春休みに入った自然大好き大学生10名が加わり4カ月ぶりの自然観察会となりました。

コロナ対策を取りながら早春の里山を楽しみました。



先ずは田んぼや畑に隣接したクルミ林の広場での観察です。

みんなで木の棒を持ち、あちこちの切り株や朽ちた丸太を叩いて「コンコン」「バサバサ」「フニャフニャ」どれも一様ではない音の違いに気づかされました。

丸太をひっくり返すとヒメフナムシ、陸生ヨコエビ、ゴミムシダマシ、ダンゴムシが驚いたように動きだしました。

クルミの木の下では丸い穴の空いたクルミの実が落ちています。アカネズミの噛み跡です。

落ち葉の堆肥横の板をめくるともっとたくさんのクルミの殻がありました。

まだ寒さの残る3月上旬、目には見えませんがよく観察すると多様な生き物を発見できました。






生き物探しの後は、手で色々なものを触ってその感触を伝えあいました。

陽の当たるクルミノ幹は「あったかい」、切株は「ざらざら」、咲いたばかりのタネツケバナは「きゅっきゅっ」、クスサンの繭からは「ざらざら」、ヤマノイモの白い種は「つるつる」、生えたばかりの小さなきのこは「ざらざら」、手から伝わる感触は言葉に表すのがとても難しいものもありました。


次は落ち葉で埋まった山道を登ってコパンダの森で土の観察をしました。

先生が用意して下さった白い風呂敷に落ち葉を土の層まで広げ、現れた土の表面を両手ですくい取って観察しました。

細かな土の隙間から小さなミミズ、アリ、クモ、そして樹木や落ち葉を分解中のふかふかのキノコの菌糸の塊等を見つけました。

大きな菌糸の塊は白くてふかふかで色も香りも手触りもきのこのパンのようでした。

何千年も何万年もかけてこのような分解者によって土が作られ大地ができたこと、生命を育む大切な大地を守り次の世代に繋ぐのは私たちの使命ですと、まとめの話をしてくださいました。



朽ち木の下や落ち葉の下でじっと春を待つ多様な生き物に触れながら里山の意義とその保全の重要性を教えて頂き大変有意義な時間でした。

(文:Tanoue)

2021年3月20日土曜日

3/20 土曜観察会

 くもり 参加者16名


第3週は、日本野鳥の会茨城県との共催の探鳥会を兼ねた土曜観察会です。新型コロナウイルス感染症対策のため自粛が続いていたためか、参加者が多くなりました。

ウグイスの声が雑木林や谷津田に満ちています。そろそろシュレーゲルアオガエルもコロコロと鳴き出しました

大池の堤防のソメイヨシノが開花しました。来週は満開の桜が見られることでしょう。雑木林の中ではヒガンザクラがほぼ満開です。


谷津田の水溜りではアカガエルの卵からオタマジャクシが沢山生まれていました。


雑木林の下はタチツボスミレやニオイタチツボスミレが咲いていました。


チョウやアブなどの昆虫も増えてきていました。この時期に良く見ることのできるビロードツリアブがホバリングしてオオイヌノフグリなどの花の蜜を吸っていました。

大池のカモ達はまだ多く残っていますが、これかから北に向けて旅立つことでしょう。


上空をハイタカが飛んでくれました。


冬鳥の小鳥もまだ残っています。今年はマヒワが多いようで、小さな群れに何度も遭遇しました。

【観察した野鳥】
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 41種+コジュケイ

2021年3月6日土曜日

3/6 土曜観察会

  薄曇り 参加者11名

 途中、小雨がぱらつきましたが、最後は、日暈(ひがさ、にちうん)。望遠では撮れず、携帯で辛うじて撮れました。


 さて、今日は、タチツボスミレを初認。ウメにメジロがきていました。

  

 猛禽も結構でました。大池に結構はいっていたマガモなどが飛んでいたのはそのせいでしょうか。



観察した野鳥 オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、イカル(開始前)、ホオジロ、カシラダカ、アオジ  42種+コジュケイ、ドバト

昆虫 【チョウ目】キタテハ、【コウチュウ目】ナナホシテントウ、コガタルリハムシ、【カメムシ目】ヨコヅナサシガメ

野草 【ラン科】シュンラン、【バラ科】ウメ、【スミレ科】タチツボスミレ、【アブラナ科】ナズナ、タネツケバナ、【ナデシコ科】コハコベ、【オオバコ科】オオイヌノフグリ、【シソ科】ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、【キク科】ノボロギク、セイヨウタンポポ(生態系被害防止外来種)、【スイカズラ科】ウグイスカグラ(ウグイスカグラの白花品種シロバナウグイスカグラも) 12種 ミツマタ

その他 ニホンアカガエル卵塊、日暈