2019年9月28日土曜日

2019.09.28 土曜観察会

曇り 参加者8名
7月に宍塚から山にでかけていたアキアカネが一斉に戻ってきて、池や谷津田の上を群れで飛び回っていました。

シジュウカラ、エナガ、メジロ、コゲラなどが混群になって林の中を動き回っていました。運が良いと大きな群れに出会うことができます。

扇型の巣を作るオオギグモを見ることができました。
 枯れ木の枝の巣を出入りする明るい色のカドヒメアリを見つけました。
アブラムシも色々いて、今回は黄色いキョウチクトウアブラムシを見ました。
【観察した野鳥】
キジバト、アオサギ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、エゾビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ 20種

【観察したチョウ】
モンシロチョウ、キタキチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモン、アゲハチョウ(卵も)、キアゲハ、チャバネセセリ、オオチャバネセセリ、コジャノメ、ヒメジャノメ、ヒカゲチョウ、ヒメウラナミジャノメ、サトキマダラヒカゲ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ、コミスジ、ダイミョウセセリ、モンキチョウ、ナガサキアゲハ、アカタテハ幼虫

【観察したガ】
トサカフトメイガ幼虫(ヌルデで)、ヤママユガガ卵、ホシヒメホウジャク



 【観察したトンボ】
オオアオイトトンボ、ナツアカナネ、アキアカネ、マイコアカネ、ノシメトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ


【観察したクモ】
オナガグモ、オウギグモ、ジョロウグモ、イオウイロハシリグモ、ナガコガネグモ、マミジロハエトリ


2019年9月21日土曜日

2019.09.21 土曜観察会

曇り 参加者13名
第3土曜日は日本野鳥の会茨城県との共催の探鳥会を兼ねた土曜観察会でした。

モズの高鳴きを聞きながら出発したのですが、まだ緑が濃く、ツクツクボウシがうるさいのに加えて、野鳥の動きが悪くで野鳥を探すのが大変でした。

それでも渡りの途中のカケスを見ることができました。
おつながりで川岸の草に産卵していたオオアオイトトンボ、真っ赤ナツアカネ、高速で飛び回るヒメクロホウジャク、立派な大顎のノコギリクワガタなどを見ることができました。
白花のツユクサ、ピンク色のツルボの花、山の芋のムカゴ、キクイモの花なども見ることができました。

【観察した野鳥】
キジバト、アオサギ、トビ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ 18種+コジュケイ

2019年9月16日月曜日

2019.09.14 土曜観察会

曇り 参加者9名


今日の大池です。ハスの花が終わり、葉が全面に広がっています。ヒシの葉は殆どハムシに食べられてしまいました。
台風15号の被害
先日の台風15号の影響が随所に見られます。枝は折れ、幹は倒れ、看板はひっくり返っていました。観察路を塞いでいる枝を除けながら進みました。


十五夜も過ぎ、秋の気配を感じるようになりました。ミカン、クリ、カキ、イチジクどれも美味しそう。ミカンが鈴なりで数が多すぎるので少し間引きました。間引いた実は勿論皆でいただきました。甘さ控え目、程よい酸味です。



赤米が色づいて来ました。「神丹穂(かんにほ)」という品種です。ドライフラワーにしてもきれいでしょう。


木の実が色々と熟してきました。トウネズミモチ、マンリョウ、クサギ、イイギリ、コバギボウシ、ヌルデの実を見つけました。クサギの実はもうすぐ青く染まります。ヌルデの実は熟すと塩のような粉を吹きます。この結晶は塩化ナトリウムではなくリンゴ酸カルシウム。ヌルデの実は冬鳥にとってご馳走です。 

今年は何故かアケビの実を見つけることが出来ません。例年なら「名前を書いておこう」などと冗談を言うものですが、観察路では一つも見つけることができませんでした。

右上から時計回りに、トウネズミモチ、マンリョウ、クサギ、イイギリ、コバギボウシ、ヌルデ

 民家の塀の上で派手な色のガを見つけました。頭部と左前翅はなくなっていますが、アケビコノハと分かりました。幼虫の食草はアケビ。成虫の前翅背側はまるで木の葉のよう。写真は前翅と後翅の上下が逆になっています。翅を閉じてしまうと枯れ葉と区別が付きません。木の葉隠れの術を使うガです。
アケビコノハ
 クズの花が咲いていたのでウラギンシジミの幼虫を探してみました。図鑑ではつぼみに小さな穴を開けて中身を食べるとあります。つぼみと同じ色をしていて小さな2本の突起があります。クズの花もウラギンシジミの成虫も珍しくはないけど、幼虫を見つけることができませんでした。いつかは出会いたいものです。
クズの花とウラギンシジミ

コカマキリとウスバカマキリの区別が付かないカマキリがいたので写真判定になりました。人の体で例えると、肘より先の前腕部に黒帯があるのでコカマキリと判定しました。識別の参考になるサイトを見つけたのでリンクを貼っておきます。
(10/7 Yamasanaeさんからハラビロカマキリ褐色型との指摘がありました。ハラビロカマキリの褐色型には前翅の白紋が不明瞭な個体がいます。この場合前脚の基部にある黄色の突起が識別の目安になります。)
コカマキリ(10/7ハラビロカマキリ褐色型に訂正


野鳥ではモズの高鳴きを聞きました。渡り途中のサシバ、ノスリにも出会いました。カラ類は声も姿もありません。かろうじてヤマガラの声を聞きましたが、聞こえたのは私だけだったようです。来週の日本野鳥の会との合同探鳥会では、二人以上での確認がないと記録にならないので注意が必要です。

みなさん秋を探して里山を歩いてみませんか。空の色、雲の形、空気の匂い、吹き抜ける風。全身で秋を感じてみましょう。
by はいたか


【野鳥】キジバト、アオサギ、サシバ、ノスリ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ 17種+コジュケイ、ドバト

【チョウ】ジャコウアゲハ、ナガサキアゲハ、キタキチョウ、スジグロシロチョウ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ツマグロヒョウモン、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、コジャノメ、クロコノマチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ダイミョウセセリ、コチャバネセセリ、イチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ 19種+アカボシゴマダラ

【ガ】アケビコノハ

【その他の昆虫】クロカナブン、ウシアブ、ミヤマカミキリ、オオカマキリ、コカマキリ
ハラビロカマキリ褐色型に訂正)、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ



2019年9月7日土曜日

2019.09.07 土曜観察会

 晴れ上がって、暑かったです。
 鳥は、少なめ。渡りの季節ですが、上昇気流に乗って、ノスリが登っていくとちょっかいをかけるように少し小さめの猛禽が飛んでいました。残念ながら、高く、逆光で不明でした。
 チョウ類は、相変わらず多め、夏眠から醒めたようで、ヒョウモン類が目立ちました.写真は、ニラで吸蜜をするメスグロヒョウモンの♂。

 ガ類も、大きなヤママユ。これは、飛ばれてしまいました。ギンツバメは、きれいでした。
 
 コナラの樹液酒場は、スズメバチたちが、出入り。オオスズメバチ、モンスズメバチと確認しているうちに、いつのまにか、コガタスズメバチに入れ替わっていました。危ないので、余り近づきすぎないようにしましょう。写真は、近づけないので、うまく撮れませんでした。

 キノコも目立ちます。写真は、アカヤマドリのおちびさん。

Yamasanae


 できるだけ、記録を残したいので、煩わしいのですが、全部載せておきます。
 以下、写真添付をしているものは、赤字
【野鳥】キジ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、トビ、ノスリ、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ 15種+タカ類sp.
【チョウ類】ダイミョウセセリ、ギンイチモンジセセリ、キマダラセセリ、オオチャバネセセリ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ、アゲハ、キアゲハ、ナガサキアゲハ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、キタテハ、オオウラギンスジヒョウモン、メスグロヒョウモン、ツマグロヒョウモン、コミスジ、アカボシゴマダラ、ヒメウラナミジャノメ、コジャノメ、クロコノマチョウ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ 27種

【トンボ目】アジアイトトンボ、ギンヤンマ、オニヤンマ、ナツアカネ、ノシメトンボ、マイコアカネ、シオカラトンボ 7種

【その他昆虫】オオカマキリ、クビキリギス、エンマコオロギ、ショウリョウバッタ、クルマバッタ、トノサマバッタ、クルマバッタモドキ、ツチイナゴ、オンブバッタ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、クモヘリカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、ヨツボシノメイガ、ヤママユ、ホシホウジャク、ギンツバメ、マイマイガクビグロクチバ、コクワガタ、ウリハムシ、クロウリハムシ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、オオスズメバチ 27種+メドハギについていた不明な幼虫
   
※メドハギについていた不明な幼虫については、生き物ログの種名調べ支援にお願いしていたところ、「アオアツバ」の幼虫と思われるとのことで、すっきりしました。


【キノコ】アカヤマドリ

【その他】ウシガエル(おたまじゃくし/特定外来生物)、ヌマガエル(生態系被害防止外来種・国内外来種=関東以北)