2024年8月31日土曜日

2024.08.31 土曜観察会

 雨のちくもり  参加者4名


雨模様なのでカッパを着た案山子が出迎えてくれました。暑さのせいで野鳥はとても静かで姿どころか鳴き声も静か過ぎでしたけれど、カエルやカタツムリは元気でした。


ヌルデの木にヌルデシロアブラムシの作る虫瘤のヌルデミミフシが沢山付いていました。ヌルデミミフシは五倍子といって皮にタンニンを多量に含んでいるので薬用や染色に使われます。林の道の端にはいろいろなキノコが顔を出していました。

【観察した野鳥】キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、クサシギ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ、セグロセキレイ 12種+ガビチョウ

2024年8月24日土曜日

2024.08.24 土曜観察会

 くもり  参加者4名 


相変わらず毎日のように熱中症アラートがでています。谷津田の入口で田んぼの学校の生徒が作った案山子がお出迎え。手の込んだ案山子が増えていました。シードバンクの水槽でオニバスの花が咲いていました。


林の道にはハイイロチョッキリが卵を生んで切り落とした葉がついたコナラの実が沢山落ちていました。道端の葉の上にシュレーゲルアオガエルがじっとしていました。


【観察した野鳥】カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、コチドリ、トビ、カワセミ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、ホオジロ 17種+ガビチョウ

2024年8月17日土曜日

2024.08.17 土曜観察会

 晴れ  参加者6名


大池がほぼ全面ヒシで覆い尽くされてしまいここ最近ではオオヤマトンボ、ウチワヤンマなどの大型のトンボが見られなくなっていたのですが、今年初めてウチワヤンマの生存を確認する事が出来ました。ギンヤンマも後期型の新成虫が見られる様になりましたし、チョウトンボの産卵シーンなどが見ることができて良かったです。水面がヒシで覆われていましたが、アオサギ、ダイザギ以外にも今日はカワセミの姿を確認する事ができました。それから、カイツブリの声を聴くことができて、定住していることが分かりました。

【観察した野鳥】キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、カワセミ、コゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ 19種+コジュケイ

文・写真 KUROさん

2024年8月10日土曜日

2024.08.10 土曜観察会

 晴れ  参加者10


立秋を過ぎているのになかなか涼しくなりません。気温が高いためか、全体に野鳥の動きはあまりありません。シードバンクの水槽にオニバスの葉が広がっていました。上空をトビと絡みながらサシバが上昇気流に乗って帆翔していました。サシバを見るのは久しぶりです。先週オオタカの食痕を見たと同じ場所で新しくサシバが食べられた跡がありました。隣にハシボソガラスもオオタカに食べられていました。


花の中に細かな毛が密集しているガガイモの花が咲いていました。ガガイモは生薬として止血、強壮、強精薬として使われるようです。実が洋服に着いて困ってしまうキンミズヒキの黄色い花が咲いていました。ナラ枯れで林の中に立ち枯れしたコナラ、クヌギが目立っています。


【観察した野鳥】
キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、トビ、サシバ、コゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、ムクドリ、スズメ、ホオジロ 17

2024年8月4日日曜日

2024.08.04 月例観察会「プランクトン」

8月4日(日) 月例観察会「プランクトン」  晴れ

参加者:子ども11名 大人14名

講師:茨城県霞ケ浦環境科学センター 池田昌幹さん 川西栄次さん


朝早くから4名の講師のスタッフさんが堤防でテント3台、テーブル6台、顕微鏡とタブレットは各テーブルに2台ずつ、合計12台と様々な用具のご準備を頂きました。

先ず、プランクトンの採取の体験です。

専用の採水バケツを池にいれ、ロープを引き上げて20ミクロンのプランクトンネットに入れ水が抜けるのを暫く待ちます。

池に落ちないよう配慮しながら全員が体験しました。


次は動物プランクトンのプレパラートの作り方です。

中央にくぼみのあるスライドガラスに霞ヶ浦から採取した水をスポイドで吸い上げ、スライドガラスに乗せます。

その上にカバーガラスをのせて出来上がりです。


次は顕微鏡の扱い方です。

スライドガラスの乗せ方、固定の仕方を教わり、顕微鏡の台を前後、左右に操作してレンズの真下に来るよう合わせライトを付けます。

最後にレンズの倍率を上下して鮮明な画像をタブレットに映し出します。小さな子どもも先生の説明を聞きながら上手に顕微鏡の操作を熱心に学んでいます。

動物プランクトンが鮮明に映し出され、「いた、いたと」と、歓声が上がります。

センターから配布されたプランクトンの写真と照らし合わせながら種名を決めていきます。

ケンミジンコ、フクロワムシ、オカメミジンコを確認しました。

今にも餌を飲み込もうとしているミジンコの姿をじっと観察しました。

透明なミジンコの体から触角、心臓、複眼等、資料を参考に確認しました。


次は皆で採取した大池のプランクトンのプレパラート作りです。

今度はくぼみの無いスライドガラスを使って作ります。

大池からはイカダモ、フクロワムシ等を観察しました。


霞ヶ浦には300種以上ものプランクトンが生息しおり、植物プランクトンは、水中の二酸化炭素と水を使って光合成をおこない酸素を作り、その生産量は植物全体の約半分とも言われ、多くの命を支えています。

一方、水の中の栄養分が多すぎると富栄養化して植物プランクトンが増えすぎて汚れの原因ともなります。

8月に入って霞ケ浦に注ぐ新川河口付近でアオコが大量に発生して、川一面が緑になっているとの事です。

気温や水質によって植物プランクトンが異常発生しているのは環境の影響を大きく受けているからとのことです。


今日は朝早くから会場準備、観察機器を沢山ご用意頂き、小さな生き物を大きく観察することができ充実した時間を過ごすことができました。心より感謝申し上げます。

文・写真:Tanoue                       

2024年8月3日土曜日

2024.08.03 土曜観察会

 晴れ  参加者 3名

大池の水面を覆ったヒシがジュンサイハムシの食害で枯れてしまいましたが、再びヒシの葉で覆われてしまい水面が見えなくなっていました。ツバメが巣立ちした若鳥を連れて、餌のとり方を教えていました。観察路の途中の道の上にオオタカの食痕があり、サシバとハシボソガラスが犠牲になったようです。帰りに蓮田に寄ってみるとレンコンの収穫跡に渡りの途中のクサシギが来ていました。アシ原のオオヨシキリはひなが巣立ったのかオスはさえずるのを止めてしまいました。

あまりの暑さにセミの声は弱いようですが、ツクツクボウシが鳴き始めました。大型のキリギリスの仲間のサトクダマキモドキの大きなメスを初めて見ることができました。ジョロウグモが目立ってきました。

【観察した野鳥】
キジバト、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ホトトギス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ 17種+コジュケイ