2024年10月13日(日) 月例観察会「魚」 晴れ
参加:子ども16名 大人18名
講師:元ミュージアムパーク茨城県自然博物館首席学芸員 増子勝男さん
里山での危険生物への対応、小川での網の使い方、川での魚とりの注意事項を増子先生からお話しいただいた後、自然農たんぼ塾に面したビオトープに移動しました。
夏は美しい花を咲かせた野生の蓮も役目を終え枯れ始めています。
水面ではハイイロゲンゴロウの姿、泥を巻き上げ移動する生き物の姿等が見られます。
先生の指導で網を手に持ってそっとビオトープに入り、生き物をすくって探します。
子供たちは長靴も洋服も泥だらけ、「ドジョウだ」、「トンボのヤゴだ」、「ガムシだと」、歓声をあげながら夢中で生き物を捕まえました。
生き物好きのけんと君はハイイロゲンゴロウの飛び立つ様子を観察したいと、手のひらに乗せて待ちました。
まもなくハイイロゲンゴロウは手のひらからさっと飛び立ち田んぼの上空を悠々と舞っていきました。子供の発想に感心した一瞬でした。
次の採集場所は池下です。
池からの水が落ちる場所は一部コンクリートと小石、土手は土、その上が草で覆われています。
ザリガニの仕掛けを先生が用意してくださり、暫く垂らしましたがさっぱりかかってこないので網を持ってジャブジャブ小川に入り採取しました。
だんだん網の使い方も上手になり、フナ類、ブルーギルの大小多数、カワニナ、ヒメタニシ、大きいドジョウ、ザリガニ、トンボの小さなヤゴ、ウシガエル幼生、吉武さんの応援もあり沢山の生き物が採集できました。
小型のフナ類が4匹もいたのは驚きでした。
最後は大池での魚釣り体験です。
夏には一面緑のヒシで覆われていた湖面は、枯れ始め、ヒシの間から水面が見えています。
会で準備した竿と仕掛けをそれぞれが持って魚釣りです。
今日は天気も良く魚たちの活動も活発な様子で次々大小のブルーギルを釣り上げました。
大きな水槽では足りずバケツにも入れるほどの量でした。
オオクチバス2匹は中学生が活躍してくれました。
皆で採集した生き物を並べて、先生からまとめのお話です。
一番個体数が多かったのはブルーギルで51匹でした。
名前の由来についてギルとはエラのこと、エラがブルーなのでその名がついた。繁殖力が強く在来生物に大きな影響を与える外来種、そのため、特定外来生物に指定され、釣ったものは移動が禁止され持ち帰ることができない。
オオクチバスも同じ。ただザリガニは条件付き特定外来生物となっており、持ち帰って飼うことはできるが野外に放すことができない、最後まで飼い続けなくてはならいことなど、魚の採集とその扱いについて指導いただきました。
昨年は水枯れで観察会そのものが中止、その前年は魚、ザリガニ共全くいませんでした。
今年は2年分を取り戻す程の量でした。
下見や釣り用具のご提供など、大変お世話になり、里山の生き物を手に取って観察する貴重な体験となりました。
お忙しい中、今年も里山に来ていただき有難うございました。
文・写真:Tanoue