2016年12月4日日曜日

2016.12.04 月例観察会「哺乳類」

12/4(日)晴れ 参加者10名ほど(集計中)

 今日の講師は、タヌキやアライグマを研究されてきて、特に長年タヌキに魅せられてタヌキクラブ代表を務めている佐伯緑さん。宍塚へは、特定外来生物であるアライグマの調査に見えたことがあるそうです。
 集合場所の駐車場で、タヌキ、アナグマ、アライグマ、イタチ、テンなどの毛皮を触ってみます。足や爪の様子も観察します。
 昼間の観察会で、実物を見ることは難しいのですが、足跡、食痕、糞、通り道などを見つけます。
 ふれあい農園付近で湿った土の上で猫や犬、タヌキの足跡を見つけます。クルミの木の周りでは、アカネズミがクルミの実をかじって穴を空けた実を探します。さすがに子どもたちは次々と見つけました。
 さらに、近くの草むらでは、ノウサギの糞も見つけました。


 小川沿いに大池の方に歩きながら、足跡を探します。
 田んぼ塾の田んぼに、点々と林の方に歩いて行ったタヌキの足跡が見つかりました。



 犬は、幅が広く、前足と後ろ足の跡が重なるそうですが、タヌキは少しずれるのだそうです。土が盛り上がっているのはモグラが通った後ですね。これも、哺乳類。残念ながら、イタチの足跡は見つかりませんでしたが、藪の上から道を横切って藪の下に降りていくタヌキ道を見たり、匂いを嗅いだり。
 最後は、一杯質問をしていました。はがきを書いてくれる子が何人もいて、五斗蒔が楽しみですね。

 結局、ネコの足跡、イヌの足跡、タヌキの足跡と通り道、アカネズミの食痕、カヤネズミの住んでいる葦原の様子、ノウサギの糞、モグラ通った跡を観察。このほか大池近くではノラネコに、家のそばではイヌにも出会いました。
By yamasanae
 

※アライグマについては、茨城県自然博物館研究報告第12号(2009年11月)「茨城県でのアライグマの生息動向と今後の管理課題について」山﨑晃司、佐伯緑、竹内正彦、及川ひろみ 参照
https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/pdf/publications/2/5/kenkyu12_light.pdf

※第2次茨城県アライグマ防除実施計画
http://www.pref.ibaraki.jp/seikatsukankyo/kansei/chojyuhogo/documents/araiguma-boujo-20160418p5.pdf

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