2018年11月24日土曜日

2018.11.24 土曜観察会

くもり 参加者3名
陽も当たらなかったので寒かったのですが、寒さに負けずに観察会を実施しました。

今日はチョウを一匹も見ることができませんでした。他の虫も葉の裏や木の枝などに掴まってじっとしていました。

大池のカモはまだ入れ替わりがあるようで、先週と違いオカヨシガモとハシビロガモが増えていました。オオバンもめだっていました。
オカヨシガモは見た目は地味ですがよく見るとシックで素敵なかもです。オスは尻の部分が黒いので黒いパンツを履いているように見えます。メスはくちばしの両側にオレンジ色の帯があるので、他のカモのメスと区別できます。
今シーズン初のカシラダカの群れを見ることができました。名前だけ聞くと鷹のようですが、頭の部分の羽(冠羽といいます)をモヒカン刈りのように立てているので、頭が高く見えるので名前がついたようです。
冬に発生するガのクロスジフユエダシャクが一匹だけひらひらと雑木林の中を舞っていました。来週辺りから大量に発生するのでしょう。メスは飛べないようでフェロモンでオスを誘っているそうです。毎年メスを探しますが、見つかりません。
ムラサキシキブの紫色の実が目立っていました。小鳥たちの冬の大事な食料なので少し経つと無くなってしまうでしょう。
トビナナフシがコナラの幹にいました。冬に見るのは初めてです。

【観察した野鳥】
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、アカハラ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 30種+コジュケイ






2018年11月17日土曜日

2018.11.17 土曜観察会

晴れ 参加者15名
関東の冬らしい快晴で、暖冬のために気温が20度と小春日和で気持ちよく里山を歩くことができました。

第3週は日本野鳥の会と共催の探鳥会を兼ねた土曜観察会です。

11月15日の夜明けから狩猟期間が始まりました。カモは安全な場所がわかるようで、狩猟期間が始まると、禁猟区で数が増えてくる傾向があるのが興味深いところです。

暖冬でカモの数は少なめですが、池ではヨシガモ、ホシハジロなど9種類観察することができました。

雑木林の中でカラの混群を期待しましたが、残念なことに大きな群れに遭遇できませんでした。

途中小休止を取ったところで上空にカラスに追われたオオタカと帆翔するノスリを観察することができました。

【観察した野鳥】
オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、オオバン、トビ、オオタカ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キクイタダキ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ツグミ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ 37種+コジュケイ

2018年11月10日土曜日

2018.11.10 土曜観察会

曇りのち晴れ 参加者4名


今日の観察会は、日差しの暖かさ、雨の後の湿り気、獣臭い匂い、汗をかいた後の心地良い風、鳥の声、紅や黄の葉の色など体全部を使って自然を感じました。










立冬を過ぎ朝晩は冷え込む日が増えました。冷え込んだ日の午前中は、ちょっとした南斜面や日当たりのよい樹木がよい観察場所になります。チョウやトンボなどの昆虫が、体を温めるために利用するからです。      




ゼフィルスの森ではHoさんが大発見。フジの葉の上に不思議な生き物を見つけました。このトゲトゲした生き物は一体何でしょうか?  


答えはコミスジ(タテハチョウの仲間)の幼虫です。成虫は黒地に白の三本ラインで小三條。成虫を見るのは珍しくありませんが、幼虫にはなかなか会えません。初めて見た姿に一同やや興奮気味。なかなか立ち去ることができませんでした。

ムラサキシキブの葉裏では万歳したような不思議な虫を見つけました。グーグルに聞いても何の仲間なのか分かりません。分かる方いらしたら教えてください。


2018.11.14追記****
きたきつねさんとYamasanaeさんからの情報でカメムシ目ハネナガウンカ科の「ウスマエグロハネナガウンカ」と分かりました。腹部をよく見ると確かにカメムシ目のセミに似ています。私は、チョウやガの仲間の「鱗翅目」、ハエやアブの仲間の「双翅目」で探していたので見つからなかった訳です。未知の生物に出会った時は「何に似ているか」をじっくりと調べる事が大切です。この「ウスマエグロハネナガウンカ」はなかなか見られない昆虫のようです。****

里山には冬鳥が次々とやって来ています。冬鳥を観察するのにオススメの場所があります。実は土曜観察会の集合場所になっている第1駐車場が意外な事に穴場なのです。   


左のアパートと右の民家そして南正面のビニールハウスに囲まれた部分にヌルデ、セイタカアワダチソウ、ムクノキなどがあり、冬鳥の食餌場所になります。今日はシメ、ジョウビタキ、アオジを見ました。これからツグミやベニマシコ、カシラダカなどがやって来ます。(但し、カメラや望遠鏡などは人家へ向けないよう少しだけ気を配りましょう)


最後は里山で見つけた色んな木の実です。左上から時計回りにムラサキシキブ、ヌルデ、ガマズミ、イボタ、ヘクソカズラ、マユミ。マユミの実は鳥達に人気です。



里山の主役は昆虫から鳥達にバトンタッチ。秋から冬への移り変わりを五感を使って楽しみましょう。
by はいたか


【今日の野鳥】キジ、オカヨシガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、キジバト、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、シメ、ホオジロ、アオジ 26種+タカsp.+コジュケイ

(カルガモ、キセキレイ、オオタカ by yamasanaeさん)

【今日のチョウ】キタキチョウ、ウラギンシジミ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、コミスジ(幼虫)、キタテハ、ヒメアカタテハ、クロコノマチョウ 9種



2018年11月3日土曜日

2018.11.03 土曜観察会

良い天気
参加者 東京からきた親子を含めて9名

 大池のカモたちもだいぶ増えてきました。マガモが多いのは例年どおりですが、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ヒドリガモのほか、蓮の葉が茂るところでは、オオバンも目立ちます。空には、オオタカ。アオジの群れやシメらしき群れも入ってきていました。
  
 このほか、ジョウビタキもあちらこちらで見かけ、今年は多いのでしょうか。

 陽ざしに誘われて、チョウたちも多く見かけました。
    


【観察した野鳥】ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、アオサギ、オオバン、オオタカ、カワセミ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、アオジ 26種

【観察したチョウ】チャバネセセリ、イチモンジセセリ、ジャコウアゲハ(幼虫・ウマノスズクサ)、キタキチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、キタテハ、ルリタテハ、アカボシゴマダラ(幼虫・エノキ)、ゴマダラチョウ(幼虫・エノキ)、ヒメジャノメ、クロコノマチョウ 16種

【その他】アキアカネ、ナツアカネ、オオアオイトトンボ、ウスタビガ(繭)、キクセダカモクメ(幼虫・ユウガギク)、ジョロウグモ♂♀、シロカネイソウロウグモ、ヒタチマイマイ、ヨコヅナサシガメ、ハグロハバチ(幼虫・スイバ)、オオカマキリ、コカマキリ、ハラビロカマキリ
キクセダカモクメの幼虫(By Sa-kさん)