2017年9月10日日曜日

2017.09.10 月例観察会「ハチ」

 講師は、茨城県自然博物館の久松正樹さん。県博で開催中の企画展「昆虫大研究プロジェクト」の責任者であり、この日も、午後から「ヒアリ講演会」が行われるそうで、少し、早めに帰らなければなりませんでしたが、時間一杯、汗をかきながら、ありがとうございました。
 今日も、参加者が一杯(集計中)。
 集合場所で、クズの花にきていたアオスジハナバチを見てスタート。途中のニラの白い花にきていたのは、ヒメハラナガツチバチ、アカガネコハナバチ。ハギの花にもシロスジカタコハナバチなどもきていました。とはいっても、小さくてなかなか見分けは難しいですね。モンスズメバチ?

 大池の土手のところに仕掛けたあった竹筒には、いろいろなハチが巣を作っていました。エントツドロバチは、巣の入り口が煙突(えんとつ)のようで面白かったです。
 


 巣を割ってみると、中には、幼虫。エサとなるガの幼虫が一杯の区画もありました。





  巣からどうやって出ていくのか?奥から先に生まれているので、壁を破って出るのも大変?どうやら、入り口付近には、早く成虫になる♂、奥のほうに遅く成虫になる♀が産み付けられているようで、うまくできているようです。


 これは、ムモントックリバチ。トックリのような巣の中から、まだ白いさなぎがでてきました。


 これは、オオフタモンドロバチの巣?だったかな。ガの幼虫のなかに少し黄色めですが、透きとおった幼虫がいました。


 これはヤノトガリハナバチトバリハキリバチの仲間?

 講師の久松さんからは、アオスジハナバチ、ハラナガツチバチ(昆虫の幼虫に寄生)、アカガネコハナバチ、シロスジカタコハナバチ(腹にも花粉をつける)、エントツドロバチ(巣も)、ムモントックリバチ(巣も)、ヤノトガリハナバチトガリハキリバチ、モンスズメバチ(巣)、オオフタオビドロバチ(巣も)、キイロスズメバチ、クロスズメバチ、フタスジスズバチの巣など色々教えてもらったのですが、全部はとても無理でした。
 久松さんからのメールで修正しましたが、結構あっていたかな?
 みんなは、どの位、記憶に残っているでしょう?
 By yamasanae

 なお、写真(日付入り)、記録については、Sa-kさんから提供してもらいました。

久松さんからメールがありました。
9月10日観察会で見ることができたハチ
ドロバチ科
 エントツドロバチ,エントツドロバチの巣(煙突が出ていた巣)、オオフタオビドロバチ,オオフタオビドロバチの巣(きれいな仕切りがあった巣)、フタスジスズバチ,フタスジスズバチの巣(葉っぱが入っていた巣)、ムモントックリバチ,ムモントックリバチの巣と中に入った蛹、もしかするとフカイオオドロバチの巣(入口の栓がでこぼこしていたもの)
スズメバチ科
 モンスズメバチ、キイロスズメバチ、クロスズメバチ、キボシアシナガバチの巣
ツチバチ科
 ヒメハラナガツチバチ
アナバチ科
 コクロアナバチの蛹、コクロアナバチの巣、アメリカジガバチの巣(?だったので,持ち帰らせて頂きました。おそらくアメリカジガバチでしょう。竹筒につくるのは見たことがないので,親になるまで飼育します)
コハナバチ科
 アオスジハナバチ、シロスジカタコハナバチ(だと思う。小さかったので・・・)、コハナバチの一種、アカガネコハナバチ
ハキリバチ科
 ヤノトガリハナバチ(観察会では,トガリハキリバチと答えたかもしれない)、ツツハナバチ属のハチの巣(丸い蛹と花粉,幼虫のうんこが入っていた巣。ツツハナバチかマメコバチだと思うが,巣だけでは分からない) 
 
 

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