2023年12月3日日曜日

2023.12.02 土曜観察会

晴れ 参加者3名

 車のフロントグラスに霜が降りる寒い朝でしたが、いい天気。宍塚の木々は、さらに、葉を落したようで、小鳥たちも良く見えるようになってきました。

 スタート直後、モズの早贄は、ニホンカナヘビでした。(写真は失敗して、Sa-kさんの写真)



 里山までの道々、先週見たアカボシゴマダラの幼虫は、同じ場所に居ました。トウネズミモチの実は、食べ頃になってきました。ガの幼虫(マエジロマダラメイガの集合巣?)が作った巣が見えました。高いところにあるので、確認しないままになっています。

  

 11/4に見たヌルデノミミフシが枯れたものでしょうか。(2枚目は11/4の状態)
  

 ゲンベーヤマでは、先週は、少なかったクロスジフユエダシャクが、乱舞していました。

 イラガの繭やチョウセンカマキリの卵鞘も目立つようになりました。
  

 ビワの花、マンリョウの実など。黒くつやつやに光っていたヤブランの実の写真は失敗。
  

 このところ、毎回のように会えるホソミイトトンボ(越冬型、♂)。逆にホソミオツネントンボが見つかりません。暖地性のホソミイトトンボが北上してきたのは分かるとしても、ホソミオツネントンボの分布は、全国だったはずなので、不思議です。(写真は、きたきつねさん。)

 先週確認できなかったクヌギカメムシの類が、今日も、コナラで産卵行動をしていたので、思い切って捕まえて、気門を確認。気門が黒くなっている(写真をクリックして、大きくすると良く見えます)ので、クヌギカメムシと確認できました。
 

  卵塊もじっくり観察しました。ゼリー状の物質に覆われていて、この中で、白く毛みたいに見える呼吸管で呼吸を確保。さらに、3齢幼虫になるまで、このゼリー状物質を食べているそうです。(産総研:クヌギカメムシの共生細菌入り卵塊ゼリーの機能を解明参照)
 

 鳥たちは、カモたちは少なかったですが、それなり。アカゲラに会えました。里地の蓮田に、クサシギ、タゲリなどがいたそうです。
By yamasanae


観察した野鳥】・・きたきつねさんデータ
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、タゲリ、クサシギ、コゲラ、アカゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 34種+コジュケイ

【チョウ目】ヤマトシジミ、キタテハ、ゴマダラ・幼虫、アカボシゴマダラ・幼虫、クロスジフユエダシャク、イラガ・繭
【カマキリ目】チョウセンカマキリ・卵鞘、コカマキリ・卵鞘、オオカマキリ・卵鞘、【トンボ目】ナツアカネ、アキアカネ、ホソミイトトンボ、【カメムシ目】ヨコヅナサシガメ・幼虫、クヌギカメムシ(♀、卵塊)
【植物】トウネズミモチ・(実、マエジロマダラメイガの集合巣?)、モチノキ・実、ウメモドキ・実、マンリョウ・実、ヤブラン実、カラスウリ・実、ビワ、ヌルデノミミフシ=ゴバイシ(五倍子)?



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