2015年9月26日土曜日

2015.09.26 土曜観察会

9月26日 曇り 参加者8名

未明までの雨がやんだので、雨上がりの里山で土曜観察会になりました。

8月下旬から気温が低かったためか、観察路の周辺には多様なキノコが顔を出していました。ドングリやクリも道にたくさん落ちていました。秋が駆け足で進んでいます。

今週もウグイスを確認できませんでした。春先も一時ウグイスが鳴かない時期がありましたが、宍塚のウグイスは渡っているのでしょうか、不思議です。

キノコの名前はよく分かりません。







 昆虫病原糸状菌のボーベリア菌に侵されて死んでミイラになったナガゴマフカミキリを見つけました。
【観察した野鳥】 キジ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、キジバト、カワウ、タカsp.、コゲラ、モズ、ハシボソガラス。ハシブトガラス、カケス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ 20種

2015年9月19日土曜日

2015.9.19 土曜観察会

9月19日 晴れ 参加者16名

日本野鳥の会茨城県との合同探鳥会を兼ねての土曜観察会を実施しました。大池は満水状態が続いています。観察路は、さわやか隊の草刈りのおかげで一段と快適になりました。

夏鳥と冬鳥の入れ替わりの時期なので、鳥は少なく静かでしたが、ハチクマ、サシバなどタカが5種類観察できました。先週と同じようにウグイスの声が聞かれなかったことで、不思議です。


秋になると、クモが活発になってくるようだ。マミジロハエトリがハエを捕まえたのをみつけました。
色々な種類のキノコを見つけましたが、名前もわかりませんでした。
ヤマウコギに付いていた虫こぶ(ウコギハグキツトフシ)を開けてみたところ虫がでてきました。ウコギトガリキジラミの幼虫のようです。

【観察した野鳥】 マガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、チュウサギ、コサギ、イソシギ、クサシギ、トビ、オオタカ、サシバ、ノスリ、ハチクマ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ 22種 +外来種コジュケイ、ドバト


追記 yamasanae
【チョウ】 8種
アゲハ、ナガサキアゲハ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ(生態系被害防止外来種)、ヒメウラナミジャノメ
【トンボ】 9種
アジアイトトンボ、ギンヤンマ、オニヤンマ、オオヤマトンボ、ノシメトンボ、アキアカネ、マイコアカネ、コシアキトンボ、シオカラトンボ
【クモ】 8種
シロカネイソウロウグモ、オオヒメグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ♂♀、ナガコガネグモ♂♀、コガタコガネグモ、イオウイロハシリグモ・卵のう、マミジロハエトリ♂
【その他】 6種
ザトウムシの類(モエギザトウムシ?幼生)、ツクツクボウシ、ウコギトガリキジラミ(幼生)、ヤマトシリアゲ、センチコガネ、コクワガタ
ヤマウコギにできた虫こぶ(虫えい)
【陸生貝類】 2種
ウスカワマイマイ、ヒタチマイマイ


2015年9月12日土曜日

2015.9.12 土曜観察会

9月12日 晴れ 参加者6名

常総市で大洪水が起きるほどの、連日大雨が続いていましたが、幸い晴れになり観察会を開催することができました。大池は満水で余水吐から水が溢れていました。里山の中は、地すべりなど被害はないようです。

 秋になってクモが目立つようになってきました。クズなどの秋の花も華やかです。カビや地衣類などを食べるチャタテムシを初めて見ることができました。不思議なのは、何時も聞くことのできるウグイスの声が全くしなかったことで、何かあったのでしょうか。



【観察した鳥】マガモ、キジバト、ダイサギ、チュウサギ、サシバ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ 14種+コジュケイ


追記 yamasanae
チョウ類 21種
キマダラセセリ、オオチャバネセセリ、イチモンジセセリ、キアゲハ、アゲハ、ナガサキアゲハ、キタキチョウ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ルリシジミ、メスグロヒョウモン、ツマグロヒョウモン、コミスジ、キタテハ、アカボシゴマダラ(生態系被害防止外来種)、ヒメウラナミジャノメ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメジャノメ
アカボシゴマダラ(生態系被害防止外来種)
トンボ類 8種
アジアイトトンボ、ウチワヤンマ、オニヤンマ、オオヤマトンボ、ノシメトンボ、マイコアカネ、コシアキトンボ、シオカラトンボ

その他 20種
コカマキリ、オオカマキリ、セスジツユムシ、ササキリ、ツチイナゴ、ツチイナゴ、オンブバッタ、クロミャクチャタテ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ヤマトシリアゲ、ウコンエダシャク、ホシホウジャク、スジモンヒトリ、マイマイガ、マメキシタバ、シロシタバ、ノコギリクワガタ、マメコガネ、ヨツボシケシキスイ

クモ類 14種
シロカネイソウロウグモ、オナガグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ、コガタコガネグモ、カラスゴミグモ、オオトリノフンダマシ、コゲチャオニグモ、イオウイロハシリグモ、コクサグモ、ヤハズハエトリ、シラヒゲハエトリ、アオオビハエトリ

陸生貝類 3種
ヤマナメクジ、ヒタチマイマイ、ヒカリギセル


2015年9月6日日曜日

2015.09.06 月例観察会「クモ」

  今月の月例観察会のテーマは「クモ」。講師は、クモの研究家で、国立科学博物館ボランティアでもクモの解説や同定などを行っている水山栄子さん。
 曇り空。 雨の予報のせいか、参加者がすくなく、参加者7名。じっくり説明を伺うことができ、参加者には、贅沢な観察会になりました。

 駐車場を出発して、すぐにカラスハエトリを見つけました。
カラスハエトリ ♀
 下向きに止まっているクモが多い中で、このクモは、横向きに止まっていることが多いそうです。腹部が細長く尖って、不思議な姿です。

 鎌倉街道沿いの竹藪では、ジョロウグモ。
ジョロウグモ ♀・♂
  ジョロウグモの網は三重構造になっていて、前後のバリアーの網のうち、後の方には、ゴミやら獲物の残骸などがありました。本体の円網の張り方が、細やかで、五線譜のようでした。
 ジョロウグモの巣には、きれいな銀色のシロカネイソウロウグモがいたのですが、小さすぎて、ピントが合いません。


 ジョロウグモは、顔の辺りに網をはりますが、ナガコガネグモは、低いところに網を張っていました。
ナガコガネグモ ♀

 クサグモは、時期が遅くなってきていて、卵のうをつくるのか、もう、たな網を張っていませんでした。別のところで卵のうもみることができました。
クサグモ
クサグモの卵のう

 今日の目玉は、3種のトリノフンダマシの仲間です。
トリノフンダマシ
トリノフンダマシの卵のう
オオトリノフンダマシ
オオトリノフンダマシの卵のう
シロオビトリノフンダマシ
 それぞれ♀ががそばにいて、卵のうを守っていることが多いそうです。シロオビトリノフンダマシはオオトリノフンダマシの半分程度、卵のうはみつかりませんでした。
 ♂はそれぞれ、数ミリと小さいので見てみたいのですが、なかなか見つかりません。

 イオウイロハシリグモのまどい(団居)は結構みられ、これも、♀がそばで守っていました。
イオウイロハシリグモのまどい
(卵のうの形状が残っています。)
 最後は、ふれあい農園前の草地でもクモを見つけていると、もう12時でした。
by yamasanae


【観察したクモたち】 32種(不明2種含む) 
ジグモ(巣のみ)、ヒラタグモ、シロカネイソウロウグモ、オナガグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ(♂♀)、ヤサガタアシナガグモ、アシナガグモ、ナガコガネグモ、コガタコガネグモ、ギンメッキゴミグモ、カラスゴミグモ、ゴミグモ(♂♀)、トリノフンダマシ(卵のう)、オオトリノフンダマシ(卵のう)、シロオビトリノフンダマシ、ワキグロサツマノミダマシ、コゲチャオニグモ(♂♀)、ウヅキコモリグモ(幼体)、ハリゲコモリグモ、チビコモリグモ(卵のう)、キバラコモリグモ、イオウイロハシリグモ(卵のう)、ササグモ、クサグモ(卵のう)、コクサグモ、ネコハエトリ、マミジロハエトリ、ヤハズハエトリ(♂♀)、カラスハエトリ(♀)、フクログモ科sp.、ハエトリグモ科sp.(シラヒゲハエトリ?)