2025年1月25日土曜日

2025.01.25 土曜観察会

天気 曇り 参加者3名(きたきつね、Kuro、Naga)

 雨が降っていたのですが、集合場所に行ってみると参加者が来てくれていて、歩き始めて直ぐに雨が上がり青空が見えてきました。

 池のカモは数を減らしていて、先週見ることができたトモエガモはいなくなってしました。林の木々が葉を落として見通しが良くなっていますが、相変わらず小鳥類は少ない状態で、ツグミを見ることができません。今年の冬は関東各地でツグミが見られないということが話題になっています。久しぶりにカラの小さな混群に出会えて、エナガを見ることができました。下の蓮田では氷が融けてから畔で休んでいたタシギが集まってきて採餌を始めていました。

 ヤマコウバシの木は冬になって葉が枯れても、葉が落ちません。     

By きたきつねさん(五斗蒔から)

記録と写真

  • マガモ激減、コガモの大群。トモエガモは確認できず。
  • 蓮田にタシギ8羽。
【観察した野鳥】
オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、オオバン、タシギ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、エナガ、ムクドリ、シロハラ、スズメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 33種+コジュケイ、ガビチョウ
   
【昆虫】ナミアゲハ・蛹、ヨコヅナサシガメ・幼虫(集団越冬中)






2025年1月18日土曜日

2025.01.18 土曜観察会

晴れ 参加者7名(プログラム生1名含む)

 今季初のツグミ、ビンズイの姿を見ることができました。また、年末から姿を見せていなかったキセキレイにも会えました。今年は、本当にツグミが少ないですね。

  

 大池は、かなり凍っていましたが、前日17日の野鳥調査と変わらずで、トモエガモも残っていました。1/12の「野鳥観察会」で見たハヤニエのヌマガエルやゴミムシなども残っていました。上昇気流に乗って、オオタカ、ノスリ、トビが上空で、一同に会していました。

  

 先週はまだ酸っぱかったフユイチゴはだいぶ甘くなっていました。       

By yamasanae


記録と写真

・カモは600羽ほど

【観察した野鳥】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、タシギ、トビ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 43種+コジュケイ


         
 

【チョウ類】静止越冬中だったウラギンシジミは見当たらず、【ガ類】クワコ・繭、ウスタビガ・繭、【カメムシ】ヨコヅナサシガメ・越冬幼虫、


【植物】フユイチゴ・実、シロミノマンリョウほか各種の実

【その他】早贄・各種(ヌマガエル、ツチイナゴ、ミミズ、ゴミムシの類、ハナムグリの幼虫、オケラ)

   




2025年1月12日日曜日

2025.1.12 月例観察会「冬の野鳥」

月例観察会「冬の野鳥」  2025.1.12(日)

参加者:子ども9名 大人24名      

講師:筑波大学院 生物資源科学学位プログラム1年 並木大斗さん 舩橋美月さん


大勢の子どもや大人を対象に野鳥観察会の講師を務めるのは初めての体験でした。

まず初めに参加者に双眼鏡の使い方をレクチャーしました。

そのタイミングでちょうど良い距離にノスリやタシギ、ハヤブサが現れ、絶好の練習機会となりました。

「猛禽がいたぞ!」という声が上がるたび、「どこだどこだ」と参加者全員が興奮し、観察会の序盤から熱気に包まれました。

特に猛禽類が登場した瞬間は、私を含め多くの参加者が一気にテンションを上げる場面となりました。


次に、「ものさし鳥」をテーマに、スズメ、ヒヨドリ、シジュウカラ、カラスといった基準となる鳥の特徴を解説しました。

これらの鳥を観察することで、野鳥種の識別がよりスムーズにできるよう、体形、鳴き声、飛び方のポイントを共有しました。


その後はカモ類の観察を行いました。

カルガモ、マガモ、ホシハジロを中心に、なんと500羽以上のカモを観察することができました。

参加者からは「ふっくらとしたカモたちに癒された」という声が聞かれ、穏やかな時間が流れました。


さらに、剥製を使った解説を行い、ノスリ、フクロウ、カワセミ、シメ、オオバン、ハシビロガモの形態(嘴・趾・翼)の違いとその役割について説明しました。

例えば、カワセミの嘴の形状が新幹線のデザインに活用されている事例を紹介しながら、生態系から学ぶ「生物模倣」の価値についてお話しました。

これを通じて、自然保全の意義や生態系サービスの重要性についても考える機会となりました。




観察会では、モズの「早贄(はやにえ)」も注目ポイントの一つでした。

カエルやツチイナゴ、ミミズなど、さまざまな生き物が早贄として木々に吊るされている様子を観察しました。

これにより、宍塚の里山が多様なモズの餌を支える豊かな生態系を有していることを実感しました。

また、少人数での観察では見つけられなかった早贄も、大人数で探すことで次々と発見され、協力の力を実感する場面もありました。


今回の観察会には30人以上の参加者が集まりました。

これほどの大人数を対象に講師を務めるのは初めてで、「ちゃんと鳥を観察できるだろうか」「楽しんでいただけるだろうか」と不安もありました。

しかし、最終的には30種類以上の野鳥を観察し、多くの方から「楽しかった」「また参加したい」といった嬉しい感想をいただけました。

結果として、参加者の皆さんに満足していただける会となり、私自身にとっても大変貴重な経験となりました。

この観察会を通じて、自然と触れ合う喜びや大人数で共有する楽しさ、そして伝えることの難しさとやりがいを改めて学ぶことができました。

今後の活動にこの経験をしっかり活かしていきたいと思います。





【観察できた野鳥】

タシギ、スズメ、ムクドリ、キジバト、ダイサギ、ハヤブサ、クイナ、シメ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、アオジ、コゲラ、メジロ、マガモ、シジュウカラ、ヒドリガモ、ホシハジロ、オナガガモ、コガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、メジロガモ×ホシハジロの雑種?カルガモ、オカヨシガモ、オオバン、カケス、アカハラ、シロハラ、エナガ、ノスリ、アオサギ、トビ、全部で33種類でした。


文:里山体験プログラム生 舩橋美月
写真:Tanoue


2025/01/12 定例観察会「野鳥」・写真

 観察会開始前の大池(600羽ほどのカモ)と凍った水面に残る霰(あられ)

 ※5mm未満の氷のかたまりは霰(あられ)、5mm以上は、雹(ひょう)



タシギ
 
ノスリ
鉄塔の上の豆粒ほどのハヤブサ
カモたち(マガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ)

頭が赤く胸がぶどう色の個体は、交雑種

目を覚ました交雑種

早贄(ゴミムシの類)
早贄(ツチイナゴ)
早贄(ハナムグリの幼虫?)
早咲きの白梅

 最後に、オニグルミの枝の早贄は、ヌマガエルのようです。びっくりですね。
  
By Yamasanae


【野鳥】ハシビロガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、クイナ、オオバン、タシギ、アオサギ、ダイサギ、トビ、ノスリ、コゲラ、ハヤブサ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、スズメ、シメ、アオジ 32種+交雑種(ホシハジロ✕メジロガモ)・・講師のメモによる

【モズの早贄】ミミズ、オケラ、ゴミムシの類、ハナムグリ幼虫、ツチイナゴ、ヌマガエル
【植物】ウメ


集合写真
By Tanoさん



2025年1月11日土曜日

2025/01/11 土曜観察会

晴れ 参加者6名

 毎日早朝は氷点下の日が続いていて、池の一部は氷が張っていて、林の道も凍っていました。
 池のカモはマガモを中心に8種類、500羽を超える個体が見られました。ハイタカが飛んでいたので小鳥は姿を隠しているようでなかなか見づらい状態でした。梅林の奥にモズの古巣がありました。いつも通っているのに気が付きませんでした。
 実が沢山ついているフユイチゴがあったので一個食べてみましたが、まだ酸っぱい状態でした。

 下の蓮田にタシギとクサシギが採餌していました。

By  きたきつねさん(五斗蒔から)

記録と写真

【観察した野鳥】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タシギ、クサシギ、ハイタカ、コゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シメ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 34種+コジュケイ、ドバト、ガビチョウ

      

【チョウ】ナミアゲハ・蛹、ウラギンシジミ(静止越冬中・シラカシ)、【ガ】イラガ・繭、ウスタビガ・抜け繭、【カメムシ目】ヨコヅナサシガメ・幼虫、【バッタ目】ツチイナゴ、【ハチ目】ドロバチ類・巣

  

【植物】トウネズミモチの実はほとんどなくなっていた。その他、マンリョウ、ジャノヒゲなどのほか、フユイチゴ・実、ビワの花は終わり間近、オオイヌノフグリ、

【その他】モズの巣(Ooさん情報)、早贄(ミミズは残っていた)