2025年7月6日日曜日

2025.7.06 月例観察会「粘菌」 

粘菌のふしぎにふれる 〜ネバネバ動いて、胞子を飛ばす。森の中の変身名人〜

7月6日、鎌倉街道脇の森で「粘菌」の観察会を行いました。

 子ども7人、大人8人、スタッフ11人が参加して、森の中で小さなふしぎをさがす楽しい時間となりました。

 今回は、ミュージアムパーク茨城県自然博物館で粘菌や植物の研究をされていた宮本卓也先生(阿見町立舟島小学校)を講師に迎えて、観察会を開催しました。観察の前には、宮本先生から粘菌のふしぎについてわかりやすくお話しいただき、エサを食べるようすや姿を変えていくようすをとらえた動画には、参加者一同、目を丸くして見入っていました。

 落ち葉や朽ちた木をよ〜く見てみると、そこには粘菌たちのすがたが!ヤリミダレホコリやムラサキホコリ、マメホコリなど、約13種類を見つけることができました。

 みんな夢中になって、「ここにいたよ!」「これもそうかな?!」と大さわぎ。見つけた粘菌は、虫めがねでじっくり観察したり、色や形を見くらべたりして、その不思議な姿を楽しみました。動画で見た姿と重ねながら観察することで、より深くその魅力を感じることができました。

 ふだんは気にとめない森の中にも、こんなにたくさんの命があることに気づく一日となりました。身近な自然のふしぎに出会える、そんな機会をこれからも大切にしていきたいと思います。


「見つけた粘菌」

ヤリミダレホコリ、ムラサキホコリのなかま、オオムラサキホコリ、マメホコリ、ススホコリ、ヒモホコリのなかま、サカズキホコリのなかま、エダナシツノホコリ、キウツボホコリ、シロウツボホコリ、ウツボホコリのなかま、タマモチモジホコリ ヘビヌカホコリ など

文:Tomo 写真:Tanoue



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