2019年12月14日土曜日

2019.12.14 土曜観察会


今日の大池です。水鳥を10種類数えることができました。

エノキを見るとオジサン達は探さずにはいられません。落ち葉の裏にゴマダラチョウの幼虫がくっついています。以前見つけた時に目印を付けておいたのですが、違う葉に移動していました。


ゴマダラチョウ(幼虫)














もうひとつ探さずにはいられない昆虫がいます。それは冬尺蛾と呼ばれるガです。昆虫が激減する冬に発生します。オスは日当たりの良い雑木林をヒラヒラと飛びながらメスを探します。メスには翅がなく切り株の上などに登ってオスを待ちます。オスは沢山見つかりますが、メスはまだ見たことがありません。
冬尺蛾が飛ぶ雑木林

葉が落ちると見つけやすくなるのが大型ガの繭(マユ)です。ヤママユやウスタビガの繭を探して見ましょう。
ヤママユの繭
ウスタビガの繭(赤い矢印の位置)
上ばかり見ていたら足元の落ち葉の間にタチツボスミレが3つ咲いていました。ゼフィルスの森の近くです。探してみましょう。

タチツボスミレ

大池を南側から望む展望台からは燃えるような紅葉の景色に出会えます。ベニマシコやマヒワを期待していたのですがハイタカが現れて小鳥達が静かになってしまいました。
シメの木は葉が落ちて見やすくなりました。期待通りにシメが1羽止まりました。

シメの木











観察路を歩いていると「ヒッヒッ」というヒタキの声が聞こえて来ます。この時期のヒタキはジョウビタキとルリビタキの2種類がいます。ジョウビタキは明るい場所に、ルリビタキはやや薄暗い場所に出てきます。今年のルリビタキはなかなか姿が見られずサービスが悪いなどと言っていたら、栗林で縄張り争いをする2羽をしっかり観察できました。カタカナで書くと同じ「ヒッヒッ」ですが、私にはジョウビタキは少し嬉しそうに、ルリビタキはやや寂しそうに鳴いているように聞こえます。気のせいかな?

ルリビタキ(yamasanaeさん撮影)
今回は観察会終了後に撮影したおまけビデオをつけておきます。カモ達を撮影していたら突然オオタカの狩りが始まりました。



byはいたか


【今日の野鳥】
オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、キジバト、カワウ、オオバン、ハイタカ、ノスリ、コゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ 39種+コジュケイ(時間外オオタカ)

【チョウ・ガ】
ゴマダラチョウ(幼虫)、ウラギンシジミ、クロスジフユエダシャク、ヤママユ(繭)、ウスタビガ(繭)

【植物】

タチツボスミレ


ウスタビガの繭(ヤマカマス)の写真を貼付します。 By yamasanae




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