2019年3月30日土曜日

2019.03.30 土曜観察会

くもり 参加者6名

寒の戻りで肌寒いというよりも真冬のような寒さでした。参加者は冬の装備でした。

いくら寒いといっても、季節は確実に進んでいて宍塚の里山も木々の新芽が芽吹き、ヤマサクラやヒサカキ、ウグイスカグラなどの花が咲き始めています。

堤防のサクラもようやく開花です。

観察コースの道端には、アオイスミレ、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ノジスミレなどスミレが咲き誇っていました。これから少しの間各種スミレを楽しむことができるでしょう。
池で冬越しをしていたカモたちも旅立ちの時を迎えていて、急速に数が減っています。

宍塚大池は渡り鳥の中継地になっているので、当分カモも新しく翼を休めるために増減があるでしょう。

今日は渡りの途中のツバメの群れが池の水面でユスリカなどの虫を食べたり、水を飲んだりしていました。
ふれあい農園の奥にムラサキケマンの花が咲いていました。
寒かったので、蝶は飛ばず、期待していたビロウドツリアブを今週も見ることができませんでした。

【観察した野鳥】
キジ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、オオタカ、ノスリ、コゲラ、カケス、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ 33種+コジュケイ

2019年3月23日土曜日

2019.03.23 土曜観察会

くもり 参加者3名

雨模様の中での土曜観察会でした。それでも後半には少し青空も見ていました。

アカガエルのオタマジャクシは水田全面に広がって、順調に育っているようです。

池のカモは先週よりも少なくなっていて、コガモは渡りの移動でしょうか全く見られなくなりました。コガモは例年いちばん最後まで残るのですが、今年は違うようです。
頭上をノスリが旋回してくれました。ミサゴが池の上を飛んでから対岸の木の上にとまり姿をじっくり見せてくれました。
先週見逃したノジスミレが湿地の縁に咲いているのを見ることができました。
ヒメオドリコソウの群落が広がっていました。
民家の庭に色違いの赤いミツマタの花が咲いていました。

今年の冬は北の地方で雪が少なかったためでしょうか冬鳥の数が極端に少なく、アトリやマヒワなど毎年見ることのできる鳥も来ませんでした。

その代り、飼育されていたガビチョウが篭脱けで関東各地で広がっています。最近筑波山でも見つかっているようですが、宍塚大池でもガビチョウが侵入して来たようで、鳴き声が聞かれました。

【観察した野鳥】
キジ、オカヨシガモ、マガモ、ハシビロガモ、カイツブリ、キジバト、オオバン、ミサゴ、ノスリ、コゲラ、アカゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シメ、ホオジロ、アオジ 37種+コジュケイ、ガビチョウ

2019年3月16日土曜日

2019.03.16 土曜観察会

くもり 参加者18名

第3週目の土曜日は日本野鳥の会茨城県と共催の探鳥会を兼ねた土曜観察会でした。

谷津に向かう民家の庭のミツマタの黄色い花が咲いていました。
宍塚の里山は春が着実に進んでいました。アカガエルの卵は孵化してオタマジャクシになっていました。
 南向きの日だまりではスミレが咲き始めていました。これからいろいろな虫が姿を見せてくれるでしょう。
春の渡りが始まっているようで、池のカモは数を減らしていました。雑木林の小鳥も動きが活発になってきていました。

モズは繁殖を初めたようです。ハシボソガラスが枝を咥えて飛んでいきました。きっと林のどこかで巣作りをしているのでしょう。

【観察した野鳥】
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、トビ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 37種+コジュケイ



2019年3月10日日曜日

2019.03.09 土曜観察会

晴れ 参加者12名







一雨ごとに緑が濃くなっていきます。季節が早足で駆け抜けて行くようです。

梅の花がとても良い香りを放っています。タネツケバナ、ナズナ、オランダミミナグサ、コハコベなどの花が咲いています。この時期楽しみにしているのがニワトコの花。カリフラワーみたいなつぼみが少しずつ膨らんできました。スミレの仲間は開花が少し遅れているようです。アオイスミレがやっと咲き出しました。

   

アオイスミレ (Ymasanaeさん撮影)

日当たりの良い場所では、チョウの姿も増えてきました。成虫で越冬したキタテハが活発に動き出しています。アカタテハも木の幹に止まっていました。途中でチョウが沢山見られる場所を見つけました。つるぐみ農園の畑の一部がオオイヌノフグリやホトケノザのじゅうたんになっています。ここで静かに待っているとチョウが次々と訪れて来ます。農作業の邪魔にならないように観察してみてください。




上:キタテハ、下:アカタテハ (Ymasanaeさん撮影)

耳を澄ますとウグイスの「ホーホケキョ」が聞こえるようになりました。ハイタカがアクロバティックな曲芸飛行を見せてくれました。渡りの気分が高まっているのでしょうか。もうすぐハイタカと入れ替わるようにしてサシバがやって来ます。

ハイタカ(Yamasanaeさん撮影)

ニホンアカガエルの卵塊が増えてきました。今年はこれまであまり産んでいなかった場所でも卵塊が見られるようになりました。カエルの数が増えてくれるとうれしいですね。ニホンカナヘビも一匹顔を出しました。


花粉症のナチュラリストの皆さんにとってはつらい時期が来ましたね。私も十数年前にスギ・ヒノキ・セイタカアワダチソウ・ブタクサのアレルギーと診断されて薬を使っていました。いましたと過去形で書いたのは、今では花粉症をすっかり克服しているからです。どうやって克服したかは秘密。観察会でこっそり教えます。
by はいたか

【野鳥】オカヨシガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、アオジ 27種+大型ツグミ類sp. 

【昆虫】キタテハ、アカタテハ、アカボシゴマダラ(幼虫)、オオミドリシジミ(卵)、ナナホシテントウ、コガタルリハムシ、クロヤマアリ

【爬虫類・両生類】ニホンアカガエル(卵)、ニホンカナヘビ

【植物】ウメ、アオイスミレ、タネツケバナ、ホトケノザ、ナズナ、オオイヌノフグリ、オランダミミナグサ、コハコベ、ヒメオドリコソウ、ノボロギク、フキ、カントウタンポポ


2019年3月2日土曜日

2019.03.02 土曜観察会

晴れ 参加者 6名
 朝は、風が冷たく感じたのですが、終わり頃には、少し暑く感じるくらいでした。昼頃には、キタテハ、キタキチョウなど、越冬したチョウ、そして、早春に羽化するモンキチョウ飛んでいました。

 さて、相変わらず、鳥は少なめ、今日は鳥の声が分かる人がお休みだったので、聞き落としもあると思います。
 そんなことで、今日は虫と野草。目玉は、シロトゲエダシャク♂、カントウタンポポ。
  


【観察した野鳥】オカヨシガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、キジバト、アオサギ、オオバン、ノスリ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、アオジ 23種+コジュケイ、ソウシチョウ

【観察した野草】 オランダミミナグサ、コハコベ、カラスノエンドウ、ミツマタ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ハルジオン、フキ、ノボロギク、ノゲシ、カントウタンポポ 12種
  

【観察した虫たち】 キタキチョウ、モンキチョウ、オオミドリシジミ(卵)、キタテハ、アカボシゴマダラ(幼虫)、シロトゲエダシャク♂、コガタルリハムシ、ツヤアオカメムシ(成虫越冬)、ヒメカゲロウの類

【その他】 ニホンアカガエルの卵塊