2017年7月17日月曜日

2017.07.16 夜の観察会

 朝、雨が降りましたが、その後はいい天気。夕方5時から、ライトトラップやベイトトラップの準備。見て回ると、それなりに虫たちは出ていました。さて、本番は?
 写真は、ノコギリカミキリ、シロシタバ、イオウイロハシリグモ(スジボケ型)、アオバハゴロモ、カキバトモエ。




 
 18時半の集合では、去年より少な目。少しは案内が楽になるので、よかったです。それでも、最終46名。
 最初は、セミの羽化。たくさん羽化殻はついているのですが、ノコノコと動いていたり、羽化をはじめているものはなかなか見つかりません。目が慣れないせいでしょうね。
 最初にみつけたのは、アブラゼミの幼虫。木の上に登っていきます。どういうわけかニイニイゼミの幼虫は、あまり登りません。なぜアブラゼミの幼虫とわかるかというと、触角の第2節より第3節が長いのですが、微妙ですね。
 
 木の上には、ヤブキリがいて、セミの幼虫を狙っているようです。
 
 鎌倉街道沿いでは、夜咲く花、カラスウリの花を観察。レース模様がきれいです。
 
 発酵させた液を吹き付けたベイトトラップにきている、きれいな翅をもつシタバガの類、ミヤマカミキリ、カブトムシなどを観察。ゴキブリなども来ていますし、捕食者のカマドウマ、オオムカデ、ザトウムシなども目立ちます。写真はキシタバ。後翅ですが、前翅でかくれているので、シタバといわれています。シタバの黄色が覗いています。
 
キシタバ By きたきつねさん
カブトムシ By きたきつねさん
こくわがた By きたきつねさん
やまなめくじ By きたきつねさん
 真っ暗な道で、ライトを全部消して、陸生ホタルであるオバボタルやクロマドボタルの幼虫が光っているのを探しました。最初は、暗闇に目が慣れず、身動きができないのですが、しばらくすると、ぼやっと前の人が見えてきます。そのころになると、幼虫が見つかります。幼虫のエサは陸生の貝ですね。写真は無理です。
 大池のウシガエルが鳴くのや、池の中で目が光るのを見ながら、鎌倉街道へ。
 ライトトラップでは、青色のライト(ブラックライト)を使用して虫を寄せます。この頃のコンビニでは、LEDを使用しているので、虫が集まらないようになっているそうです(ミニ知識)。今年は、甲虫が多く集まっていました。(写真は失敗。撮った方募集します。)
ツノトンボ By きたきつねさん
  帰りながら、道々で、ニイニイゼミがのけぞって羽化をしているところ、殻から抜け出して、羽を伸ばしているところなど色々みることができました。
By きたきつねさん
By きたきつねさん
By きたきつねさん
 一方、セミの羽化中を狙って、カマドウマやオオムカデなどが捕食しているのも観察し、生存競争の厳しさを実感。
カマドウマの捕食 By きたきつねさん
 最後に、ネコの瞳が光っているのを追っていた子供たちが、コウモリが木にいるのを発見。さすがですね。アブラコウモリとしても小さいので子どもかな?

By Yamasanae
 
 途中、写真を撮っている余裕があまりなかったので、いい写真があったら、載せていただくか、メールに添付して送ってください。

7/18 きたきつねさん 写真を追加ありがとうございました。



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